「生理中もランニングしても大丈夫??」と疑問に思っている人も多いと思うので、生理中のランニングについて紹介させていただきます。また、生理中に走る効果や注意点なども一緒に紹介しています。
目次
生理中でも基本的に走っても大丈夫
「生理中は走っても大丈夫」という意見もあれば、「生理中はランニングは控えた方が良い」という意見もあります。そのため、生理中も普段通り走るべきか、走るのは控えておくべきか、悩んでいる人が多いみたいです。
基本的に生理中でも普段通り走っても大丈夫です。生理中でも特に体調に問題なく、元気であればランニングをしても問題ありません。むしろ、生理中や生理前に走ることで、良い効果もあるので、体調が良い場合は生理でも気にせずランニングをしてみましょう。
適度なランニングはプラスの効果がある!生理前や生理中に走るとことで得られる主な効果
1、生理中の生理痛の緩和
ランニングは、生理中の大きな悩みである生理痛の緩和に効果があります。生理痛の主な原因は生理中に分泌される、子宮収縮作用のあるホルモン”プロスタグランジン”の過度な分泌です。そしてもう一つは冷えです。生理中は骨盤周りの血液の巡りが悪くなりがちで、そこに冷えが加わることでさらに血液循環が悪くなり生理痛が酷くなってしまうのです。
そのため生理痛を緩和するためには、血液の巡りを良くすることが大切と言われます。特に骨盤周りの血液循環を良くすることで、生理痛を和らげる効果が期待出来ます。ランニングは下半身や骨盤周りの血液循環の改善に効果があるので、生理痛の緩和に効果が期待出来る運動の一つと言われています。
2、生理前のPMSの改善や生理中の心のリフレッシュ
生理前にイライラしたり、怒りっぽくなったり、憂鬱な気分になったり、泣きたくなったり、情緒不安定になったりといった症状が現れることをまとめて生理前症候群(PMS)と呼びます。このPMSは精神的な症状以外にも、乳房のハリや痛み、肌荒れ、疲れやすさ、眠気、頭痛といった身体的な症状も引き起こします。
軽い運動はこのPMSの改善にも効果があるのです。軽いジョギングは生理前のPMSの改善や生理中の心のリフレッシュにも効果があります。そのため、生理中でも走ることによって、精神面でプラスの効果を得ることが出来るのです。
生理中の長時間のランニングや激しいトレーニングは注意が必要!
生理中は貧血を起こしやすい
生理中は貧血を起こしやすいので、長時間走ったり、体に負荷のかかるような激しいトレーニングは注意が必要です。生理前や生理中は、女性の体の中で血液が子宮に多く集まるようになります。本来脳に行くはずの血液が子宮に集まることで、脳への供給量が減ります。それによって「たちくらみ」「めまい」「顔色が悪い」「頭痛」「吐き気」といった症状が見られるようになります。この生理中における一時的な貧血のことを”虚血性貧血”と言います。
また、経血の量が多いと”鉄欠乏性貧血”を引き起こす可能性があります。このように女性は生理中は虚血性貧血や鉄欠乏性貧血といったように、貧血に陥る可能性が高いので、大量に汗をかくような激しい運動は貧血を悪化させてしまう可能性があるので、注意が必要なんです。貧血が重度の場合は心臓にも大きな負担がかかるので、生理中に貧血の症状が見られる場合は経血の量が多い場合は激しい運動は控えておく方が良いです。
ホルモンバランスが乱れる可能性がある
生理中に激しい運動をすると女性ホルモンのバランスを乱してしまう可能性があります。本来、適度な運動はホルモンバランスを整えるのに効果がありますが、激しい運動は逆にホルモンバランスを乱してしまう原因にもなるのです。
女性ホルモンは生理後から排卵前に多く分泌される「エストロゲン」と、排卵後から生理までに多く分泌される「プロゲステロン」が絶妙なバランスで分泌されることで、体調を整える役割を果たしています。しかし、そのバランスが崩れてしまうと肌荒れやニキビ、生理不順、生理痛、不正出血といった不調が症状となって現れます。
生理中は軽いジョギングがおすすめ!長時間のランニングは出来るだけ控えておこう!
生理中は基本的に走っても大丈夫です。走ることで生理痛の緩和や精神的にプラスの効果が期待出来ます。ただ、激しい運動は生理中はマイナスの効果をもたらす場合もあるので、30分ぐらいの軽いジョギング程度に抑えておくのがおすすめです。長時間のランニングや激しいトレーニングはホルモンバランスを乱したり、生理中の貧血の症状を悪化させてしまう可能性があるので、出来るだけ控えておくようにしましょう。