ランニング・マラソン用に、走った距離をリアルタイムに計測出来るランニングウォッチを購入するなら、Garmin(ガーミン)製GPSウォッチがオススメ。特にガーミンのランナー専用モデルであるForerunner(旧ForeAthlete)シリーズは、GPSによる距離・ペース測定精度が高く、GPS計測時のバッテリー持ちも良く、VO2MAXやレース予想タイム、ランニングダイナミクス、ランニングパワーなどの専門性の高い機能も多数搭載し、ランニング・マラソン用に選んでおいて間違いありません。
今回の記事では、2023年発売の最新モデルを含めガーミンのランニングウォッチの全種類の特徴や機能性の比較を紹介しています。また、最後には2023年現在の今選んでおくべきオススメ機種も紹介しています。ガーミンのGPSウォッチに興味がある人や、ガーミンの各モデル(エントリーモデル・ミドルレンジモデル・ハイエンドモデル)ごとの違いが気になっている人、どの機種を選んだら良いのか迷っているという人は是非参考にしてみてください。
目次
ガーミンとは
Garmin(ガーミン)とは、ランナー人気NO.1のGPSウォッチメーカーです。ハーフマラソンやフルマラソンに挑戦する市民ランナーから、中学や高校で陸上競技に取り組む中学生・高校生、箱根駅伝を走る学生ランナー、そしてオリンピックや世界陸上の代表選手に至るまで、ランニングウォッチは“ガーミン一択”と言われるほどに世界中のランナーから圧倒的な支持を得る絶対的ブランドとして君臨しています。
ガーミンは人気スマートウォッチであるVenuシリーズやアウトドア好きに人気のInstinctシリーズ、高級感あるfenixシリーズなど多数のラインナップを揃えていますが、その中でもランニング用として人気が高いのが「Forerunner(フォアランナー)シリーズ」です。ガーミンのForerunner(旧ForeAthlete)シリーズは、GPS精度が高く、高度なトレーニング機能を多数搭載し、スマートウォッチ顔負けのヘルスケア機能を豊富に搭載し、さらに音楽プレーヤー機能に電子マネー機能も備えるなど、とにかく高機能。ランニング機能だけではなく、スマートウォッチとしての機能性も非常に充実しているため、ランニング・マラソンシーンだけではなく、仕事やお出かけシーンでも便利に活用出来るのもガーミンの人気の理由です。
ガーミンのランニングウォッチを選ぶメリット
①精度の高いGPS機能で走行距離やペースを計測出来る
ランニングウォッチとしてGarmin(ガーミン)のGPSウォッチを選ぶ最大のメリットは、業界でも最強レベルとも言える精度抜群のGPSによる走行距離・ペース計測が出来るところです。
ガーミンのGPSウォッチは時計本体にGPSセンサーを搭載しているため、スマホを持ち運ぶことなく時計を身につけて走るだけでランニングやマラソン中に走りながらリアルタイムに走行距離と走行ペースを確認可能です。また、ガーミンは元々GPS機器メーカーであるため、他社のGPSウォッチよりもGPSの補足速度が速く、GPSの精度もピカイチと評判です。さらに、GPSは定番の米国生まれのGPSだけではなく、ロシア版GPSであるGLONASS、EU版GPSであるGalileo、日本版GPSであるみちびき合計4つの衛星システムを活用するマルチGNSSに対応しているため、その点からもより精度の高いGPSによる測定が可能となっているのです。
さらに、2022年発売モデルより、L1信号とL5信号の2周波数帯の信号を受信出来るGNSSマルチバンド測位に対応したことで、よりガーミンのGPS精度が向上しています。ガーミンのGNSSマルチバンド対応モデルなら、遮蔽物が多い都市部のビル街や山間部でも精度の高いGPS測定が可能です。
②マラソンでも使える長時間バッテリー搭載
ガーミンのランニングウォッチの二つ目のメリットは、バッテリー持ちが良いところです。特に、GPSセンサーを活用してのアクティビティ計測中のバッテリー持ちの良さが圧倒的です。
一般的なGPSセンサー内蔵スマートウォッチの場合のGPS計測時のバッテリー持ちは数時間程度ですが、ガーミンなら20〜30時間は持ちます。そのため、長時間走り続けるハーフマラソン(制限時間2〜3時間程度)やフルマラソン(制限時間6〜7時間程度)、さらには100kmウルトラマラソン(制限時間13〜14時間程度)に参加する場合でも安心して活用出来ます。また、スマートウォッチモードでは2週間程度は使えるため、数日間程度しか使えない一般的なスマートウォッチと比べて普段使いでのメリットも大きいです。
③スマホ無しで音楽が聴ける音楽プレーヤー内蔵
ガーミンのランニングウォッチの三つ目のメリットは、スマホや音楽プレーヤーを携帯する必要なく、時計単体で音楽を聴きながら走れるところです。
ガーミンの音楽保存機能を備えた機種なら、最大500〜2000曲を時計内のメモリに保存可能です。Garmin Expressを使用しPCから時計へ音楽データを転送することも可能ですが、SpotifyやAmazon Music、LINE Music、AWAといった音楽配信サービス(音楽アプリ)内の音楽を時計内へと保存しオフライン再生することも可能です。音楽を聴きながら走りたいと思っている人は、音楽保存&再生機能を備えた機種を選んでみるのがオススメです。
④Suica機能でキャッシュレス決済出来る
ガーミンのランニングウォッチの四つ目のメリットは、Suica(スイカ)によるキャッシュレス決済が可能であるところです。
ガーミンの電子マネー対応機種では、Garmin Pay(ガーミンペイ)が利用可能です。Garmin PayではPayPay銀行のVisaデビットカードやソニー銀行のSony Bank WALLET、三菱UFJ銀行の三菱UFJ-VISAデビットを登録することで、Visaのタッチ決済によるキャッシュレス決済が出来ます。さらに、JR東日本発行のSuicaのモバイルSuica機能も搭載しているため、コンビニやスーパーでの買い物や飲食店での飲食はもちろん、電車やバスなどの公共交通機関も利用も可能です。ランニング中にお金を持ち運びしたくないけど、ランニング後にコンビニやスーパー、自販機等で飲み物やお菓子などを買いたいと思っている人は電子マネー対応機種を選んでおくのがオススメです。
⑤高度なトレーニング機能が充実
・VO2MAX:重要な持久力指標である最大酸素摂取量を測定
・リカバリータイム:休息時間を提案
・予想タイム:現時点での5km・10km・ハーフマラソン・フルマラソンの完走タイムを予想
・ランニングダイナミクス:ランニングフォームを分析
・トレーニング効果:実施したトレーニングの効果を数値化
・トレーニング負荷:過去7日間の運動量測定
・トレーニング負荷バランス:過去4週間の負荷のバランスを可視化
・トレーニングステータス:現時点でのコンディションを表示
・LT値:閾値走に欠かせない乳酸素性作業閾値を測定
・ランニングパワー:ランニング時に地面にかかるパワー
・バーチャルパートナー:仮想ランナーと競争
・PacePro:マラソン大会でのペース戦略を作成
・レースウィジェット:レースに対する現在の進捗や次のトレーニングのヒントを表示
ガーミンのランニングウォッチの最後の五つ目のメリットは、他社のスポーツウォッチやスマートウォッチには搭載されていない高度なランニング&トレーニング機能が多数搭載されているところです。
一般的なGPS搭載スマートウォッチの場合は、走った距離とペース、タイムを計測するだけですが、ガーミンの場合はランナーとしてのレベルを客観的に把握するのに役立つVO2MAX(最大酸素摂取量)やLT値(乳酸素性作業閾値)を測定出来たり、ランニングダイナミクス機能でランニングフォームを客観的に分析出来たり、トレーニング効果・負荷・ステータスで日々のトレーニングが上手くいっているかどうかを把握出来たり、マラソン大会での目標タイム達成へ向け自分専用のペースランナー代わりとしバーチャルパートナーやPaceProといった機能を活用出来ます。とにかく、ガーミンのGPSウォッチはランナーのための機能が盛りだくさんなのです。
【2023年最新版】ガーミンのランニングウォッチの全6種類の特徴
ForeAthlete55![]() |
Forerunner255![]() |
Forerunner265![]() |
Forerunner955![]() |
Forerunner965![]() |
Enduro2![]() |
|
---|---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2021年6月17日 | 2022年6月16日 | 2023年3月2日 | 2022年6月16日 | 2023年4月4日 | 2022年8月25日 |
価格 | 32,000円 | 49,800円 | 62,800円 | 74,800円 | 84,800円 | 165,000円 |
サイズ | 42x42x11.6mm | 45.6x45.6x12.9mm | 46.1x46.1x12.9mm | 46.5x46.5x14.4mm | 47.2x47.2x13.2mm | 51x51x15.6mm |
重量 | 37g | 49g | 47g | 53g | 53g | 70g |
ベゼル | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー | チタン | チタン |
バンド | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン | ナイロン |
ディスプレイ | MIP | MIP | AMOLED | MIP | AMOLED | MIP |
画面サイズ | 1.04インチ | 1.3インチ | 1.3インチ | 1.3インチ | 1.4インチ | 1.4インチ |
画面解像度 | 208x208 | 260x260 | 416x416 | 260x260 | 454x454 | 280x280 |
カラー表示 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
タッチスクリーン | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
防水 | 5ATM | 5ATM | 5ATM | 5ATM | 5ATM | 10ATM |
バッテリー | 14日間 | 14日間 | 13日間 | 15日間 (Dual Powerモデルは+5日間) |
23日間 | 34+12日間 |
バッテリー(GPS) | 20時間 | 30時間 | 20時間 | 42時間 (Dual Powerモデルは+7時間) |
31時間 | 110+40時間 |
GPS | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき |
GNSSマルチバンド | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
気圧高度計 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コンパス | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
温度計 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
音楽保存 | - | 500曲 (Musicモデル) |
500曲 | 2000曲 | 2000曲 | 2000曲 |
Garmin Pay/Suica | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ヘルスケア機能 | 11種類 | 14種類 | 15種類 | 15種類 | 15種類 | 14種類 |
ランニング機能 | 9種類 | 14種類 | 17種類 | 14種類 | 17種類 | 16種類 |
トレーニング機能 | 20種類 | 46種類 | 49種類 | 54種類 | 55種類 | 51種類 |
アウトドア機能 | - | 15種類 | 14種類 | 24種類 | 25種類 | 28種類 |
サイクリング機能 | 2種類 | 11種類 | 10種類 | 13種類 | 14種類 | 14種類 |
スイム機能 | 9種類 | 14種類 | 14種類 | 14種類 | 14種類 | 14種類 |
ゴルフ機能 | - | - | - | 14種類 | 14種類 | 20種類 |
Garmin(ガーミン)のランニングウォッチは、2023年現在において2021年以降発売のモデルに絞ると合計6種類の機種があります。エントリーモデルである「ForeAthlete 55」と、ミドルレンジモデルである「Forerunner 255(255S/255 Music/255S Music)」と「Forerunner 265(265S)」、ハイエンドモデルである「Forerunner 955(955 Dual Power)」と「Forerunner 965」、ウルトラ&トレイルランナー向けの「Enduro 2」の6種類です。
ForeAthlete 55
- ガーミンのエントリーモデル
- 走った距離を計測出来るGPS機能付き
- フルマラソンでも使える長時間バッテリー搭載
- 手元でVO2MAX(最大酸素摂取量)が測定出来る
- 汗や雨で濡れても安心の防水性能
Garmin(ガーミン)のランニングウォッチの中で、ランニング・マラソン初心者向けの入門機(エントリーモデル)に位置付けられるのが、2021年発売モデルである「ForeAthlete 55」です。
ForeAthlete 55は、ガーミンの精度の高いGPS機能を備えながらも約3万円で買えるコスパの良さが最大の魅力の機種です。また、フルマラソン制限時間ギリギリの6〜7時間で走る初心者ランナーでもバッテリー切れの心配が全くない、GPSモードで最大20時間のロングバッテリーを搭載しているため、初マラソン挑戦用のGPS時計としても最適です。さらに、VO2MAXやリカバリータイム、レース予想タイムなどのガーミンの基本的な機能はしっかりと搭載されているため、エントリーモデルながらも初めてのランニングウォッチとして十分に満足出来る機種となっています。
ForeAthlete 55
Forerunner 255
- ガーミンのミドルレンジモデル(2022年モデル)
- 直射日光の下でも見やすいMIPディスプレイ採用
- 精度の高いGNSSマルチバンド測位対応
- スマホ無しで音楽が聴ける音楽保存機能搭載
- Suica機能搭載でキャッシュレス決済可能
ガーミンの人気の中級機(ミドルレンジモデル)であり、2022年発売モデルである「Forerunner 255(255S/255 Music/255S Music)」。
Forerunner 255は、音楽プレーヤー機能とSuica機能を搭載しているのが最大の魅力の機種です。255のMusicモデルである255 Music(255S Music)には8GBのメモリが内蔵されており最大500曲の音楽データを保存し、スマホ無しで時計単体で音楽を聴くことが可能です。さらに、Garmin Pay(ガーミンペイ)に対応し、日本で一番普及している電子マネーであるSuica(スイカ)にも対応しているため、走り終えた後に自販機やコンビニ、スーパー等で飲み物やお菓子をキャッシュレスで購入出来ます。Forerunner 255はランニング・トレーニング関連の機能も入門機よりも充実しているため、ランニング初心者はもちろん、マラソン上級者にも非常に人気の機種となっています。
Forerunner 255 Music
Forerunner 265
- ガーミンのミドルレンジモデルの2023年最新版
- 明るくて色鮮やかなAMOLEDディスプレイ採用
- 画面のタッチ操作に対応
- 高度なトレーニング機能多数搭載
- 音楽を最大500曲保存可能
- Suicaによるキャッシュレス決済対応
ガーミンの売れ筋シリーズであるミドルレンジシリーズ(200番台)の最新モデルであり、Forerunner 255の進化版として2023年3月に発売されたのが、「Forerunner 265(265S)」です。
Forerunner 265は、従来のMIPディスプレイよりも明るく色鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用し、さらに画面のタッチ操作にも対応したのが最大の魅力の機種です。もちろん、音楽プレーヤー機能を搭載しているため、スマホを携帯することなく走りながら音楽を楽しむことが出来ます。Garmin PayとSuicaにも対応しているため、SuicaやVisaのタッチ決済が利用出来る店舗であればキャッシュレス決済も可能です。また、ガーミンが誇る高度なトレーニング機能を多数搭載し、さらに手首ベースでのランニングダイナミクスやランニングパワーの計測も可能で、ランニングウォッチとして非常に完成度の高い機種となっています。ランニング中級者やマラソン上級者にも一押しの機種です。
Forerunner 265
Forerunner 955
- ガーミンのハイエンドモデル(2022年モデル)
- ソーラー充電による超長時間バッテリー搭載
- UltraTracモードにより最大110時間連続でGPS計測可能
- フルカラー地図によるナビゲーション機能搭載
- 上位モデル限定のゴルフ機能搭載
ガーミンの上位機(ハイエンドモデル)であり、2022年発売モデルである「Forerunner 955(955 Dual Power)」。
Forerunner 955 Dual Powerは、ソーラー充電に対応しGPSによる計測モードで約2日間(42+7時間)の驚くべきバッテリー稼働時間を誇るのが最大の魅力の機種です。さらに、UltraTracモードを活用すれば約4.5日間(110時間)連続でGPS計測出来るため、数日間に及ぶウルトラランやウルトラトレイルでも利用出来ます。955 Dual PowerはForerunnerシリーズで最強のバッテリー持ちを誇るため、バッテリー持ち重視の人に非常に人気です。また、最上位モデル限定機能であるフルカラー地図表示によるナビゲーション機能にも対応し、トレランや登山などの山アクティビティ用にもぴったりです。
Forerunner 955 Dual Power
Forerunner 965
- ガーミンのハイエンドモデルの2023年最新版
- 明るく高画質のAMOLEDディスプレイ採用
- 高級感漂うチタンベゼル採用
- フルカラー地図によるナビゲーション機能搭載
- トレランや登山、ゴルフなどの他のアクティビティの機能も充実
ガーミンのForerunnerシリーズの最上位モデルであり、955の進化版として2023年4月に発売されたのが、「Forerunner 965」です。
Forerunner 965は、ディスプレイには高解像度のAMOLEDディスプレイを採用し、ベゼルには高級感漂うチタンベゼルを採用しているのが最大の魅力の機種です。さらに、最上位モデルだけの特権であるフルカラー地図表示によるナビゲーション機能を搭載しているため、市街地でのランニングはもちろんのこと、トレイルで走るトレランや山道を歩く登山でも便利に活用出来ます。おまけに、その他のアウトドアやバイク、ゴルフの機能も非常に充実しているため、様々なスポーツやアウトドアを楽しみたいという人には最高に頼もしい機種となっています。
Forerunner 965
Enduro 2
- ウルトララン&トレラン用GPSウォッチ
- 米国国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の耐熱性・耐衝撃生・耐水性
- ソーラー充電対応による超ロングバッテリー搭載
- LEDフラッシュライト内蔵
- フルカラー地図によるナビゲーション機能搭載
主にハーフマラソンやフルマラソン、駅伝、陸上長距離種目を走るランナー向けのForerunnerシリーズとは一線を画し、ウルトラランやウルトラトレイルを走るウルトラランナー向けに販売されているのが、「Enduro 2」です。
Enduro 2は、ソーラー充電に対応し、GPS計測モードで6日以上(110+40時間)の驚異的なバッテリー持ちを誇るのが最大の特徴です。Forerunner 955 Dual Powerも超える最強のバッテリー持ちを誇るため、数日にわたって開催されるウルトラランやウルトラトレイルへと挑戦するアスリートにとっては非常に頼もしい相棒となるはずです。また、米国国防省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の耐熱性、耐衝撃性、耐水性を備えるなど非常にタフなGPSウォッチとなっており、過酷なレース環境でも快適に使えるのも大きな魅力です。また、Enduro 2のみの機能としてLEDフラッシュライトも搭載されています。過酷なレースへ向けて最強にタフで最強のバッテリー持ちを誇るGPSウォッチが欲しいというアスリートに非常にオススメの機種です。
Enduro 2
ガーミンのランニングウォッチの主要ランニング&トレーニング機能の比較表
ForeAthlete55![]() |
Forerunner255![]() |
Forerunner265![]() |
Forerunner955![]() |
Forerunner965![]() |
Enduro2![]() |
|
---|---|---|---|---|---|---|
GPSによる距離・ペース計測 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動ラップ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動ポーズ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
心拍ゾーン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
VO2MAX | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
リカバリータイム | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
レース予想タイム | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コース・天気別レース予想タイム | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ランニングダイナミクス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ランニングパワー | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
乳酸閾値 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PacePro | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
リアルタイムスタミナ | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
レースウィジェット | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
モーニングレポート | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HRVステータス | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレーニングレディネス | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレーニングステータス | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレーニング負荷 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレーニング負荷バランス | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレーニング効果 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレーニング効果ラベル | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
暑熱と高度への適応 | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
地図表示 | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
コースナビゲーション | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スタート地点へのナビゲーション | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トラックバック | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
周辺検索 | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
トレランVO2MAX | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トレラン自動クライム | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ClimbPro | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
昇降速度 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
総上昇/下降量 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
休息タイマー | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
ガーミンのランニングウォッチの各機種ごとの違いはどこ??
50番台と200番台の違い
Garmin(ガーミン)のランニングウォッチを購入する上で、初めてGPSウォッチを購入する人や、ランニング・マラソン初心者が真っ先に候補に入れるのがエントリーモデルである50番台(ForeAthlete 55)と200番台(Forerunner 255/265)の機種です。50番台と200番台ともにGPSセンサーを活用し時計単体で走った距離や走ったペースをリアルタイムに計測出来るのは同じですが、下記の機能が50番台には搭載されていないという違いがあります。
- 音楽プレーヤー機能
- 電子マネー機能
- 血中酸素濃度
- 睡眠スコア
- GNSSマルチバンド
- コースナビゲーション
- ランニングダイナミクス
- ランニングパワー
- 乳酸閾値
- トレーニングステータス
- トレーニング負荷
- トレーニング負荷バランス
- トレーニング効果
- モーニングレポート
- レースウィジェット
- HRVステータス
ガーミンの50番台と200番台の大きな違いは、やはり「音楽プレーヤー機能」と「電子マネー機能」です。ミドルレンジモデルである200番台の機種なら、時計本体に音楽を保存出来るため、スマホを携帯することなく走りながら音楽を聴くことが出来ます。さらに、Garmin PayでSuicaやVisaのタッチ決済が使えるため、キャッシュレス決済も可能で普段使いとしても使い勝手が抜群です。
また、200番台は通常のGPS計測よりも精度の高い「GNSSマルチバンド測位」に対応し、ランニングフォーム分析に役立つ「ランニングダイナミクス」や、運動強度の把握に役立つ「ランニングパワー」、トレーニングがどのような影響を与えたのか把握出来る「トレーニング効果」などの専門性の高い機能を多数搭載しています。そのため、機能性を重視するなら200番台がオススメ。逆に必要最低限の機能で十分という人は50番台で良いでしょう。
▼▼50番台と200番台のより詳しい比較記事をチェックしてみる
-
-
ForeAthlete 55とForerunner 255の違いを比較!どっちを買うのがオススメ??
初めてのランニング用GPSウォッチを選ぶなら、ランナーに大人気のGARMIN(ガーミン)製がオススメ。ガーミンのGPSウ ...
続きを見る
同じ200番台の255と265の違いは?
ガーミンのForerunnerシリーズのミドルレンジモデルには、2022年発売モデルの255と2023年発売モデルの265の2種類ありますが、その大きな違いは、「ディスプレイ」と「タッチ操作対応」です。265は明るく色鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用し、タッチ操作にも対応しています。今選ぶなら265がオススメですが、価格重視なら値下がりしている255を選んでみるのもオススメです。
▼▼255と265のより詳しい比較記事をチェックしてみる
-
-
Garmin Forerunner 265は255からどう進化した?その違いを徹底比較!
2023年現在の今、本格的なランニングGPSウォッチを選ぶなら、Garmin(ガーミン)の2023年3月発売の最新モデル ...
続きを見る
200番台と900番台の違い
フルマラソンでの4時間切り(サブ4)や3時間切り(サブ3)へ向けて本格的にマラソンへ向けて日々トレーニングをしているというマラソン中・上級者が悩むのが、ミドルレンジモデルである200番台(Forerunner 255/265)とハイエンドモデルである900番台(Forerunner 955/965)です。200番台と900番台は、音楽プレーヤー機能やSuica決済機能を搭載し、さらに高度なトレーニング機能を多数搭載している点は共通ですが、下記の機能が200番台には搭載されていないという違いがあります。
- 地図表示機能
- 周辺検索機能
- リアルタイムスタミナ
- 暑熱と高度への適応
- ClimbPro
- ゴルフ機能
ガーミンの200番台と900番台の大きな違いは、地図表示機能です。200番台と900番台ともにコースナビゲーション機能はありますが、200番台で表示出来るのは簡易的なルート(道筋)のみ。一方、900番台はフルカラー地図(日本詳細地形図 2500/25000)を表示出来るため、旅先の知らない土地でも、山道を走るトレイルランでも道に迷うことなく快適なランニングを楽しむことが出来ます。
また、コース上のクライム区間(登り区間)を管理するのに役立つ「ClimbPro」が搭載されているため、トレランなどの山アクティビティを楽しむ予定なら900番台を買っておいた方が後悔がありません。さらに、900番台はガーミンのゴルフ用GPSウォッチにも匹敵するほどの高度なゴルフ機能を搭載しているため、ゴルフをする予定があるなら900番台です。
▼▼200番台と900番台のより詳しい比較記事をチェックしてみる
-
-
Garmin Forerunner 265と965の違いを比較!どっちを選ぶのがオススメ??
ランナー人気NO.1のGPSウォッチメーカーであるGarmin(ガーミン)から、シリーズ史上初となるAMOLEDディスプ ...
続きを見る
同じ900番台の955と965の違いは??
ガーミンのForerunnerシリーズのハイエンドモデルである900番台には2022年発売モデルである955と2023年発売モデルである965の2種類ありますが、その大きな違いは「ディスプレイ」と「ベゼル」です。965は従来のMIPディスプレイよりも明るく色鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用し、さらにベゼルは従来の繊維強化ポリマー(プラスチック)ではなく高級感あるチタンを採用しています。965はより特別感のあるフラッグシップモデルとなっているため、今選ぶなら965がオススメです。ただし、価格重視或いはバッテリー持ち重視で選ぶなら、955もオススメです。
▼▼955と965のより詳しい比較記事をチェックしてみる
-
-
Garmin Forerunner 965は955からどう進化した?その違いを徹底比較
Garmin(ガーミン)のランニングGPSウォッチに、最上位機であるForerunner900番台の2023年最新モデル ...
続きを見る
900番台とEnduroの違い
マラソン中・上級者やトレランを楽しむ人、様々なアウトドアを楽しむ人、どうせならハイエンドGPSウォッチが欲しいという人は、Forerunnerシリーズ最上位モデルである900番台と、マルチスポーツGPSウォッチでありForerunnerシリーズよりも高価格帯のEnduroシリーズとで迷う人も多いはず。900番台とEnduroはフルカラー地図表示機能を搭載しているのは同じですが、以下の機能がEnduroだけの特別な機能になっています。
- サファイアガラス
- 100気圧防水
- ナイロンバンド
- GPSモードで最大150時間連続稼働
- LEDフラッシュライト
ガーミンの900番台とEnduroの大きな違いは、「ボディのタフネス性能」と「バッテリー持ち」です。Enduroは過酷なレース環境でも快適に使えるようにアメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の耐熱性・耐衝撃性・耐水性を備えています(レンズには強度の高いサファイアガラスを採用し、防水は100気圧防水)。また、バッテリーはGPSモードで最大150時間連続稼働するため、ウルトラランやウルトラトレイルへと挑戦する場合にはEnduroが心強い相棒となってくれること間違いありません。ただし、数日間にわたり開催されるような過酷なレースへ参加する予定が無い人には、900番台で十分です。900番台の2023年モデルである965はGPSモードで最大31時間連続稼働とほとんどのランナーにとっては十分過ぎるバッテリー持ちを誇っています。
ガーミンのランニングウォッチ、2023年の今選ぶべきオススメ機種はどれ??
全てのランナーにオススメNO.1は、「Forerunner 265」
Garmin(ガーミン)のランニングウォッチはたくさん種類がありますが、その中でも特にオススメしたいのがForerunnerシリーズの売れ筋モデルである200番台の2023年最新機種である「Forerunner 265」です。このモデルは価格と機能性のバランスが良く、ランニング・マラソン初心者からサブ4やサブ3を目指す中・上級者まで、幅広いランナーにオススメしたい一押し機種です。
Forerunner 265の最大の魅力は、新たにAMOLEDディスプレイを採用し、画面が明るく色鮮やかで見やすいところです。さらに、物理ボタンによる操作だけではなく画面のタッチ操作にも対応し、操作性が大幅に向上しています。また、人気の高い音楽プレーヤー機能やSuica決済機能も搭載し、ランニングシーンはもちろんのこと、普段使いでも非常に使い勝手の良いGPSウォッチとなっています。もちろん、ガーミンが誇る高度なランニング・トレーニング機能をほぼほぼ網羅しているため、初心者だけではなく、サブ4やサブ3を目指して走るマラソン中・上級者も大満足出来る機種です。もし、ガーミンのランニングウォッチ選びで迷ったら、まずこの265を選んでおけば間違いありません。
Forerunner 265
Forerunner 265S(女性用コンパクトモデル)
ランニング・マラソン初心者にはコスパ最強の「ForeAthlete 55」もオススメ
初めてのランニングやマラソン大会挑戦用に出来るだけ安いランニングウォッチを選びたいという人には、Garmin(ガーミン)のForerunner(旧ForeAthlete)シリーズのエントリーモデルである「ForeAthlete 55」が間違いありません。このモデルは約3万円(市場価格なら2万円台)で買えるコスパ最強のGPSウォッチであるため、ランニング・マラソン初心者や初めてのGPSウォッチには最高にオススメの機種となっています。
ForeAthlete 55の最大の魅力は、ガーミンの精度の高いGPSウォッチが約3万円で買えるコストパフォーマンスの高さです。55には、走った距離やペースを計測出来るGPS機能や自動的に1km(1周)ごとのラップタイムを測定する自動ラップ、信号待ち等で自動的に計測を一時停止する自動ポーズ、最大酸素摂取量を測定するVO2MAX、休息時間の目安を表示するリカバリータイム、マラソン大会のタイムを予想するレース予想タイムなどのガーミンの基本となる機能を搭載しているため、エントリーモデルながらも十分に満足出来るランニングウォッチとなっています。また、バッテリーもスマートウォッチモードで最大14日間、GPSモードで最大20時間の持ちを誇るため、バッテリー持ちで不満を感じることもありません。
ForeAthlete 55
トレイルランニングやウルトラマラソンにも挑戦する上級者には「Forerunner 965」がオススメ
陸上競技やハーフマラソン、フルマラソンなどのトラックレースやロードレースへの参加だけではなく、山道を走るトレイルランニングレースへの参加をするランナーなら、GarminのForerunnerシリーズ最上位モデルである「Forerunner 965」がオススメ。
Forerunner 965の最大の魅力は、フルカラー地図表示機能やClimbPro機能など本格的にトレイルランをする人でも満足出来るだけのアウトドア機能が充実しているところです。フルカラー地図によるナビゲーション機能はトレイルランや登山において強力な強みを発揮します。また、市街地を走るロードランナーの場合でもフルカラー地図によるナビゲーション機能が知らない土地を走る際に多いに役立つことは間違いありません。さらに、965は他のForerunnerシリーズにはないゴルフ機能も搭載されるなど、対応するアクティビティが非常に多いため、マルチに様々なスポーツ・アウトドアを楽しむ人には最高の機種となっています。
Forerunner 965
ガーミンのランニングウォッチで目標へ向けて頑張ろう
ガーミンのランニング用GPSウォッチは、ランニング初心者から上級者までオススメのウォッチ。走るモチベーションをアップさせてくれるような機能がたくさんあるため、健康のために、ダイエットのために走る人をアシストしてくれるでしょう。
さらにランニング・マラソン中上級者向けの嬉しい機能も盛りだくさんであるため、きっと悲願のサブ4やサブ3達成もサポートしてくれることでしょう。是非、ガーミンのランニングウォッチを活用し、それぞれの目標達成のために頑張ってみましょう。