日々の健康管理用にスマートウォッチを購入予定なら、手元で手軽に体温(或いは皮膚温)を測れる体温測定機能付きスマートウォッチを選んでみるのがオススメ。手元の簡単な操作のみで検温出来る、或いは体温変動を自動的にトラッキングしてくれるスマートウォッチがあれば、毎日の体調チェックがしやすくなり、さらに妊活中の女性は妊娠しやすい時期の把握にも役立てることが出来ます。
今回の記事では、AppleやFitbit、Galaxy、HUAWEIなどの人気メーカーから体温測定機能(或いは皮膚温測定機能)を備えたオススメのスマートウォッチを厳選し紹介しています。さらに、有名ブランドの高い機種だけではなく、体温測定機能を備えながらも1万円以下で買えるコスパ最強レベルの機種も複数紹介しています。毎日の健康管理用や月経周期の把握用に体温測定機能を搭載したスマートウォッチが欲しいという人は是非参考にしてみてください。
目次
体温測定機能付きスマートウォッチとは
体温測定機能付きスマートウォッチとは、手元の操作のみで手軽に体温(或いは皮膚温)を測れるスマートウォッチのことです。
体温測定機能は、心拍数測定や睡眠モニタリング、血中酸素濃度測定、心電図計測、血圧測定などに続き近年注目されているヘルスケア機能です。特にコロナ禍において、スマートウォッチでいつでもどこでも体温(或いは皮膚温)をチェック出来るというのが大きなメリットとなっており、ヘルスケア機能を重視してスマートウォッチを選ぶ人に大変人気の機能となっています。現状、体温測定機能は最新のヘルスケア機能であるため、有名メーカーのスマートウォッチではハイエンド機種のみに搭載される上位機能となっています。
体温測定機能付きスマートウォッチを活用するメリット
①いつでもどこでも手元を見るだけで体温をチェック出来る
体温測定機能搭載スマートウォッチの最大のメリットは、いつでもどこでも手元の操作のみで手軽に体温(或いは皮膚温)を測れる点です。さらに、常時計測タイプなら、手動での計測の必要もなく、体温変動(或いは皮膚温変動)を専用アプリ上からすぐに確認出来ます。
②体調の変化にいち早く気づける
体温は健康のバロメーターであり、毎日の検温が風邪の前兆や病気など異常の早期発見に役立つと言われています。そのため、体温測定機能付きスマートウォッチを活用すれば、毎日の体調変化にいちやく気づけ、健康管理に多いに役立てることが出来ます。
③女性の健康状態の把握や妊活に役立てられる
女性は場合は、自身のカラダの状態を把握したり、妊娠しやすい次期(或いは妊娠しにくい次期)を知るのに役立ちます。女性のカラダは、月経が始まると体温が低くなる約14日間の低温期を迎え、排卵直後には体温が高くなる約14日間の高温期を迎えるといった一定のサイクルを繰り返しています。そのため、日々の体温チェックを欠かさないことで月経周期の把握や、次の排卵日はいつかの予測がしやすくなるのです。
スマートウォッチの体温測定の精度はどのぐらい?普通の体温計の変わりとして活用出来る?
体温測定機能付きスマートウォッチは、手首に着けるだけで手軽に体温(或いは皮膚温)を測れるのは大変便利なのですが、その体温測定の精度は実際のところ信憑性があるのかどうなのか気になるところ。さらに、体温測定の定番アイテムである体温計の代わりとして使えるのかも気になるところ。
まず言ってしまえば、どのスマートウォッチも体温計の代わりとして活用出来るものではありません。体温計は医療機器に該当し、その品質や安全性を確保するために厳しい基準が設けられています。現状、その品質や安全性をクリアし医療機器としての認証を得た正真正銘の体温計を備えたスマートウォッチは販売されていません。あくまでもどれも体温計風の機能であり、医療用としての利用ではなく、日常生活での健康管理用として搭載されて機能です。そのため、完全なる体温計の変わりとしては使用出来ません。
体温測定機能付きスマートウォッチは大きく2種類ある
①皮膚温測定タイプ
現在、体温測定機能付きスマートウォッチには、「皮膚温測定タイプ」と「体温推定タイプ(自称体温計タイプ)」の2種類あります。Apple(アップル)やGalaxy(ギャラクシー)、HUAWEI(ファーウェイ)、Fitbit(フィットビット)などの有名スマートウォッチメーカーがそれぞれのハイエンドモデルに上位機種限定機能として搭載しているのは、皮膚温測定機能となります。
皮膚温測定機能とは、定番の体温計で測定する深部体温(いわゆる一般的な体温のこと)とは違い、手首の表面の皮膚温度を測る機能のことです。体の表面の温度である皮膚温は外環境の影響を受けやすく深部体温よりも低くなり、一般的な体温とは別物ですが、各メーカーが独自開発した専用の皮膚温センサーを搭載しての計測であるため、計測精度は格安メーカーの自称体温計アプリと比べて高めです。
また、一般的な体温ではないものの、基準値(ベースライン)から見た皮膚温の変動をチェック出来るため、体調の変化の把握や女性の月経周期の予測などに役立てることが出来ます。
②体温推定タイプ
もう一つの体温推定タイプは、皮膚温測定タイプとは違い皮膚温(体の表面の温度)ではなく、体温計で測る深部体温と同様の一般的な体温が測れるというものです。
ただし、現時点ではスマートウォッチで手首から体温を正確に測る技術は開発されていないため、あくまでも”なんちゃって体温”のようなものとなります。現状の体温測定機能は、スマートウォッチ定番の心拍センサーから脈拍や血流変化などのデータを取り、独自のアルゴリズムに基づいてそのデータから体温を推定するという仕組みとなります。そのため、体温測定機能で表示される体温はかなり信憑性の低いものとなります。
実際、大手メーカーは全て体温測定機能ではなく、より精度の高い皮膚温測定機能を搭載しています。現在、一般的な体温を測定出来る体温アプリを搭載しているのは、Amazonや楽天市場を中心に多く存在する無名メーカーの格安モデルのみとなります。当然、それらの機種の体温の測定精度はあまり期待出来ないため、購入を検討する場合はその点を理解しておく必要があります。
体温測定機能付きスマートウォッチのオススメ
Apple Watch Series 8
iPhoneユーザーで、体温測定機能(皮膚温測定機能)搭載スマートウォッチが欲しいという人には、iPhoneとの相性抜群でさらにヘルスケア機能がトップレベルに充実したApple Watchシリーズの人気上位モデルである「Apple Watch Series 8」がオススメです。
Apple Watch Series 8の最大の特徴は、独自開発の精度の高い皮膚温センサーを搭載し、就寝時の手首の皮膚温の変動を自動計測出来るところ。自分自身の基準値と比較し、皮膚温がどのぐらい上昇したのか、或いは下降したのかわかるため、毎日の体調の把握に役立てることが出来ます。さらに、皮膚温センサーで得たデータは、女性の定番のヘルスケア機能である周期記録機能にも活用され、過去の排卵日の精度の高い推定に役立てられます。そのため、より精度の高い月経周期の把握や妊娠しやすい時期(或いは妊娠しにくい安全日)を知りたい女性にもオススメ。
また、Apple Watchは日本で唯一使える心電図(医療機器としての認証取得済み)を搭載しているのも魅力です。さらに、バックグラウンド計測対応の血中酸素濃度トラッキングや、各睡眠ステージの長さも分かる睡眠モニタリングも搭載するなど、iPhoneユーザーの健康管理用スマートウォッチとして非常にオススメです。
Fitbit Sense 2
Androidスマホ(Android OS)でもiPhone(iOS)でも使える健康関連機能が充実した体温測定機能(皮膚温測定機能)付きスマートウォッチを選ぶなら、ヘルスケアウェアラブルデザインとして人気の高いメーカーであるFitbit(フィットビット)の最上位機種である「Fitbit Sense 2」がオススメ。
Fitbit Sense 2の最大の特徴は、皮膚温の変動の測定やストレスレベルの計測に優れたFitbit最先端の健康管理スマートウォッチである点です。まず、皮膚温測定機能では、Fitbit独自の睡眠時皮膚温センサーが就寝時の皮膚温をトラッキングし、自身の基準値と比較しての変動幅を教えてくれる仕組みとなっています。基準値からの大きな乖離があった場合には体調の変化をいち早く走ることが出来ます。また、cEDA(継続的皮膚電気活動)センサーを搭載し、精度の高いストレスレベルの計測が出来るのも大きな魅力です。ストレスレベルは24時間自動追跡され、ストレスを感じた場面では通知が届き、その時の感情を記録したり、ストレスを鎮めるための対処を取ることが可能となっています。
さらに、日本国内で定番の電子マネーであるSuicaが利用出来るため、Apple Watch以外でSuicaが使えるスマートウォッチを探しているという人にもオススメです。
HUAWEI WATCH GT 3 PRO
体温測定機能(皮膚温測定機能)があり、機能性で見た目にも高級感があるラグジュアリーなスマートウォッチを選びたいという人には、機能性やデザイン製に定評のあるHUAWEI(ファーウェイ)のハイエンドモデルである「HUAWEI WATCH GT 3 PRO」がオススメ。
HUAWEI WATCH GT 3 PROの最大の特徴は、手首の皮膚温がリアルタイムに分かることと、圧倒的な高級感漂うデザイン性です。HUAWEI独自の体表温度測定機能では、夜間の就寝時だけではなく日中の活動時でも常時自動で皮膚温が測定出来ます。さらに、手動での測定にも対応し、リアルタイムにまさに今の皮膚温が確認出来るのが大きな特徴となっています。さらに、デザイン面では、定番のアルミニウムケースではなく、より上品で美しいチタニウムケースを採用しているため、見た目の高級感は数あるスマートウォッチの中でもトップレベルとなっています。そのため、カッコいい腕時計を着けたいというビジネスマンにも非常にオススメです。
また、HUAWEI WATCH GT 3 PROは14日間の長時間バッテリーを搭載し、10分間の充電で約25%(数日分)充電出来るのも大きな魅力です。さらに、その他のヘルスケア機能やワークアウトモードも充実し、AndroidスマホとiPhone両方に対応しているため、Apple Watchよりもバッテリー持ちが良く、高級感ある丸型のスマートウォッチを探している人にもオススメ。
Galaxy Watch5
Androidスマホ用に、体温測定機能(皮膚温測定機能)を備えた高機能なスマートウォッチが欲しいという人には、Galaxy(ギャラクシー)の最新モデルである「Galaxy Watch5」がオススメ。
Galaxy Watch5の最大の特徴は、皮膚温測定はもちろん、体組成測定や血圧測定、心電図計測など、他社スマートウォッチの先を行く機能を多数搭載している点です。まず、Galaxy Watch5は赤外線技術を活用し精度の高い計測を可能とする体温センサーを搭載しています。現状ではこの体温センサーがどのように活用されるのか確立されておらず、実際には体温測定機能(皮膚温測定機能)は使えないのですが、今後のソフトウェアアップデートにて他社の皮膚温測定を凌ぐ革新的な機能となる可能性が高いです。さらに、手元の操作のみで骨格筋や体脂肪量、体脂肪、BMI、体内の水分量などの体組成測定が出来るのも大きな魅力です。おまけに、日本ではまだ利用出来ないものの、心電図機能や血圧測定機能も搭載しています。
また、Galaxy Watch5はAndroidユーザーには唯一となる時計単体でデータ通信・音声通話が出来るLTEモデルが用意されているのも大きな特徴です。AndroidスマホでもApple Watchのセルラーモデルのように時計単体で電話やメール、音楽のストリーミング再生等を利用したい人にもオススメです。
G-TiDE R1
最先端の体温測定機能搭載のカッコいいデザインのスマートウォッチを1万円以下で買うなら、G-TiDEの「スマートウォッチ R1」がオススメ。
G-TiDEの最新スマートウォッチであるR1の最大の特徴は、1万円以下の安いモデルながらもファッション性に優れ、さらに機能面も高性能である点です。まず、手動の体温測定機能を搭載しているため、手元で手軽に体温を測ることが出来ます。さらに、ヘルスケア機能で人気の高い心拍数測定や血中酸素濃度測定、睡眠計測、女性の生理管理機能も搭載されています。スポーツモードも20種類搭載されており、健康管理用にもワークアウト用にも最適です。
また、デザインもカッコよく、普通にオシャレ時計としても活用出来るのも魅力です。ウォッチフェイスは200種類以上と豊富であるため、さまざまな文字盤を楽しむことが出来ます。
itDEAL N10
体温測定機能搭載のコスパ最強スマートウォッチを求める人には、楽天市場でのスマートウォッチ本体部門にて人気NO.1である「itDEAL Watch N10」がオススメ。
itDEAL Watch N10の最大の特徴は、約6,000円で買える格安スマートウォッチとは思えないぐらいに高性能であり、間違いなくコスパ最強スマートウォッチである点です。まず、体温測定機能が搭載されており、手元で手軽に体温を測ることが出来ます。さらに、24時間リアルタイム測定に対応した心拍数モニタリングや、浅い眠りと深い眠りを区別して睡眠時間や睡眠の質をチェックできる睡眠モニタリング機能も搭載されています。おまけに多種類の運動モードも搭載されていて、健康管理用にも運動用にも最適なウォッチとなっています。
さらに、スピードと高性能マイク内蔵でBluetooth通話にも対応し、時計本体に音楽を保存しオフライン再生出来る音楽プレイヤー機能も搭載し、最大14日間のロングバッテリーを備えるなど、本当にコスパ最強のスマートウォッチとなっています。
Tiomio スマートウォッチ
おしゃれで可愛いデザインの体温測定機能付きスマートウォッチを選びたいという女性には、「Tiomio スマートウォッチ」がオススメ。
Tiomioの最新スマートウォッチの最大の特徴は、オシャレでスタイリッシュなデザイン性と高い機能性です。まず、機能面では現在の体温がリアルタイムに分かる手動計測対応の体温アプリが搭載されています。さらに、ヘルスケア機能として需要の高い心拍数測定や血中酸素濃度測定、睡眠計測に加え、まだ人気メーカーのハイエンドモデルにもほとんど搭載されていない血圧測定機能も搭載されています。健康管理用スマートウォッチとして機能性は抜群です。さらに、デザインもApple Watch風のオシャレなスクエアデザインで、ビジネスにもプライベートにもスマートに着用出来ます。
体調管理のためにスマートウォッチでの体温チェックを始めてみよう
体温測定機能(皮膚温測定機能)搭載スマートウォッチがあれば、毎日手軽に体温(或いは皮膚温)の数値やその変動をチェック出来ます。体温はその日の体調のバロメーターであるため、手元で体温や皮膚温を測れるスマートウォッチがあれば、毎日の体調管理(健康管理)、さらに女性の場合には月経周期の把握や妊活等に役立てることが出来ます。
体温測定機能や皮膚温測定機能は、Apple WatchやFitbit、HUAWEIなどのメーカーの機種に搭載されているため、是非それらの中から自分好みのスマートウォッチを見つけ、その機能を日々の体調管理(健康管理)用として便利に活用してみましょう。