Garmin(ガーミン)のランニングGPSウォッチシリーズの2024年最新モデルであり最新エントリーモデルであるForerunner 165の登場により、その上位モデルであり売れ筋NO.1モデルであるForerunner 265との違いが気になるところです。今回の記事では、Garminのランニングウォッチを初めて購入する人や、Garminの古いモデルからの乗り換えを検討している人向けに、Forerunner 165とForerunner 265を、基本機能・健康管理機能・ランニング機能・サイクリング機能・スイム機能・ジム機能の全6項目で徹底比較し、その違いを紹介しています。そして、最後には、今選ぶなら、165と265のどっちがおすすめかを紹介しています。新規購入の人も、旧機種の45・55・245・255からの買い替えを検討している人も是非参考にしてみてください。
目次
- ガーミンの2024年の人気ランニングGPSウォッチである「Forerunner 165」と「Forerunner 265」
- Forerunner 165と265の基本機能を比較
- Forerunner 165と265の健康管理機能を比較
- Forerunner 165と265のランニング機能を比較
- Forerunner 165と265のアウトドア機能を比較
- Forerunner 165と265のサイクリング機能を比較
- Forerunner 165と265のスイム機能を比較
- Forerunner 165と265のジム機能を比較
- Forerunner 165と265の主な違いのまとめ
- Forerunner 165と265、今選ぶならどっちがおすすめ??
- ランニングやマラソンシーンでGarminの人気GPSウォッチであるForerunner 165や265を活用してみよう!
ガーミンの2024年の人気ランニングGPSウォッチである「Forerunner 165」と「Forerunner 265」
Garmin(ガーミン)のランナー向けGPSウォッチであるForerunnerシリーズには、たくさん種類がありますが、その中でもランニング初心者からマラソン上級者に至るまで多くのランナーに高い人気を誇るのが、2024年最新エントリーモデルである「Forerunner 165」と2023年発売のミドルレンジモデルである「Forerunner 265」の2機種です。どちらもGarmin製らしい高精度なGPS測位による距離計測やペース表示が可能で、先進のトレーニング機能やヘルスケア機能、スマート機能を搭載し、ランニングウォッチとしてはもちろん、スマートウォッチとしても使い勝手の良いモデルとなっています。GarminのGPSウォッチの中では比較的価格抑えめで、2024年の今選ぶなら165と265のどちらかを選んでおけば間違いありません。
Forerunner 165
Garmin Forerunner 165は、2024年2月29日発売のGarminの初心者向けのランニングGPSウォッチです。Forerunner 165は、GarminのエントリーモデルであるForeAthlete 55の後継機として登場した2024年最新エントリーモデルであり、Forerunnerシリーズの中で価格が安くコストパフォーマンスに優れるのが大きな特徴です。また、Forerunner 165は、明るくて色鮮やかなAMOLEDディスプレイやタッチ操作可能なタッチスクリーンを採用し、音楽再生機能や電子マネー機能、ランニングダイナミクス、ランニングパワーに対応するなど、55よりも大幅に進化し、低価格でありながらも従来のミドルレンジモデルに匹敵するほどの機能性を備えているのも特徴的です。
Forerunner 165
Forerunner 165 Music(音楽再生対応モデル)
Forerunner 265
Garmin Forerunner 265は、2023年3月2日発売のGarminのミドルクラスのランニングGPSウォッチです。エントリークラスであるForerunner 165の一つ上のクラスのGPSウォッチとなります。Forerunner 265は、Garminのランナー向けGPSウォッチ“Forerunnerシリーズ”の売れ筋モデルである200番台の2024年現時点での最新モデルです。トレーニングレディネスやトレーニング負荷など、10万円近くするハイエンドモデル並みの専門性の高いランニング・トレーニング機能を多数搭載しながらも、抑えめの価格で買えるのが魅力的で、サブ4やサブ3を目指すマラソン中・上級者にも人気のモデルです。
Forerunner 265
Forerunner 265S(コンパクトモデル)
Forerunner 165と265の基本機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
発売日 | 2024年2月29日 | 2023年3月2日 |
価格 | 39,800円 | 62,800円 |
サイズ | 43x43x11.6mm | 46.1x46.1x12.9mm |
重量 | 39g | 47g |
ベゼル | FRP | FRP |
バンド | シリコン | シリコン |
ディスプレイ | AMOLED | AMOLED |
ディスプレイサイズ | 1.2インチ | 1.3インチ |
画面解像度 | 390x390 | 416x416 |
カラー表示 | ◯ | ◯ |
タッチスクリーン | ◯ | ◯ |
防水 | 5ATM | 5ATM |
バッテリー (スマートウォッチモード) | 11日間 | 13日間 |
バッテリー (GPSモード) | 19時間 | 20時間 |
バッテリー (マルチGNNマルチバンドモード) | - | 14時間 |
内蔵メモリ | 4GB | 8GB |
各種センサー | 気圧高度計/コンパス/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング | 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング |
GPS | GPS/GLONASS/みちびき/Galileo | GPS/GLONASS/みちびき/Galileo |
GNSSマルチバンド | - | ◯ |
時計 | ◯ | ◯ |
日の出/日没時刻 | ◯ | ◯ |
アラーム/タイマー/ストップウォッチ | ◯ | ◯ |
通知 | ◯ | ◯ |
メッセージ返信 | ◯ (Andoroidのみ) | ◯ (Andoroidのみ) |
通話 | - | - |
カレンダー | ◯ | ◯ |
天気情報 | ◯ | ◯ |
音楽保存&再生 | ◯ (450曲) ※Musicモデルのみ | ◯ (500曲) |
スマホ探索 | ◯ | ◯ |
Garmin Pay | ◯ | ◯ |
Suica | ◯ | ◯ |
まず、始めにForerunner 165とForerunner 265の基本機能の比較です。基本機能に関しては、主に、高精細AMOLEDディスプレイを採用し画面が明るくて綺麗、タッチ操作と物理ボタン操作の両方に対応し普段使いもしやすい、音楽プレーヤー機能を搭載しスマホなしでも音楽が聴ける、Garmin PayとSuicaに対応しキャッシュレス決済が出来る、といった点では165と265で共通です。
165と265の基本機能における大きな違いは、「価格」、「ディスプレイサイズ」、「バッテリー持ち」、「マルチGNSSマルチバンドへの対応」の4点です。
基本機能の違い①価格
- 165:39,800円
- 165 Music:44,800円
- 265:62,800円
- 265S:60,800円
Forerunner 165とForerunner 265の基本機能における大きな違いとなるのが、価格です。エントリーモデルの165が39,800円に対し、ミドルレンジモデルである265は62,800円と、23,800円の価格差があります。また、音楽再生対応モデルである165 Musicでも、265より18,000円安く買えます。2024年登場の最新エントリーモデルである165シリーズは、2023年発売の265シリーズにも匹敵するほどの機能性を備えて大幅アップデートしているため、コスパで考えると165シリーズが圧倒的です。
基本機能の違い②ディスプレイサイズ
Forerunner 165とForerunner 265の基本機能における大きな違いの二つ目は、ディスプレイサイズです。165がディスプレイサイズ1.2インチで画面解像度390x390に対しい、265がディスプレイサイズ1.3インチで画面解像度416x416となっています。265の方がディスプレイサイズが大きく、画面解像度も高いため、165よりも高い視認性を誇ります。特に走りながらでも瞬時に画面データを確認出来るのが大きな魅力です。ただし、165の方がコンパクトサイズであるため、手首が細い男性や華奢な女性の手元にも似合いやすいという側面もあります。
基本機能の違い③バッテリー持ち
Forerunner 165とForerunner 265の基本機能の大きな違いの三つ目は、バッテリー持ちです。165がスマートウォッチモードで最大11日間、GPSモードで最大19時間に対し、265がスマートウォッチモードで最大13日間、GPSモードで最大20時間となっています。どちらも普段使いに十分過ぎるバッテリー持ちで、フルマラソンやウルトラマラソンの制限時間ギリギリのゴールでも最後まで持ち堪えられる長時間バッテリーとなっています。ただし、265の方が165よりもバッテリー持ちが良いため、少しでもバッテリー持ちが良い方を選びたいなら256です。
基本機能の違い④GNSSマルチバンドへの対応
Forerunner 165とForerunner 265の基本機能の大きな違いの四つ目は、マルチGNSSマルチバンドへの対応です。165は、GPS・GLONASS・Galileo・みちびきの全システムの信号を受信するマルチGNSSに対応しているものの、全システムの信号と2周波数帯の信号(L1信号・L5信号)を受信するマルチGNSSマルチバンドには非対応です。265は最新のマルチGNSSマルチバンド技術に対応しているため、165と比較しより精度の高いGPS計測が可能です。特に遮蔽物が多いビル街や山間部を走る場面で、マルチGNSSマルチバンド対応によるGPS測位の精確性を実感出来るはずです。初心者ランナーなら165で十分ですが、都市部を走る中級者以上のランナーや、たまにはトレランを楽しむというランナーは265を選んでおくと良いです。
基本機能の違い⑤内蔵メモリ
Forerunner 165とForerunner 265の基本機能の大きな違いの最後五つ目は、内蔵メモリです。165は4GBに対し、265は8GBと2倍です。そのため、ワークアウト履歴や楽曲データなどは265の方が多く保存出来ます。基本的には165の内蔵メモリ4GBで十分ですが、月間走行距離の多いランナーや、年間のマラソン大会への出場回数が多いランナー、ランニング以外にも様々なアクティビティを楽しむ人、音楽をたくさん保存したい人は265を選んでおくと安心です。
Forerunner 165と265の健康管理機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
歩数 | ◯ | ◯ |
Moveバー | ◯ | ◯ |
消費カロリー | ◯ | ◯ |
上昇階数 | ◯ | ◯ |
移動距離 | ◯ | ◯ |
週間運動量 | ◯ | ◯ |
心拍数 | ◯ | ◯ |
安静時心拍数 | ◯ | ◯ |
異常心拍アラート | ◯ | ◯ |
呼吸数 | ◯ | ◯ |
血中酸素 | ◯ | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ |
睡眠スコアと洞察 | ◯ | ◯ |
ストレスレベル | ◯ | ◯ |
リラックスリマインダー | ◯ | ◯ |
リラックスタイマー | ◯ | ◯ |
Body Battery | ◯ | ◯ |
フィットネス年齢 | ◯ | ◯ |
水分補給トラッキング | ◯ | ◯ |
女性のための健康トラッキング | ◯ | ◯ |
ヘルススナップショット | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 165とForerunner 265の健康管理機能(ヘルスケア機能)の比較です。GarminのForerunnerシリーズはランナー向けGPSウォッチですが、通常のスマートウォッチ並みに健康管理機能が充実しているのも特徴です。そのため、165と265で健康管理機能にどのような違いがあるのか気になるところですが、165と265で搭載されている健康管理機能は同じで、違いはありません。
【165と265の健康管理機能の主な共通点】
- 血中酸素:血液中に取り込まれた酸素のレベルを測定
- 睡眠モニタリング:自動で睡眠時間と睡眠レベル、睡眠中の動きを記録
- 睡眠スコアと洞察:睡眠の質を数値化し、睡眠の質を高めるアドバイスを提供
- ストレスレベル:現在のストレスレベルを数値化
- Body Battery:Garmin独自機能で、カラダのエネルギー残量を数値化
- フィットネス年齢:実際の年齢と比較した場合の体の年齢の推定値
- ヘルススナップショット:2分間のセッションを記録して、主要なヘルスデータが一つの画面で確認出来る
Garminのスマートウォッチの中では特に、上記の血中酸素、睡眠モニタリング、睡眠スコアと洞察、ストレスレベル、Body Battery、フィットネス年齢、ヘルススナップショットあたりが人気のヘルスケア機能です。上記の機能はいずれも165と265で使えます。165と265ともにヘルスケア機能が充実しているため、健康管理デバイスとしても便利に活用出来ます。
Forerunner 165と265のランニング機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
アクティビティ | ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/トレッドミル/屋内トラックラン/バーチャルラン | ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/トレッドミル/屋内トラックラン/バーチャルラン |
距離・時間・ペース計測 | ◯ | ◯ |
自動ラップ | ◯ | ◯ |
自動ポーズ | ◯ | ◯ |
ラン/ウォーク/静止時間検出 | ◯ | ◯ |
インターバルトレーニング | ◯ | ◯ |
心拍ゾーン | ◯ | ◯ |
HRアラート | ◯ | ◯ |
リカバリータイム | ◯ | ◯ |
モーニングレポート | ◯ | ◯ |
レースウィジェット | ◯ | ◯ |
HRVステータス | ◯ | ◯ |
トレーニングレディネス | - | ◯ |
VO2MAX(ラン) | ◯ | ◯ |
VO2MAX(トレイルラン) | ◯ | ◯ |
トレーニングステータス | - | ◯ |
トレーニング負荷 | - | ◯ |
トレーニング負荷バランス | - | ◯ |
トレーニング効果(有酸素) | ◯ | ◯ |
トレーニング効果(無酸素) | ◯ | ◯ |
トレーニング効果ラベル | ◯ | ◯ |
おすすめワークアウト | ◯ | ◯ |
ランニングダイナミクス | ◯ | ◯ |
ランニングパワー | ◯ | ◯ |
乳酸閾値 | - | 要互換アクセサリ |
PacePro | ◯ | ◯ |
レース予想タイム | ◯ | ◯ |
コース・天候別レース予想タイム | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 165とForerunner 265のランニング機能の比較です。従来のForerunnerシリーズのエントリーモデルのランニング機能は基本的な機能のみの搭載だったのですが、2024年最新エントリーモデルであるForerunner 165ではより専門性の高い機能も多数搭載され、ミドルクラスのForerunner 265との差が大幅に縮小されています。
【165と265のランニング機能の主な共通点】
- 距離・時間・ペース計測:走りながらリアルタイムに走行距離・走行時間・走行ペースを表示
- 自動ラップ:1kmごとのラップタイムを自動計測
- 自動ポーズ:信号で立ち止まった際に計測を自動的に一時停止&走り出したら自動的に計測再開
- VO2MAX:持久計スポーツの重要指標である最大酸素摂取量を測定
- リカバリータイム:次のトレーニングまでの休息の目安を表示
- 予想タイム:5km/10km/ハーフ/フルマラソンの完走予想タイムを表示
- ランニングダイナミクス:ランニングフォームに関するデータを計測
- ランニングパワー:ランニング時に地面にかかるパワーを計測
- トレーニング効果:トレーニングがもたらす有酸素運動と無酸素運動への影響を計測
- モーニングレポート:起床時に昨夜の睡眠、今日のおすすめワークアウト、週間運動量などを表示
- レースウィジェット:設定したマラソン大会や目標タイムに対して、トレーニングのヒントや現在の予測タイムを表示
- HRVステータス:睡眠中の心拍変動を解析し、起床時にその日の全体的な健康状態を提供する
GarminのForerunnerシリーズでは、GPSによる距離・時間・ペース計測や自動ラップ、自動ポーズ、VO2MAX、リカバリータイム、予想タイムなどが定番のランニング機能です。さらに、より専門性の高い機能として、ランニングダイナミクスやランニングパワー、トレーニング効果などが人気です。これらは、Forerunner 165とForerunner 265で共通です。さらに、2023年に新登場したモーニングレポートとレースウィジェット、HRVステータスも、165で搭載され、165と265の共通機能となっています。
ただし、エントリーモデルである165とミドルクラスである265のランニング機能には当然に違いがあります。165と265のランニング機能の主な違いは、「トレーニングレディネス」、「トレーニングステータス」、「トレーニング負荷&負荷バランス」、「乳酸閾値」の4点です。
ランニング機能の違い①トレーニングレディネス
Forerunner 165とForerunner 265のランニング機能の大きな違いの一つ目は、トレーニングレディネスです。165には非搭載で、265に搭載されているトレーニングレディネスとは、トレーニングの準備がどの程度出来ているのかを1〜100までのスコアと、悪い〜最適までの5段階のメッセージで表示してくれる機能のことです。トレーニングレディネスは昨晩の睡眠スコアやリカバリータイム、HRVステータス、短期的負荷、過去3日間の睡眠履歴、過去3日間のストレス履歴などを基に算出されます。このトレーニングレディネスは、今日はトレーニングに励むべきか、やめておくべきか、または速いペースで走れるベストコンディションなのかゆったりペースで走った方が良いのか考えるのにとても役立つ機能です。
ランニング機能の違い②トレーニングステータス
Forerunner 165とForerunner 265のランニング機能の大きな違いの二つ目は、トレーニングステータスです。165には非搭載で、265に搭載されているトレーニングステータスとは、現在のコンディショニングやトレーニング状況の把握に役立つ機能のことです。具体的に、トレーニングステータスの画面では、フィットネスレベルとパフォーマンスが良い方向に推移していることを示す「プロダクティブ」や、トレーニング負荷が高過ぎるためフィットネスレベルの向上に逆効果を示す「オーバーリーチ」など7種類のステータスが表示されるようになっています。
ランニング機能の違い③トレーニング負荷&負荷バランス
Forerunner 165とForerunner 265のランニング機能の大きな違いの三つ目は、トレーニング負荷とトレーニング負荷バランスです。165には非搭載で、265に搭載されているトレーニング負荷(短期的負荷)は過去7日間のトレーニング全体の負荷を数値化したもので、トレーニング負荷バランスは過去4習慣の低強度有酸素・高強度有酸素・無酸素の負荷のバランスを可視化したものです。これらをチェックすることで、目標へ向けてより適正な負荷と負荷バランスでトレーニングに打ち込めるようになります。
ランニング機能の違い④乳酸閾値
Forerunner 165とForerunner 265のランニング機能の大きな違いの最後の四つ目は、乳酸閾値です。165には非搭載で、265に搭載されている乳酸閾値は、乳酸が血液中に蓄積し始める運動強度を測れる機能のことです。いわゆるLTを測れるため、LT値付近で走ることで乳酸の処理能力を高められる閾値走(LT値走)をより正確に、効果的に実践出来るようになります。ただし、乳酸閾値を活用するには、別売りの胸部ベルト式心拍計が必要となります。
Forerunner 165と265のアウトドア機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
アクティビティ | ハイキング/テニス/ピックルボール/パデル | ハイキング/スキー/スノーボード/XCスキー/SUP/ローイング |
2地点間ナビゲーション | ◯ | ◯ |
コースナビゲーション | ◯ | ◯ |
スタート地点に戻る | ◯ | ◯ |
トラックバック | ◯ | ◯ |
コースポイント表示 | - | ◯ |
高度グラフ | ◯ | ◯ |
目的地までの距離 | ◯ | ◯ |
気圧変動インジケーター | - | ◯ |
トレイルランオートクライム | - | ◯ |
昇降速度 | - | ◯ |
総上昇/下降量 | ◯ | ◯ |
休息タイマー | ◯ | ◯ |
日の出/日の入り,月の満ち欠け | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 165とForerunner 265のアウトドア機能の比較です。165と265ともにハイキングやトレイルランに対応していますが、265の方がトレイルランオートクライムと昇降速度に対応し、よりアウトドア向け、トレイルラン向けのGPSウォッチとなっています。トレイルランをする予定なら、165よりも265を選んでおくのがおすすめです。
アウトドア機能の違い①トレイルランオートクライム
Forerunner 165とForerunner 265のアウトドア機能の大きな違いの一つ目は、トレイルランオートクライム(自動クライム)です。トレイルランオートクライムとは、アクティビティ中の高度の上昇を検出したら、自動的に平坦時表示画面から登坂時表示画面へと切り替わる機能です。つまり、総上昇量や高度、昇降速度、平均上昇量などの高度関係のデータを自動的に表示出来るということです。トレランをするなら、この自動クライム機能があると便利です。
アウトドア機能の違い②昇降速度
Forerunner 165とForerunner 265のアウトドア機能の大きな違いの二つ目は、昇降速度です。昇降速度とは垂直移動の速度のこと、いわゆる登ったり降りたりする速さのことです。この昇降速度も、トレランなどの山アクティビティには欲しい機能です。
Forerunner 165と265のサイクリング機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
アクティビティ | バイク/屋内バイク | バイク/マウンテンバイク/屋内バイク/eバイク/eマウンテンバイク |
アラート | ◯ | ◯ |
コース | ◯ | ◯ |
バイクラップ | - | ◯ |
レース | - | ◯ |
パワーカーブと% FTP ワークアウト | - | ◯ |
Vector,Rallyとの互換性 | - | ◯ |
パワー計互換性 | - | ◯ |
Variaレーダーとの互換性 | ◯ | ◯ |
Variaライトとの互換性 | ◯ | ◯ |
スピードケイデンスセンサーサポート | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 165とForerunner 265のサイクリング機能の比較です。サイクリング機能に関しては、165よりも265の方が充実しており、265はマウンテンバイクやeバイク、eマウンテンバイクにも対応しています。さらに、265はバイクラップやレース、パワーカーブと%FTPワークアウトにも対応し、ガーミン製ペダル型パワーメーターであるVectorやRallyとの互換性もあります。
Forerunner 165と265のスイム機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
アクティビティ | プールスイム/屋外スイム | プールスイム/屋外スイム |
プールスイム計測 | ◯ | ◯ |
屋外スイム計測 | ◯ | ◯ |
泳法の識別 | ◯ | ◯ |
ドリル記録 | ◯ | ◯ |
休息タイマー | ◯ | ◯ |
休息リピートオン | ◯ | ◯ |
自動休息 | ◯ | ◯ |
距離/タイムアラート | ◯ | ◯ |
ペースアラート | - | ◯ |
カウントダウンスタート | ◯ | ◯ |
プールスイムワークアウト | - | ◯ |
クリティカルスイムスピード | - | ◯ |
水中用光学式心拍計 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 165とForerunner 265のスイム機能の比較です。スイム機能に関しては、165と265ともにプールスイムにも屋外スイムにも対応し、スイム計測や泳法の識別、ドリル記録、休息タイマー、距離/タイムアラート、水中用光学式心拍計にも対応し、機能性はほぼほぼ同じです。ただし、265はペースアラートやプールスイムワークアウト、クリティカルスイムスピードテストに対応しているなどの若干の違いがあります。多くの人には、165のスイム機能で十分です。
Forerunner 165と265のジム機能を比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
アクティビティ | 筋トレ/HIIT/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/フロアクライム/ピラティス/ヨガ/ブレスワーク | 筋トレ/HIIT/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/フロアクライム/屋内ローイング/ピラティス/ヨガ/ブレスワーク |
筋トレ | ◯ | ◯ |
HIITワークアウト | ◯ | ◯ |
ピラティスワークアウト | ◯ | ◯ |
ヨガワークアウト | ◯ | ◯ |
ワークアウト動画を画面に表示 | - | ◯ |
鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスを画面に表示 | - | ◯ |
回数カウント | ◯ | ◯ |
最後に、Forerunner 165とForerunner 265のジム機能の比較です。165と265ともに、筋トレやHIIT、カーディオ、Xトレーナー、ピラティス、ヨガなどのジムでの主なアクティビティに対応しています。また、筋トレ中の回数を計測してくれる回数カウントも搭載しています。165と265のジム機能における主な違いは、ワークアウト動画への対応と、鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスへの対応の2点です。
ジム機能の違い①ワークアウト動画への対応
Forerunner 165とForerunner 265のジム機能の大きな違いの一つ目は、ワークアウト動画への対応です。265では、手元のディスプレイ上に12種類の動画ワークアウトを表示し、それに従ってワークアウトを実践出来ます。さらに、Garmin Connectアプリから他のワークアウト動画を追加することも出来ます。
ジム機能の違い②鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスへの対応
Forerunner 165とForerunner 265のジム機能の大きな違いの二つ目は、鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスへの対応です。265では、現在のトレーニングで鍛えられる筋肉の部位を手元で確認することが出来ます。
Forerunner 165と265の主な違いのまとめ
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
価格 | 39,800円 (44,800円) | 62,800円 |
ディスプレイサイズ | 1.2インチ (390x390) | 1.3インチ (416x416) |
バッテリー(スマートウォッチモード) | 11日間 | 13日間 |
バッテリー(GPSモード) | 19時間 | 20時間 |
内蔵メモリ | 4GB | 8GB |
GNSSマルチバンド | - | ◯ |
トレーニングレディネス | - | ◯ |
トレーニングステータス | - | ◯ |
トレーニング負荷&負荷バランス | - | ◯ |
乳酸閾値 | - | ◯ |
トレイルランオートクライム | - | ◯ |
昇降速度 | - | ◯ |
ワークアウト動画 | - | ◯ |
鍛える筋肉の部分を示すグラフィックス | - | ◯ |
Forerunner 165と265、今選ぶならどっちがおすすめ??
Garminのランナー向けGPSウォッチであるForerunnerシリーズのエントリーモデル「Forerunner 165」とミドルレンジモデル「Forerunner 265」を、「基本機能」と「健康管理機能」、「ランニング機能」、「サイクリング機能」、「スイム機能」、「ジム機能」の全6項目で比較してきました。結局のところ、2024年現在の今、選ぶなら165と265のどっちがおすすめか気になるところです。基本的には、多くの人には2024年最新モデルであり、最高にコスパの高いモデルとなっている、Forerunner 165がおすすめです。また、より専門性の高いランニング機能を活用し、マラソン大会でのサブ4やサブ3へ向かって頑張りたいという中・上級者レベルのランナーなら、Forerunner 265を選んでみるのがおすすめです。
ランニング・マラソン初心者には、Forerunner 165がおすすめ
【Forerunner 165はこんな人におすすめ】
- GarminのGPSウォッチを初めて買う人
- 安くて機能性にも優れたランニングウォッチが欲しい人
- ランニング初心者やマラソン初挑戦の人
まず、Forerunner 165とForerunner 265のどちらにしようか迷っている多くの人に、2024年発売の最新モデルであるForerunner 165を強くおすすめします。その理由は、Forerunnerシリーズのエントリーモデルでありながらも、Forerunner 265とそこまで大きな差はなく、コストパフォーマンスに非常に優れているからです。AMOLEDディスプレイを採用し、タッチ操作に対応し、Suicaを含む電子マネーによるキャッシュレス決済に対応し、専門性の高いランニング・トレーニング機能も多数搭載され、ランニング初心者〜フルマラソン挑戦者まで多くの人はForerunner 165で十分に満足出来るはずです。
また、Forerunner 165 Musicなら音楽プレーヤー機能を搭載し、スマホなしで時計単体で音楽を聴くことも出来ます。エントリーモデルでありながらも、Amazon MusicやLINE MUSIC、Spotify、AWAなどの音楽配信サービスに対応しているのも非常に魅力的です。音楽を聴きながら走りたいなら、165 Musicがコスパ最強です。
Forerunner 165
Forerunner 165 Music(音楽再生対応モデル)
中・上級者には、Forerunner 265がおすすめ
【Forerunner 265はこんな人におすすめ】
- ランニング・マラソン中・上級者
- フルマラソンでサブ4・サブ3を目指す人
- トレイルランニングをする人
- バイクやスイムなど様々なアクティビティを楽しむ人
より高い機能性を求めるランニング中・上級者には、Forerunner 265がおすすめです。Forerunner 265は、マルチGNSSマルチバンド技術に対応し、165よりも高い精度でのGPS計測が可能となっており、どんなところでも信頼性の高い計測結果を得ることが出来ます。特に、都市部や山間部を走るなら、マルチGNSSマルチバンド対応の265が安心です。また、165にはない、トレーニングレディネスやトレーニングステータス、トレーニング負荷&負荷バランス、乳酸閾値テストにも対応し、フルマラソンでの悲願のサブ4・サブ3.5・サブ3達成へ心強い味方となるはずです。さらに、ディスプレイサイズが1.3インチと大きく視認性が高いのもポイントです。
また、Forerunner 265には機能性そのままにサイズだけ小さくしたコンパクトモデルのForerunner 265Sもあります。手首が細い男性や、華奢な女性は265Sを選んでみるのがおすすめです。
Forerunner 265
Forerunner 265S(コンパクトモデル)
ランニングやマラソンシーンでGarminの人気GPSウォッチであるForerunner 165や265を活用してみよう!
ランニングに挑戦したり、マラソン大会へ出場してみるなら、Garmin(ガーミン)のランニングGPSウォッチを活用してみるのがおすすめです。GarminのGPSウォッチがあれば、走りながら手元でリアルタイムに走行距離や走行ペースを表示出来ます。 さらに、心拍ゾーンやVO2MAX、リカバリータイム、予想タイムなどの便利機能が活用出来ます。ヘルスケア機能も充実し、日々の健康管理デバイスとしても重宝するはずです。
2024年の今、GarminのランニングGPSウォッチを選ぶなら、特にForerunner 165とForerunner 265がおすすめです。特に初心者には安い165がおすすめで、より専門性の高い機能を希望する中・上級者には265がおすすめです。是非、自分にとってベストな方を選び、日々のランニングシーンや、マラソン大会本番での目標タイム達成にGarminのGPSウォッチを活用してみましょう。