Garmin Forerunner 265と965の比較

Garmin Forerunner 265と965の違いを比較!どっちを選ぶのがオススメ??

投稿日:  著者:RUNNAL編集部

ランナー人気NO.1のGPSウォッチメーカーであるGarmin(ガーミン)から、シリーズ史上初となるAMOLEDディスプレイ搭載の2023年最新ランニングウォッチが2機種登場。Forerunnerシリーズの売れ筋モデルである200番台の最新機種「Forerunner 265」と、最上位モデルである900番台の最新機種「Forerunner 965」の2機種です。

今からガーミンの最新モデルを新規に買いたい、或いは旧モデルから新しいモデルへ乗り換えたいと思っている人は、265と965のどっちにしようかと悩んでいる人も多いはず。そこで、今回の記事では、Garminの2023年最新モデルであるForerunner 265とForerunner 965を、基本機能・健康管理機能・ランニング機能・サイクリング機能・スイム機能・ジム機能・ゴルフ機能の全7項目で比較をし、その違いを紹介しています。そして、最後には265と965、どっちを選ぶのがオススメかを紹介しています。265と965の違いが気になっている人は是非参考にしてみてください。

※記事内で紹介している商品を購入した際、売上の一部がRUNNALに還元される場合があります。

Garminの2023年最新ランニングウォッチである「Forerunner 265」と「Forerunner 965」

Garmin Forerunner 265と965

左:Forerunner 265 右:Forerunner 965

Garmin(ガーミン)のランニング用GPSウォッチはたくさん種類がありますが、その中でも2023年現在の今、特にイチオシしたいのが2023年発売の最新モデルである「Forerunner 265」と「Forerunner 965」です。265と965はともにForerunnerシリーズ史上初となるAMOLEDディスプレイを搭載し、画面の明るさや画質の綺麗さが格段にアップし、ランニングシーンだけではなく普段使いでの使い勝手が大幅に向上しています。今、ガーミンのランニングウォッチを選ぶなら、265か965のどちらかを選んでおけば間違いありません。

Forerunner 265

Garmin Forerunner 265シリーズ

Garmin Forerunner 265は、2023年3月2日に発売されたガーミンのミドルクラスのランニングGPSウォッチです。Forerunner 265は、Garminの人気機能であるGPS距離計測機能や光学式心拍計、VO2MAX測定機能、レース予測タイム、音楽プレーヤー機能、Suica決済機能などを搭載したフォアランナー200番台シリーズの最新機種(2022年モデルの255の後継機)です。エントリーモデルよりも高機能で、ハイエンドモデルよりもお手頃な価格であり、ランニング初心者からマラソン上級者まであらゆるレベルのランナーにまず一番にオススメしたいランニングウォッチです。

また、Forerunner 265は旧機種の255と比較し、MIPディスプレイからAMOLEDディスプレイへと変更になったことで、画面が明るく、色鮮やかで綺麗な画質へと変貌し、画面の見やすさが大幅に向上しています。さらに、タッチ操作(タッチスクリーン)にも対応し、普段使いでの使い勝手も格段に良くなっています。そのほかにも、上位モデル限定機能だったトレーニングレディネスにも対応するなどランニング&トレーニング機能も充実したモデルとなっています。

Forerunner 265

Garmin Forerunner 265

商品名:GARMIN Forerunner 265
参考価格:62,800円
サイズ:46.1x46.1x12.9mm
重量:47g
ディスプレイ:1.4インチAMOLED
バッテリー:13日間(スマートモード),20時間(GPSモード)
防水:5 ATM
音楽保存:500曲
電子マネー:GARMIN PAY/Suica

Forerunner 265S(女性向けのコンパクトモデル)

Garmin Forerunner 265S

商品名:GARMIN Forerunner 265S
参考価格:60,800円
サイズ:41.7x41.7x12.9mm
重量:39g
ディスプレイ:1.1インチAMOLED
バッテリー:15日間(スマートモード),24時間(GPSモード)
防水:5 ATM
音楽保存:500曲
電子マネー:GARMIN PAY/Suica

Forerunner 965

Garmin Forerunner 965シリーズ

Garmin Forerunner 965は、2023年4月4日に発売されたフラッグシップランニングGPSウォッチです。Forerunner 965は、フルカラー地図表示機能を搭載し登山やトレイルランニングなどの山アクティビティでも活用しやすいフォアランナー900番台シリーズの最新機種(2022年モデルの955の後継機)です。そのほか、上位モデル限定の高度なトレーニング機能、スイム機能、バイク機能、ゴルフ機能も搭載した最強のマルチスポーツ対応GPSウォッチであるため、マラソン上級者をはじめ、トレランや登山、バイク、スイム、ゴルフなど多様なアクティビティに取り組む人にオススメの機種です。

また、Forerunner 965は旧機種の955と比較し、ディスプレイがMIPからAMOLEDへと進化し画面の明るさと美しさが大幅に向上しています。さらに、ベゼルには上位モデル限定であるチタンベゼルが採用され、見た目の高級感も備えたランニングウォッチへと変貌しています。機能面では2023年新機能の負荷比(疲労を数値化する機能)も搭載しています。

Forerunner 965

Garmin Forerunner 965

商品名:GARMIN Forerunner 965
参考価格:84,800円
サイズ:47.2x47.2x13.2mm
重量:53g
ディスプレイ:1.4インチAMOLED
バッテリー:23日間(スマートモード),31時間(GPSモード)
防水:5 ATM
音楽保存:2000曲
電子マネー:GARMIN PAY/Suica

Forerunner 265とForerunner 965の基本機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
発売日 2023年3月2日 2023年4月4日
価格 62,800円 84,800円
サイズ 46.1x46.1x12.9mm 47.2x47.2x13.2mm
重量 47g 53g
ベゼル 繊維強化ポリマー チタン
バンド シリコン シリコン
ディスプレイ AMOLED AMOLED
ディスプレイサイズ 1.3インチ 1.4インチ
画面解像度 416x416 454x454
カラー表示
タッチスクリーン
防水 5ATM 5ATM
バッテリー
(スマートウォッチモード)
13日間 23日間
バッテリー
(GPSモード)
20時間 31時間
バッテリー
(マルチGNNマルチバンドモード)
14時間 19時間
各種センサー 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング
GPS GPS/GLONASS/みちびき/Galileo 2GPS/GLONASS/みちびき/Galileo
GNSSマルチバンド
時計
日の出/日没時刻
アラーム/タイマー/ストップウォッチ
通知
メッセージ返信
(Andoroidのみ)

(Andoroidのみ)
通話 - -
カレンダー
天気情報
音楽保存&再生
(500曲)

(2000曲)
スマホ探索
Garmin Pay
Suica

まずは最初にGarmin Forerunner 265と965の基本機能の比較です。基本機能としては主に、「明るく色鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用」、「普段使いもしやすいタッチ操作に対応」、「最強のGPS計測精度を誇るGNSSマルチバンド即位に対応」、「手元で着信やメール受信に気づける通知機能を搭載」、「スマホ無しで音楽再生出来る音楽プレーヤー機能を内蔵」、「Suicaが使える電子マネー機能を搭載」の点で共通です。

265と965の基本機能で大きな違いがあるのは主に、「価格」、「ベゼル素材」、「バッテリー持ち」、「音楽保存可能数」の4点です。

基本機能の違い①価格

Forerunner 965よりも安く買える265

  • 265:62,800円
  • 965:84,800円

Forerunner 265と965の基本機能で大きな違いとなるのが、まずは「価格」です。ミドルクラスの265は62,800円に対し、最上位モデルの965は84,800円と、265の方が965よりも22,000円安く買えます。基本的にほとんどの人にとっては265の機能性で大満足出来るはずなので、コスパの面では265が圧倒的です。

基本機能の違い②ベゼル素材

Forerunner 265よりも高級感漂うチタンベゼル採用の965

  • 265:繊維強化ポリマー
  • 965:チタン

Forerunner 265と965の基本機能での大きな違いの二つ目は、「ベゼル素材」です。265ではForerunnerシリーズ定番の繊維強化ポリマー(繊維強化プラスチック)が採用されていますが、965ではForerunnerシリーズ初となるチタン(チタニウム)が採用されています。チタンは軽量で錆びにくく、さらに上品で高級感ある見た目が特徴の素材です。955までの900番台は見た目の面でフラッグシップモデルらしい差別化ポイントは無かったのですが、今回の965ではチタンベゼルによる高級感あるデザインが265との大きな差別化ポイントであり、900番台を手にするランナーだけの大きな特権となっています。

基本機能の違い③バッテリー持ち

Forerunner 265よりもバッテリー持ちに優れた965

  • 265:13日間(スマートウォッチモード)/20時間(GPSモード)/14時間(マルチGNSSマルチバンドモード)
  • 965:23日間(スマートウォッチモード)/31時間(GPSモード)/19時間(マルチGNSSマルチバンドモード)

Forerunner 265と965基本機能での大きな違いの三つ目は、「バッテリー持ち」です。特に、GPSモードでのバッテリー持ちが、265が20時間に対し965が31時間と965の方が圧倒的です。さらに、一番GPS計測精度の高いマルチGNSSマルチバンドモード使用時も265が14時間に対し965は19時間とバッテリー持ちが非常に優秀となっています。ハーフマラソン(21.0795km)やフルマラソン(42.195km)までの距離を走る一般的なランナーなら265のバッテリーでも十分ですが、ウルトラマラソンやウルトラトレイルにも挑戦する予定のランナーなら965を選んでおく方が良さそうです。

基本機能の違い④音楽保存可能数

Forerunner 265よりも音楽保存曲数の多い965

  • 265:500曲
  • 965:2000曲

Forerunner 265と965の基本機能の大きな違いの最後の四つ目は、「音楽保存可能数」です。265は内蔵メモリ8GBで音楽保存可能数は最大で500曲に対し、965は内蔵メモリ32GBで音楽保存可能数は最大で2000曲です。265でも十分過ぎるぐらいの保存数ですが、より多くの曲を保存しておきたいという人は965を選んでおく必要があります。

Forerunner 265とForerunner 965の健康管理機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
歩数
Moveバー
消費カロリー
上昇階数
移動距離
週間運動量
心拍数
安静時心拍数
異常心拍アラート
呼吸数
血中酸素
睡眠モニタリング
睡眠スコアと洞察
ストレスレベル
リラックスリマインダー
リラックスタイマー
Body Battery
フィットネス年齢
水分補給トラッキング
女性のための健康トラッキング
ヘルススナップショット

次に、Forerunner 265と965の健康管理機能(ヘルスケア機能)の比較です。GarminのForerunnerシリーズはランナー向けのGPSウォッチながらも、Garminの人気スマートウォッチであるVenuシリーズ同様に多数の健康管理機能が搭載されています。Forerunnerシリーズの中ではどの健康関連機能に対応しているのか、対応していないのか違いがあるのですが、2023年モデルであるForerunner 265と965との間には健康管理機能の違いはありません。どちらも、Garminが誇る最新の健康管理機能を全て網羅しています。

例えばGarminの健康関連の人気機能には、心拍数が一定値を超えた場合や下回った場合にはアラートを受け取れる異常心拍アラート付きの「心拍機能」、手元で手軽に血液中に取り込まれた酸素レベルを測定出来る「血中酸素トラッキング機能」、睡眠時間や睡眠ステージ、睡眠の質を数値化した睡眠スコアも計測出来る「先進の睡眠モニタリング機能」、体のエネルギー残量を数値化するGarmin独自の機能である「Body Battery」、実年齢に対し体がどの程度若いのか或いは老けているのか確認出来る「フィットネス年齢」などがあります。これらの機能も当然のように265でも965でも活用出来ます。

Forerunner 265とForerunner 965のランニング機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
アクティビティ ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/トレッドミル/屋内トラックラン/バーチャルラン ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/トレッドミル/屋内トラックラン/バーチャルラン
距離・時間・ペース計測
自動ラップ
自動ポーズ
ラン/ウォーク/静止時間検出
インターバルトレーニング
心拍ゾーン
HRアラート
リカバリータイム
モーニングレポート
レースウィジェット
HRVステータス
トレーニングレディネス
暑熱と高度への適応 -
VO2MAX(ラン)
VO2MAX(トレイルラン)
リアルタイムスタミナ -
トレーニングステータス
トレーニング負荷
トレーニング負荷バランス
トレーニング効果(有酸素)
トレーニング効果(無酸素)
トレーニング効果ラベル
おすすめワークアウト
ランニングダイナミクス 要互換アクセサリ 要互換アクセサリ
手首ベースのランニングダイナミクス
ランニングパワー 要互換アクセサリ 要互換アクセサリ
手首ベースのランニングパワー
乳酸閾値 要互換アクセサリ 要互換アクセサリ
PacePro
レース予想タイム
コース・天候別レース予想タイム

次に、Forerunner 265と965のランニング機能(トレーニング機能)の比較です。Garminのランニング機能は多数ありますが、Forerunner 265と965で搭載されているランニング機能はほとんどが同じです。まず、Garminのランニング機能としては、「GPS計測機能」や「心拍ゾーン」、「リカバリータイム」、「レース予想タイム」などが特に定番機能であり、人気機能となっています。これらは、265と965ともに搭載されています。

  • GPS計測機能:身につけて走るだけで距離やペースを計測出来る
  • 心拍ゾーン:目的に合わせた正しい運動強度の把握に役立つ
  • リカバリータイム:次のトレーニングまでの休息の目安となる
  • レース予想タイム:現状のレベルから各マラソン種目(5km/10km/ハーフマラソン/フルマラソン)の予想タイムが分かる

さらに、中級者や上級者向けのより専門的で高度なトレーニング機能として、「レースウィジェット」やPacePro」、「トレーニングレディネス」、「トレーニングステータス」、「トレーニング負荷」、「トレーニング効果(有酸素・無酸素)」、「ランニングダイナミクス」、「ランニングパワー」、「乳酸閾値」などがありますが、これらの機能も265よ965で同じです。

  • レースウィジェット:目標レースと目標タイムに対しての現在のトレーニングの進捗状況や予想タイムが分かる
  • PacePro:本番のレースにおけるペース管理が出来る
  • トレーニングレディネス:その日のトレーニングへ向けての準備がどの程度出来ているのか確認出来る
  • トレーニングステータス:現在のトレーニング状況を把握出来る
  • トレーニング負荷:過去7日間のトレーニング全体の負荷を数値化したもの
  • トレーニング効果(有酸素・無酸素):トレーニングの有酸素効果と無酸素効果を数値化したもの
  • ランニングダイナミクス:ランニングフォームに関するデータをリアルタイムに計測出来る
  • ランニングパワー:ランニング時に地面にかかるパワーを計測出来る
  • 乳酸閾値:LT走に欠かせないLT値の把握に役立つ

Forerunner 265と965のランニング機能での大きな違いとなるのは、「暑熱と高度への適応」と「リアルタイムスタミナ」の2点です。

ランニング機能の違い①暑熱と高度への適応

Garminの暑熱と高度への適応

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のトレーニング機能の大きな違いとなる一つ目が、「暑熱と高度への適応」です。この機能は、夏場の暑熱環境における身体の順化度と適応度、さらに標高の高い高地環境における身体の順化度と適応度を測定出来る機能のことです。この機能は特に、北海道マラソンのような夏場のマラソンレースへと挑戦する人や、夏場に高地トレーニングをする人、登山やトレランを楽しむ人には便利な機能となっているため、そういった人は暑熱と高度への適応機能を備えた965を選んでおくのがオススメです。

ランニング機能の違い②リアルタイムスタミナ

リアルタイムスタミナ機能搭載のForerunner 965

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のトレーニング機能の大きな違いの最後の二つ目は、「リアルタイムスタミナ」です。リアルタイムスタミナとは、ランニング中にリアルタイムに現在の体力の消耗具合を確認出来る機能です。スタミナ残量を客観的な%表示で確認出来るため、レース本番やトレーニング中に随時スタミナ残量を確認しながら大事な後半へ向けてのスタミナの温存に役立てることが可能です。このリアルタイムスタミナは上位モデル限定機能であるため、この機能に魅力を感じるなら965一択です。

Forerunner 265とForerunner 965のアウトドア機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
アクティビティ ハイキング/スキー/スノーボード/XCスキー/SUP/ローイング ハイキング/登山/スキー/スノーボード/BCスキー/BCスノーボード/XCスキー/XCスケートスキー/SUP/カヤック/スノーシュー/マッピング/ナビゲート/テニス/ピックルボール/パデル/トラックミー/プロジェクトウェイトポイント/ディスクゴルフ
地図表示
(日本詳細地形図)
-
地図ダウンロード機能 -
周辺検索 -
2地点間ナビゲーション
コースナビゲーション
スタート地点に戻る
トラックバック
高度プロフィール
目的地までの距離 -
気圧変動インジケーター
ClimbPro -
トレイルランオートクライム
昇降速度
総上昇/下降量
休息タイマー -

次に、Forerunner 265と965のアウトドア機能の比較です。アウトドア機能に関しては、Forerunner 265も対応していますが、Forerunner 965の方がより充実した機種となっているため、ランニングだけではなく、登山やトレイルランニング、ウィンタースポーツなどのアウトドアアクティビティも楽しむ予定なら、965の方がオススメです。また、アウトドア機能の大きな違いとなるのは、「対応アクティビティ」と「地図表示」、「周辺検索」、「ClimbPro」の4点です。

アウトドア機能の違い①アクティビティ

  • 265:ハイキング/スキー/スノーボード/XCスキー/SUP/ローイング
  • 965:ハイキング/登山/スキー/スノーボード/BCスキー/BCスノーボード/XCスキー/XCスケートスキー/SUP/カヤック/スノーシュー/マッピング/ナビゲート/テニス/ピックルボール/パデル/トラックミー/プロジェクトウェイトポイント/ディスクゴルフ

Forerunner 265と965のアウトドア機能の大きな違いの一つ目は、「対応アクティビティ」です。265よりも965の方がアウトドア系アクティビティが充実しています。

アウトドア機能の違い②地図表示

Forerunner 965の詳細地図

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のアウトドア機能の大きな違いの二つ目は、「地図表示」です。265の方も目的地へのナビゲーションやコースナビゲーションにおいて地図を表示することは可能ですが、あくまでも一般的な地図ではなくルート表示のみです。一方、965なら、マップアプリのように詳細なフルカラー地図をウォッチ画面に表示することが可能です。この点が265と965との大きな違いの一つであるため、地図表示機能が欲しいという人は迷うことなく965を選びましょう。

また、965が対応する「日本詳細地形図 2500/25000(無料版)」は、登山やトレイルランニングでの登山道に表示だけではなく、市街地における道路情報にも対応しているため、土地勘のない旅先での市街地ランでも活用出来ます。さらに、より詳細な日本登山地形図 TOPO10M Plus(有料版)をダウンロードすれば、より本格的な登山GPSウォッチとしても活用出来ます。

アウトドア機能の違い③周辺検索

Forerunner 965のナビゲーション機能

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のアウトドア機能の大きな違いの三つ目は、「周辺検索」です。地図機能を搭載する965では、周辺の地点を検索して、そこへのナビゲーションを実行することも可能です。

アウトドア機能の違い④ClimbPro

Forerunner 965のClimbPro

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のアウトドア機能の大きな違いの最後の四つ目は、「ClimbPro」です。ClimbProとは、登山やトレイルランニングにおけるコース上の登り区間を管理する機能のことです。着用者が登り始めると自動的にClimbPro画面が表示され、登り区間数や登り区間の残りの距離、残りの上昇量、登り区間のチャート情報、平均勾配などのデータを確認出来るようになっています。ClimbProによってあとどのぐらい登りが続くのか、どのぐらい登りがキツくなるのか把握出来るため、登り区間におけるペースの管理に役立てることが可能です。登山やトレラン、峠走などをする人にとってはClimbProがある965が便利です。

Forerunner 265とForerunner 965のサイクリング機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
アクティビティ バイク/マウンテンバイク/屋内バイク バイク/ロードバイク/マウンテンバイク/グラベルバイク/シクロクロス/バイク通勤/バイクツアー/屋内バイク/eバイク/eマウンテンバイク
アラート
コース
MTB Grit&Flow - 要互換アクセサリ
バイクラップとラップ最大パワー
レース
FTP 要互換アクセサリ 要互換アクセサリ
パワーカーブと% FTP ワークアウト 要互換アクセサリ 要互換アクセサリ
Vector,Rallyとの互換性
パワー計互換性
サイクリングダイナミクス - 要互換アクセサリ
Variaレーダーとの互換性
Variaライトとの互換性
スピードケイデンスセンサーサポート

次に、Forerunner 265と965のサイクリング機能の比較です。265と965ともにバイク機能に対応していますが、965の方がより高度なバイク機能を活用出来るようになっています。主に265と965のサイクリング機能の違いは、「対応アクティビティ」と「サイクリングダイナミクス」、「MTBダイナミクス」の3点です。

サイクリング機能の違い①アクティビティ

  • 265:バイク/マウンテンバイク/屋内バイク
  • 965:バイク/ロードバイク/マウンテンバイク/グラベルバイク/シクロクロス/バイク通勤/バイクツアー/屋内バイク/eバイク/eマウンテンバイク

Forerunner 265と965のサイクリング機能の大きな違いの一つ目は、「対応アクティビティ」です。965の方が、ロードバイクやグラベルバイク、eバイク、eマウンテンバイクに対応するなど対応アクティビティが豊富です。

サイクリング機能の違い②サイクリングダイナミクス

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のサイクリング機能の大きな違いの二つ目は、「サイクリングダイナミクス」です。サイクリングダイナミクスとは、合計パワーやケイデンス、左/右バランスなどのサイクリングデータを計測出来る機能のことです。別売りのペダル型パワーメーターであるRally又はVectorが必要となりますが、965ならこの測定データを弱点の発見やパフォーマンス向上へと役立てることが可能です。

サイクリング機能の違い③MTBダイナミクス

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 265と965のサイクリング機能の大きな違いの最後の三つ目は、「MTBダイナミクス」です。MTBダイナミクス機能とは、マウンテンバイクライドの難易度を表す指標のグリット(Grit)と、マウンテンバイクライドのスムーズさを表す指標のフロー(Flow)を測定出来る機能のことです。この測定には互換アクセサリが必要ですが、965ならMTBダイナミクスを活用しライドパフォーマンス向上へと役立てることが可能です。

Forerunner 265とForerunner 965のスイム機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
アクティビティ プールスイム/屋外スイム プールスイム/屋外スイム/スイム・ラン
プールスイムワークアウト
プールスイム計測
屋外スイム計測
泳法の識別
ドリル記録
休息タイマー
休息リピートオン
自動休息
距離/タイムアラート
ペースアラート
カウントダウンスタート
クリティカルスイムスピード
水中用光学式心拍計

次に、Forerunner 265と965のスイム機能(水泳機能)の比較です。スイム機能に関しては、265と965とほぼ同じです。どちらもスイマーに人気の機能である、ラップや距離、ペース、ストローク数、スイミング効率などを測定出来る「スイム計測機能」や泳法を自動的に識別出来る「泳法の識別」、ドリル練習を記録出来る「ドリル記録」、水中でも手元の時計のみで心拍を計測出来る「水中用工学式心拍計」に対応しています。夏場はジムのプールや市民プールで水泳トレーニングをするという人も、265と965どちらを選んでも問題ありません。

Forerunner 265とForerunner 965のジム機能を比較

ForeAthlete 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
アクティビティ 筋トレ/HIIT/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/屋内ローイング/ピラティス/ヨガ/ブレスワーク 筋トレ/HIIT/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/屋内クライム/ボルダリング/屋内ローイング/ピラティス/ヨガ/ブレスワーク
筋トレ
HIITワークアウト
ピラティスワークアウト
ヨガワークアウト
ワークアウト動画を画面に表示
鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスを画面に表示
回数カウント

次に、Forerunner 265と965のジム機能(筋トレ機能)の比較です。ジム機能に関しても、265と965で大きな違いはありません。どちらも、筋トレやHIIT、ヨガ、ピラティスに対応しています。さらに、ワークアウト動画をウォッチ画面に表示したり、現在のワークアウトで鍛えられる筋肉の部位をグラフィック表示したり、筋トレ中の回数を自動的にカウントしたりと、どちらも筋トレ用としても優秀です。

Forerunner 265とForerunner 965のゴルフ機能を比較

Forerunner 265
Garmin Forerunner 265
Forerunner 965
Garmin Forerunner 965
プリインストール済みのゴルフコース -
グリーン(フロント/センター/バックエッジ)までの距離 -
レイアップ/ドッグレッグまでのヤード数 -
ショット距離を測定 -
デジタルスコアカード -
ラウンド概要 -
Garmin AutoShot -
グリーンビュー -
ハザード情報 -
PinPointer -
ハンディキャップスコア -
ラウンドタイマー//積算距離計 -
トーナメントモード -

最後に、Forerunner 265と965のゴルフ機能の比較です。ゴルフ機能に関しては、265は完全に非対応で、965のみが対応となっています。また、965はGarmin(ガーミン)のゴルフ用GSPウォッチにも匹敵するほどの高い機能性を誇るため、ゴルフもする予定なら965一択です。

ゴルフ機能の違い①ゴルフコース

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 965は、ゴルフコース機能を搭載しています。世界中にある42,000ものゴルフコースをフルカラー表示出来るため、ウォッチ画面にてゴルフコースの様々な情報を把握出来るようになっています。

ゴルフ機能の違い②グリーンまでの距離

Forerunner 965のグリーン情報ページ

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 965は、グリーンまでの距離を計測可能です。グリーンのフロント(フロントエッジ)とセンター、バックエッジまでの距離を画面上に表示出来るため、正確なショットを打つための情報の把握に役立てることが出来ます。

ゴルフ機能の違い③レイアップ/ドッグレッグまでのヤード数

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 965は、レイアップやドッグレッグの情報の確認が可能です。

ゴルフ機能の違い④ショット距離計測

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 965は、ショット距離を計測出来ます。さらに、ガーミンオートショットにも対応し、ショットを自動検出してショット位置や飛距離を自動的に記録することも可能です。

ゴルフ機能の違い⑤ハザード情報

Forerunner 965のハザード情報

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 965は、ハザード情報も確認出来ます。

ゴルフ機能の違い⑥ピンポインター

  • 265:非対応
  • 965:対応

Forerunner 965は、ピンポインター機能も搭載しています。ピンポインター機能とは、ピン位置が見渡せないブラインドショットでもピンの方向を正確に教えてくれる機能のことです。

Forerunner 265とForerunner 965、どっちがオススメ??

Garmin Forerunner 265と965

左:Forerunner 265 右:Forerunner 965

Garminの2023年最新モデルであるForerunner 265とForerunner 965を、「基本機能」と「健康管理機能」、「ランニング機能」、「サイクリング機能」、「スイム機能」、「ジム機能」、「ゴルフ機能」の全7項目で比較してきました。結局のところ、2023年現在の今どちらか選ぶなら、Forerunner 265とForerunner 965のどちらがオススメか。基本的には、ロードでのランニングやマラソン用途でのGPSウォッチとしては、Forerunner 265がオススメ。また、山を走るトレイルランニングや、登山、ウィンタースポーツ、マウンテンバイク、ゴルフなど多のスポーツやアウトドアもガッツリと楽しむ予定なら、Forerunner 965がオススメです。

「Forerunner 265」

Garminの人気NO.1ランニングGPSウォッチ

【Forerunner 265はこんな人にオススメ】

  • Garminの人気機種が欲しい人
  • 高性能なランニングウォッチが欲しい人
  • 初マラソンへ挑戦する初心者ランナー
  • サブ4やサブ3を目指して走る中・上級者ランナー
  • スマホ無しで音楽を聞きたい人
  • Suica機能が欲しい人

まず、Forerunner 265よForerunner 965のどちらにしようか迷っているというほとんどのランナーには、Forerunner 265を強くオススメします。その理由は、一番重要なランニング機能(トレーニング機能)において265と965で大きな違いがほとんど無いためです。2万円以上の価格差を考えると、ランニング・マラソン用途としては間違いなく265の方がコスパが良いです。

また、通知機能や音楽プレーヤー機能、Suica機能などのスマートウォッチ機能もほぼ965と同じです。さらに、健康管理機能は965とほぼ同じです。そのため、「965のこの機能が絶対に欲しい!」という強い希望が無い場合は、Forerunner 965ではなくForerunner 265を選んでおくのが間違いありません。

Forerunner 265

Garmin Forerunner 265

商品名:GARMIN Forerunner 265
参考価格:62,800円
サイズ:46.1x46.1x12.9mm
重量:47g
ディスプレイ:1.4インチAMOLED
バッテリー:13日間(スマートモード),20時間(GPSモード)
防水:5 ATM
音楽保存:500曲
電子マネー:GARMIN PAY/Suica

Forerunner 265S(女性用コンパクトモデル)

Garmin Forerunner 265S

商品名:GARMIN Forerunner 265S
参考価格:60,800円
サイズ:41.7x41.7x12.9mm
重量:39g
ディスプレイ:1.1インチAMOLED
バッテリー:15日間(スマートモード),24時間(GPSモード)
防水:5 ATM
音楽保存:500曲
電子マネー:GARMIN PAY/Suica

「Forerunner 965」

Garminの最上位ランニングGPSウォッチ

【Forerunner 965はこんな人にオススメ】

  • とにかく最上位モデルが欲しい人
  • 高級感あるランニングウォッチが欲しい人
  • 夏場のマラソンレースに挑む人
  • 高地トレーニングをする人
  • ウルトラマラソンやウルトラトレイルに挑戦する人
  • 登山やトレランなどの山アクティビティを楽しむ人
  • バイクレースに挑む人
  • ゴルフをする人

ランニングやマラソンだけではなく、登山やトレラン、バイク、ゴルフなどの他のスポーツ・アウトドアもガッツリと楽しみたいという人には、265ではなく965がオススメです。965は265よりも多くのアウトドアアクティビティに対応しています。また、特に地図表示機能を搭載しているため、本格的に登山やトレランをするなら絶対に965の方が後悔がありません。また、暑熱と高度への適応機能を搭載しているため、夏場のマラソンレースに挑戦する人や高地トレーニングを実施するという人にも965がオススメです。

また、965はチタンベゼルを採用しているため、見た目にも高級感のあるランニングウォッチを選びたいという人にも965がオススメです。

Garmin Forerunner 965

商品名:GARMIN Forerunner 965
参考価格:84,800円
サイズ:47.2x47.2x13.2mm
重量:53g
ディスプレイ:1.4インチAMOLED
バッテリー:23日間(スマートモード),31時間(GPSモード)
防水:5 ATM
音楽保存:2000曲
電子マネー:GARMIN PAY/Suica

ガーミンの2023年最新のランニングGPSウォッチを体験してみよう!

ランニングウォッチを身につけ走るランナー

Garmin(ガーミン)の2023年最新モデルであるForerunner 265とForerunner 965は新たにAMOLEDディスプレイを搭載し、ディスプレイ性能において大きな進化を遂げています。従来の機種よりもディスプレイが明るく、色鮮やかで美しいため、MIPディスプレイ搭載の旧機種からの乗り換えならその画面の綺麗さに驚くはずです。

また、Forerunner 265とForerunner 965はともに新機能である負荷比を搭載し、手首ベースのランニングダイナミクスやランニングパワーにも対応するなど、ランニング・トレーニング機能がより充実したウォッチとなっています。是非、初のフルマラソン完走へ、あるいは目標のサブ4やサブ3の達成へと、ガーミンの2023年最新機種を活用してみましょう。

RUNNAL編集部

RUNNAL編集部

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