ジョギングとランニングの違いは?痩せるのはどっち?

更新日:  著者:RUNNAL編集部

ジョギングとランニングには大きな違いが3つあります。それが、「速度」、「心拍数」、「効果」の3つです。一般的にジョギングはゆったり走るもの、一方のランニングは速く走る運動。走る速度・ペースに違いがあるため、走る時の心拍数や得られる効果に違いがあります。また、よりダイエットに効果的なのはゆったりと走るジョギング!逆にスポーツ向けの体力をつけるならランニングが効果的。

この記事では、ジョギングとランニングの3つの相違点と、ジョギングがよりダイエットに効果的な理由についても詳しく紹介させていただきます。

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ジョギングとランニングは基本的に同じ"走る運動"

出典:http://cordmagazine.com/feature/running-and-jogging-into-spring-summer/

ジョギングとランニングは基本的に同じもの。どちらも走る運動であることは違いはありません。ただ、走る時の速度・ペースによって、”ランニング(running)”と"ジョギング(jogging)"は別のものととらえられる場合が多いです。一般的には、ランニングはジョギングに比べて速く走る運動で、ジョギングはランニングに比べてゆっくり走る運動です。主に、マラソン大会といった競技を目的に走る運動はランニングと言われ、健康目的或いは運動のウォーミングアップやクールダウン目的に走る運動はジョギングと言われます。

ランニングとジョギングは目的と速度によってランニングとジョギングに分けることが出来ますが、基本的にランニングもジョギングもどちらも"ランニング"です。そのため、ランニングもジョギングもまとめてランニングと言われることが多いです。

ジョギングとランニングの3つの相違点

速度の違い

出典:http://www.livestrong.com/article/526358-normal-speed-for-jogging/

ランニングとジョギングの大きな違いは走る速度の違いです。ランニングは早く、ジョギングはゆっくり走るランニングです。具体的な数値にすると、ランニングは6.4km/h以上(国立健康・栄養研究所のMETs表参照)、ジョギングはそれ以下のスピードです。ペースに換算すると、ランニングは9分22秒/km以内、ジョギングはそれ以上です。

また、ランニングは5分/km以内、ジョギングは7分/km以上とする意見もあります。いずれにせよ早く走るのがランニングで、ゆっくりとしたペースで走るのがジョギングです。

ゆっくりと走るペースと早く走るペースというのは人によって異なります。7分/kmが早いと感じる人からすれば、それはランニングです。

しかし、そのペースがゆっくりと感じるなら、それはジョギングです。このように、速度は体力の違いによって早いと感じるか、ゆっくりと感じるか違います。そのため、一概に〇分/km以内がランニングで、〇分/km以上がジョギングとは判断できません。あくまでも目安にしか過ぎないのです。

心拍数の違い

出典:http://monotone.jp/archives/8645

ランニングかジョギングかを判断する場合、速度で判断するよりも心拍数で判断した方が正確です。30歳の人で最大心拍数が190(220-30)の場合、1分間あたりの心拍数が133(70%)以上であれば速度が速いランニングと判断出来ます。心拍数が133(70%)以下で走っていれば、それはジョギングと判断出来ます。

出典:https://www.polar.com/ja/about_polar/news/running02

持久力を向上させる有酸素運動の場合、心拍数は70~80%(133~152)が理想となります。この数値内で走っていればランニングです。この時、息は一定の早い呼吸になっています。ただ、激しく呼吸が荒れるほどではありません。

健康目的のために走る場合、心拍数は60~70%(114~133)が理想となります。この数値内で走っていればジョギングです。この時は、会話する余裕があり、心地よさを感じます。

もし、走っている時に会話する余裕がなく、息苦しさを感じるならそれはジョギングではなくランニングになっています。ジョギングをしたいなら、もっとペースを落とす必要があります。逆にランニングをしたい人が、会話が出来るようなペースになっている場合は、もっとペースを上げる必要があります。

効果の違い

ランニングは競技としての持久力を高める運動

ランニングはマラソン、長距離走といった競技として力を高める運動です。ランニングは心拍数で言うと最大心拍数に対し70%以上のゾーンです。有酸素運動能力を高め、マラソンを走る持久力を付けるのがランニングです。もちろん、もっと負荷を高くして心拍数のゾーンが高くなってしまうと、持久力を向上させる運動ではなく瞬発力をつける運動になってしまいます。有酸素運動によって持久力を身に着けるなら70~80%の間で走ることが大切です。

ジョギングは健康目的やダイエット目的のための運動

出典:https://www.tamelis.net/beauty/jogging-diet.html

ジョギングは健康増進ダイエットが期待出来る運動です。ランニングよりも負荷が軽い有酸素運動で、脂肪燃焼や基礎的な身体能力の向上に役立ちます。

肥満解消、痩せるためにランニングを始める人は多いですが、その際は早く走るランニングになってしまわないようにしましょう。最大心拍数に対し1分間あたりの心拍数が60~70%に留まるように走ることが大切です。体感として、会話が出来る余裕があるゆったりとしたペースです。

ダイエット目的で走るなら"ジョギング"がおすすめ

ダイエット目的で走るなら、ランニングよりもジョギングがおすすめ。ジョギングはランニングに比べて走るペースが遅く、運動負荷が軽い。速いペースで走るランニングに比べると、時間当たりの消費カロリーは少なくなりますが、ジョギングの方が脂肪の燃焼効率が上がります。ジョギングはゆったりと走るので、ランニングに比べて有酸素運動の割合が高く、酸素を利用して脂肪を効率良く燃焼出来る。

また、速いペースで走るランニングは負荷が高く、初心者にはつらいもの。一方、ゆったりと走るジョギングなら初心者でも無理なく続けやすい。運動で痩せるためには、継続しやすいことも大切。ジョギングは脂肪の燃焼効率が高く、継続もしやすい運動のため、ダイエットに最適。ダイエットのために、ランニングとジョギングで迷っているなら、ジョギングがおすすめです。

RUNNAL編集部

RUNNAL編集部

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