ダイエットや健康のためにランニングをしたり、陸上競技の中長距離種目に取り組んだりする際に持っておくと便利なのがランニングウォッチ。ランニングウォッチがあれば、手元で手軽に走った時間を記録したり、周回コースでのラップタイム(1周ごとのタイム)を取ったり出来ます。また、GPS機能付きなら走った距離を測定出来ますし、音楽再生機能付きならスマホ無しで音楽を聴きながら走ることも出来ます。
そんな便利なランニングウォッチは、高機能モデルだと5万円前後、さらに人気メーカーのハイエンドモデルとなると10万円前後となる商品もありますが、2万円台、1万円台、さらには1万円以下で買える安いモデルも多数あります。これからランニングを始める初心者なら、まずは無理をせずに安い時計を選んでみるのがオススメです。
今回の記事では、初めてランニングウォッチを購入する人向けに、1万円以下の激安価格から買えるコスパ最強ランニングウォッチを紹介しています。必要最低限の機能性に絞った格安モデルだけではなく、GPSによる距離測定機能や音楽保存&再生機能を備え高機能でありながらもリーズナブルな価格で買える高コスパモデルも紹介しています。
目次
初めてのランニングウォッチなら、安いモデルで十分に満足出来る!
ランニングウォッチは安いモデルだと1万円以下から買えますが、逆に高いモデルだと10万円前後する商品もあります。もちろん、価格が高いほど機能性が充実しているのですが、ランニング初心者や初めてランニングウォッチを手にするという人には高価格帯のウォッチのハイテク機能はほとんどの場合に不要なパターンが多いですし、使いこなすことも難しい場合が多いです。特に初めてのウォッチに10万円前後の時計は絶対に必要ありません。
ダイエットや健康のために1日数キロ程度を走る人の場合は、1万円前後のウォッチで十分です。また、ハーフマラソンやフルマラソンなどのマラソン大会出場も視野に入れている人や、GPSによる距離計測機能や音楽プレイヤー機能、電子マネー機能などの機能性にこだわりたいという人でも5万円も出せば十分過ぎるぐらいに満足出来る時計を購入出来ます。そのため、最初のランニングウォッチとしては1万〜2万円台あたり、高くても5万円前後の商品がオススメとなります。
安く買えるランニングウォッチは大きく3タイプある
安く買えるランニングウォッチは、大きく分けると「GPS機能非搭載モデル」と「GPS機能搭載モデル」、「GPS機能&音楽再生機能搭載モデル」の3タイプあります。
①GPS機能非搭載モデル(1万円以下)
現在、一番安く買えるランニングウォッチが、「GPS機能非搭載モデル」です。時計本体にGPSセンサーを搭載していないモデルなら、1万円以下から買うことが可能です。
GPS機能非搭載モデルの場合、走った時間を計測したり、おおまかな走行距離の推定、消費カロリーの測定といった基本的な機能は利用出来ますが、GPS機能搭載モデルのように時計単体での正確な距離計測やペース計測、走行ルートの軌跡記録といった機能は利用出来ません。もし、GPSによる計測を利用したい場合は、このウォッチとスマホも一緒に携帯して走る必要があります。この点、大きなデメリットとなるのですが、その反面1万円以下の激安価格で買えるのが大きなメリットとなります。
②GPS機能搭載モデル(1万円台〜)
今現在、ランニングウォッチとして最も人気が高いのが、「GPS機能搭載モデル」です。時計本体にGPSセンサーを内蔵し時計単体でGPS機能を活用出来るため、GPS機能非搭載モデルよりも価格は上がってしまいますが、それでも安いモデルなら1万円台から購入可能です。
GPS機能搭載モデルの最大のメリットは、時計を身につけて走るだけで走った走行距離を計測出来るところです。距離標識の無い河川敷を走る場合でもどのぐらいの距離をトータルで走ったのかほぼ正確に把握出来ます。さらにリアルタイムに現在の走行ペース(1kmごとのタイム)を確認出来るのも大きな魅力です。特に1kmごとのペース配分が大事となるマラソン大会ではこのGPS機能が多いに役立つはずです。
③GPS機能&音楽再生機能搭載モデル(2万円台〜)
機能性を重視する人に人気が高いのが、「GPS機能&音楽再生機能搭載モデル」です。GPS機能に加え音楽再生機能が備えられた高機能モデルがゆえに価格は高くなりますが、それでも安いモデルを選ぶことで2万円台から購入可能です。
音楽再生機能を搭載したランニングウォッチの最大のメリットは、外へと走りに行く際にスマホを携帯する必要なく時計単体で音楽が聴けるところです。時計自体が音楽プレーヤー(MP3)のような役割を果たしてくれるため、時計にBluetoothイヤホン(ワイヤレスイヤホン)を接続することで走りながら身軽に音楽を楽しめます。
1万円以下で買える!激安ランニングウォッチのオススメ
Xiaomi Mi Band 7
初めてのランニングウォッチを購入するにあたり、とにかく予算を抑えたいという人には、今や高コスパのブランドとして広く知られているXiaomi(シャオミ)の超人気スマートバンドである「Mi Smart Band 7」がオススメです。
Xiaomi(シャオミ)のMi Smart Band 7の最大の特徴は、健康関連の機能盛りだくさんな高機能スマートバンドながらも7,000円以下で買える最強のコストパフォーマンスを誇るところです。定番の心拍数測定や睡眠モニタリングに加え、近年注目度の高い血中酸素濃度測定機能やストレスモニタリング機能も備えるなど7,000円以下で買える商品とは思えないぐらいに健康管理の機能が充実しています。そのため、これからダイエットや健康のためにランニングを始めるという人には間違いのないコスパ最強アイテムです。
また、110種類以上のエクササイズモードを備えており、ランニングだけではなく様々なスポーツやフィットネスを楽しむことが出来ます。さらに、VO2MAX(最大酸素摂取量)やトレーニング負荷分析、リカバリータイムなどトレーニング後にチェックすると役立つ機能もかなり充実しています。
HUAWEI Band 7
1万円以下でオシャレで機能性の高いランニングウォッチを選ぶなら、スマートウォッチやスマートバンドなどのウェアラブルアイテムで人気の高いブランドであるHUAWEI(ファーウェイ)の人気スマートバンドである「HUAWEI Band 7」がオススメ。
HUAWEI Band 7の最大の特徴は、オシャレでスマートな見た目の高機能スマートバンドであるところです。上質で上品な印象のベゼルを採用し、超薄型(厚み9.99mm)デザインであるため、スポーツシーンはもちろん普段使い用ウォッチとしてもオシャレでスマートに着用出来ます。また、文字盤も4000種類以上と豊富で、常時点灯文字盤も揃っているところも魅力的です。さらに、1万円以下ながらも、高精度の心拍数モニタリングや血中酸素モニタリング、睡眠モニタリング、ストレスモニタリングなどのヘルスケア関連機能を多数搭載し、かなりコスパの高いアイテムとなっています。
また、通常のスマートウォッチよりも長い最大2週間(14日間)の長時間バッテリーを備えている点も大きなポイントです。さらに5分の充電で約2日間使用出来る急速充電にも対応しています。
SOMA RunONE 50
中学校や高校の部活動で陸上中長距離種目(800m・1500m・3000m・5000m・3000mSC)に取り組む中学生や高校生で、安いランニングウォッチが欲しいという人には、部活生に人気の高いランニング時計専門ブランドであるSOMA(ソーマ)の「RunONE50」がオススメです。
SOMA RunONE50の最大の特徴は、ディスプレイを30°傾けた独自のデザインを採用し走行中に腕を上げた際の画面の視認性に優れているところです。さらに手首のくるぶしを避けるデザインとなっており、装着時のフィット感や快適性も抜群です。機能性としてはストップウォッチ機能によるラップタイム・スプリットタイムの計測や、アラーム機能、タイマー機能、バックライト機能などのシンプルな機能性となっているため、GPS機能搭載のランニングウォッチよりも圧倒的に安く買えるのも大きな魅力です。
GPS機能付きで安いランニングウォッチのオススメ【1万円台〜】
Amazfit GTS 4 Mini
時計単体で走った距離を計測出来るGPS機能付きの安いランニングウォッチを選ぶなら、スマートウォッチ専業ブランドであるAmazfit(アマズフィット)の「GTS 4 Mini」がオススメ。
Amazfit GTS 4 Miniの最大の特徴は、GPSセンサー搭載モデルながらも1万円台で買える圧倒的なコスパの良さです。5つの衛星測位システムと円偏波アンテナテクノロジーを採用し、1万円台ながらも精度の高いGPS計測が可能となっています。そのため、走った距離を計測したい、走りながら現在のペースを確認したいという人にオススメ。また、ランニングだけではなく120種類以上のスポーツモードを備えているため、さまざまなスポーツやフィットネスシーンで活用出来ます。さらに、VO2MAX(最大酸素摂取量)の測定や回復時間の目安表示、トレーニング効果の表示などトレーニング関連の便利機能が多数となっています。
また、見た目はApple Watchに似たスタイリッシュなデザインであるため、オシャレなスマートウォッチとして普段使い用としてもオススメです。
Fitbit Charge 5
GPSによる距離計測機能に加え、電子マネー機能も備えた安いランニングウォッチが欲しいという人には、ウェアラブルデバイスの人気老舗メーカーであるFitbit(フィットビット)の売れ筋モデルである「Fitbit Charge 5」がオススメです。
Fitbit Charge 5の最大の特徴は、日本で最も人気の高い電子マネーであるSuica(スイカ)に対応しているところ。Suica対応であるため、このスマートバンドを身につけているだけで駅の改札を通ることが出来ますし、コンビニやスーパー、薬局等でキャッシュレス決済による買い物が出来ます。現状、Suica対応機種は人気メーカーのハイエンドモデルに多いため、2万円以下の価格でSuica対応モデルが買えるこの機種はかなりお買い得です。
もちろん、Fitbitは長くアクティブトラッカーを販売してきたメーカーであるため、GPS計測や心拍数モニタリング、睡眠モニタリング、ストレスモニタリングなどの精度はピカイチです。
Xiaomi Watch S1 active
本格的な機能を搭載したGPSランニングウォッチを安く買いたいという人には、Xiaomi(シャオミ)のスポーツ・フィットネス専用スマートウォッチである「Xiaomi Watch S1 Active」がオススメ。
Xiaomi Watch S1 Activeの最大の特徴は、2万円台前半で本格的なスポーツGPSウォッチが購入出来るところです。117種類のスポーツ・フィットネスモードを備え、様々なワークアウトの計測が可能です。さらにGPSは米国のGPS、中国のBeiDou、ロシアのGLONASS、欧州のGalileo、日本のQZSSの5種類の衛星測位システムに対応しているため、通常のGPSセンサー搭載機種よりも精度の高いGPS計測が可能となっています。さらに、GPSモードで最大30時間のバッテリー持ちを誇るため、フルマラソンでも全く問題なく使用できます。
また、画面は大きく鮮明な1.43インチのAMOLEDディスプレイを採用し、Bluetooth通話にも対応しているため、スマートウォッチとしても非常に優秀なモデルとなっています。
Garmin ForeAthlete 55
初めてのハーフマラソンやフルマラソンに挑戦するために、ランニング専用のGPSウォッチを買いたいという人には、初心者から上級者に至るまであらゆるレベルのランナー御用達のGPSウォッチメーカーであるGarmin(ガーミン)のエントリーモデルである「ForeAthlete 55」がオススメ。
Garmin ForeAthlete 55の最大の特徴は、ランナー人気NO.1ブランドであるGarminの本格ランニングウォッチが約3万円(実際の市場価格だと2万円台)で買えるところです。ForeAthlete 55はGarminの入門機であるため、10万円オーバーの機種も販売しているGarmin製のランニングウォッチの中では最もお得に購入出来ます。もちろん、エントリーモデルながらもGarmin製であるため、GPSの計測精度は業界最高レベルです。さらに、ランナーのレベルや目標に沿ったトレーニングプランが受け取れる「GARMIN COACH」や休息時間の目安となる「リカバリータイム」、現在の実力からの5km/10km/ハーフマラソン/フルマラソンの予想タイムが分かる「レース予想タイム」などの嬉しい機能が多数充実しています。
さらに、屋外での強い日差しの元でも画面を見やすいMIPディスプレイを採用しているため、屋外でのランニング中の視認性は他のAMOLEDディスプレイ採用モデルよりも抜群です。おまけに物理ボタンも充実しており、走りながらの操作も快適です。
GPS機能&音楽機能付きで安いランニングウォッチのオススメ【2万円台〜】
HUAWEI WATCH FIT 2
GPSによる距離計測機能が欲しい、さらにスマホ無しで音楽再生出来る音楽プレーヤー機能も欲しい、そして予算は出来るだけ安く抑えたいという欲張りな人には、高コスパでお馴染みのHUAWEI(ファーウェイ)のフィットネス特化モデルである「HUAWEI WATCH FIT 2」がオススメ。
HUAWEI WATCH FIT 2の最大の特徴は、約2万円(市場価格だと1万円台)の激安価格でGPS機能と音楽再生機能を備えた高機能なウォッチが手に入るところです。GPSとBeidou、GLONASS、Galileo、QZSSの5種類の衛星測位システムに対応しているため、屋外でのランニングでもかなり精度の高いGPS計測が可能です。さらに、Androidスマホユーザー限定機能ではあるものの、時計への音楽保存と時計単体での音楽再生に対応しているため、スマホを持つことなく音楽を聴きながらランニングを楽しむことが出来ます。
また、心拍数や血中酸素濃度、睡眠、ストレス、生理周期などの健康系のモニタリング機能も充実し、Bluetooth通話にも対応するなど健康管理用や普段使い用のスマートウォッチとしても非常に高コスパなモデルとなっています。
Apple Watch SE(第2世代)
iPhoneユーザーでGPS機能や音楽再生機能などの機能性にこだわってランニングウォッチを選ぶなら、Apple(アップル)のエントリーモデルである「Apple Watch SE(第2世代)」がオススメ。
Apple Watch SE(第2世代)の最大の特徴は、GPS機能と音楽再生機能に加え、Suicaを始めとする電子マネー機能を備えていながらも4万円以下で買えるという圧倒的なコスパの良さです。現状、時計単体でのGPSによる距離計測と、スマホなしでの音楽再生と、電子マネーによるキャッシュレス決済が実現出来る機種で最安となるのがこのApple Watch SEです。また、iPhoneに届く電話着信にそのまま応答出来たり、メールやLINEメッセージにそのまま返信出来たり、離れたiPhoneのカメラを起動しリモート撮影出来たりと、iPhoneとの相性は抜群です。そのため、iPhoneユーザーならまず買っておいて間違いのないウォッチです。
また、Apple WatchはApp Storeにてアプリを追加出来るため、純正ワークアウトアプリだけではなく、NIKE RUN CLUBやadidas Running、Runkeeper、STRAVAなどのサードパーティ製アプリも活用出来ます。
Garmin Forerunner 255 Music
音楽再生機能を搭載した本格的なランニングGPSウォッチが欲しいという機能性重視派のランナーには、ランナー人気NO.1メーカーであるGarmin(ガーミン)の人気NO.1モデルである「Forerunner 255 Music」がオススメ。
Forerunner 255 Musicの最大の特徴は、ランニング・トレーニング関連の機能が盛りだくさんの超本格ランニングウォッチである点です。GPSによる距離計測機能を備えているのはもちろんですが、通常のGPS機能よりもワンランク上の精度で計測出来るGNSSマルチバンド対応機種であるため、電波の障害物が多い都市部や山間部でもより精度の高い計測が可能となっています。さらに、ランニングダイナミクス、ランニングパワー、乳酸閾値、トレーニングステータス、トレーニング負荷、トレーニング効果、モーニングレポートなどランナー御用達ブランドであるガーミンならではの機能が盛りだくさんです。
さらに、Suicaによるキャッシュレス決済にも対応。そして、Amazon MuiscやLINE MUSIC、SPOTIFYなどの音楽再生ストリーミングサービスを利用してのオフライン再生(スマホなしでの音楽再生)が可能です。
便利なランニングウォッチを安く買って、早速毎日のランニングに活用してみよう
様々なデータを取得出来るランニングウォッチを購入すれば、毎日のランニング時間がもっと楽しいものとなり、走るモチベーションがグッと上がるはずです。さらに、健康管理機能の充実したモデルなら、自動的に収集されるデータを眺めるだけでも健康への意識がグッと上がることでしょう。
ランニングウォッチは高いものだと5万円〜10万円する商品もありますが、安いモデルを選べば2万円台、1万円台、さらには1万円以下で買うことも出来ます。初めてのランニングウォッチなら安いモデルでも十分に満足出来るため、是非それらのランニングウォッチを日々のランニングシーンやその他フィットネスシーンに便利に活用してみましょう。