ランニングの時間帯を徹底比較!朝vs夜、どっちが効果的!?

更新日:  著者:RUNNAL編集部

ランニングをするなら朝走るべきか、夜走るべき、多くの人が迷うところ。特に気になるのがダイエット効果。朝仕事前に走った方が良いのか、夜仕事終わりに走った方が良いのか。同じランニングをするなら、効率よく痩せたいため時間帯にもこだわりたいという人も多いはず。そこで、ダイエットを始め筋トレやマラソントレーニングには朝と夜どっちが良いのか紹介させて頂きます。それぞれ朝と夜を比較して勝者と敗者を決めています。もちろん、その理由もしっかり紹介しているので、是非参考にしてみてください。

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ダイエットで朝と夜を比較

勝者:朝

ダイエットのためにジョギング・ランニングをするなら、夜よりも朝の時間帯がおすすめ。その理由は、朝の方が脂肪を効率よく燃焼出来るためです。

ランニング中に脂肪を燃焼しダイエット効果が期待出来るのは、ランニング中のエネルギー源として血中の遊離脂肪酸や体内で蓄えられている体脂肪を利用出来るため。エネルギー源は、脂肪よりも糖質が優先的に使われますが、糖質が不足してくると脂肪を使う割合が多くなってきます。つまり、ダイエット目的で効率よく脂肪を燃焼したいなら、体内に糖質が少ない状態が理想的です。

夜20時に走る場合、昼間の昼食時間12時からの絶食時間は8時間。一方、朝6時に走る場合、前日の夕食時間20時からの絶食時間は10時間。朝と夜を比較した場合、朝の方が絶食時間が長く、夜に比べて体内の糖質が少ないため、朝は効率よく脂肪をエネルギーとして利用出来る。そのため、ダイエットで走るなら朝の時間帯が効果的です。

敗者:夜

朝の方が脂肪を燃焼しやすく、ダイエットに効果的なのは事実。ただ、夜は全くダイエットに向いていないという訳でもありません。夜走る場合でも、昼食と夕食の間に余計な間食を摂らず、夕食前に走ることで絶食時間を長くすることが出来ます。それによって体内の糖質を減らし、ランニング中に脂肪を効率よく燃焼出来るようになります。

朝走るのが難しいという人は、夜に走ってみましょう。その時のダイエットのコツは、夕食前に走ることです。

筋トレで朝と夜を比較

勝者:夜

筋肉を大きくするための無酸素運動として筋トレ、無駄な脂肪を燃焼するための有酸素運動としてランニングの二つを取り組む場合、時間帯は夜がおすすめ。

その理由は、「成長ホルモン」。夜の時間帯に筋トレ、ランニングをすると、就寝中に分泌される成長ホルモンの恩恵をすぐに受けることが出来るため、効率よく筋力をアップさせることが出来ます。さらに筋トレやランニングで傷ついた筋肉を素早く修復することが出来るので、夜がおすすめ。

また、夜の時間帯は朝に比べて時間を確保しやすいのも理由。朝はランニング後に仕事や授業を控えているため、トレーニングに打ち込む時間が限られています。後に用事を控えていない夜なら、もう存分トレーニングに打ち込むことが出来ます。

敗者:朝

筋力を効率よくアップさせるという意味では、夜がおすすめ。ただ、ダイエットのために筋トレとランニングを取り組む場合は、朝もおすすめです。朝は脂肪を燃焼しやすい時間帯。そのため、朝に取り組むことで効率よく体を絞ることが出来ます。

マラソントレーニングで朝と夜を比較

勝者:夜

マラソン大会に向けて走るなら、夜がおすすめ。その理由は、朝に比べて夜の方が質の高い練習が出来るためです。朝の時間帯は忙しく、マラソン定番のLSDトレーニングや距離走、ペース走といった時間のかかるトレーニング時間を確保することが難しい。さらに、朝は深部体温(体の中心の体温)が低く、レベルの高い運動をするのに不向き。

そのため、1時間以上の長い時間を確保出来、深部体温も高く運動に適した状態になっている夜の時間帯がおすすめです。朝と夜両方走るというランナーは、朝は予備練習、夜を本練習として取り組むと良いでしょう。

敗者:朝

質の高いマラソントレーニングをこなすという意味では、夜ランがおすすめ。ただ、朝ランもマラソンに効果的。特に、朝はマラソン後半のスタミナを鍛える練習として最適。朝は体内の糖質が少なく、マラソン後半と同じような状態です。マラソン後半は体内の筋グリコーゲンが枯渇し、エネルギーが不足している状態。それと似たような状態で、走ることが出来るため、マラソン後半のスタミナアップに効果があります。

朝ランのその他のメリット

前向きな気持ちで仕事に向える

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朝の清々しい空気の中、走ることで、気持ちがスッキリして、前向きな気持ちで仕事に向かうことが出来ます。朝早くから活動することで、充実感を感じることが出来、良い気持ちで一日を過ごせます。

夜グッスリと眠れる

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夜に走って適度な肉体的疲労感を得ることで、夜しっかり眠れるようになります。デスクワークの人は仕事で肉体的な疲労感を感じることは難しく、なかなか寝付けないという人も少なくありません。そのような場合には、夜にランニングを始めると、グッスリと眠れるようになることも珍しくありません。

夜ランのその他のメリット

ストレス解消

日中のストレスをすぐに解消出来るのが夜ランのメリットです。仕事での嫌な気持ちも、夜ランによってスッキリとさせることが出来ます。ストレスをすぐに解消させることが出来るため、翌日の仕事もまた頑張ろうという気持ちになれます。

ダイエット目的には朝ランがおすすめ

ランニングの目的がダイエットや肥満解消なら、朝がおすすめです。朝は体内に蓄積されている脂肪が走るエネルギー源として利用され、脂肪が効果的に燃焼される時間帯です。朝に走ることで、効率的にダイエットすることが出来ます。

ただ、夜ランがダイエットに全く効果が無いということではありません。夜のランニングも、夕食前に行うことで、効果的に脂肪を燃焼させることが出来ます。朝時間を取ることが難しい人は、夜ランでも十分です。

トレーニング目的には夜ランがおすすめ

トレーニングとしてランニングするなら、夜ランがおすすめです。忙しい朝の時間帯よりも、たくさんの時間を取ることが出来ますし、夜は運動に適した時間帯です。

夕方から夜は深部体温が高く、人間が運動する上で最も適した時間帯です。この時間帯の運動は高いパフォーマンスを発揮することが出来ます。また、夜のトレーニングは筋力アップにも向いているため、筋力アップやマラソン大会へのトレーニングとして走る場合は夜がオススメです。

基本的には長く続けられる時間帯で走るのが良い

ランニングをする際、朝走る朝ランが良いのか、夜走る夜ランが良いのかで迷う人も多いです。もちろん、それぞれ効果がやや違うため、迷う気持ちも当然です。

ただ、基本的には自分が長く続けられそうな時間帯に走るのが一番いいです。ダイエット目的にしても、筋力アップにしても、健康維持や体力作りにしても、自分が長く続けられる時間帯に走るのが、目標達成の一番の近道です。

ダイエットには朝ランの方が良い、トレーニングには夜ランの方が良いとは言っても、「朝起きるのがつらくて朝ランを続けるのは難しい」、「夜遅くまで仕事があり、夜はほとんど時間がない」というのでは意味がありません。長く続けられなければ何の効果も得られません。

そのため、朝起きるのが得意という人や夜は時間が無いという人は朝走る方が良いでしょう。夜は時間があるという人や朝が苦手という人は夜に走ると良いでしょう。

朝走るのか、夜走るのかは基本的に自分の性格やライフスタイルに一番合ったものを選ぶことをおすすめします。無理に自分の性格に合わない方、ライフスタイルに合わない方を選ぶ必要はありません。

RUNNAL編集部

RUNNAL編集部

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