ランナー定番のGPSウォッチメーカーであるGarmin(ガーミン)から、Forerunnerシリーズ史上初のマイク・スピーカー搭載の2025年最新ランニングウォッチが2機種登場。200番台の上位版として初登場となる500番台の「Forerunner 570」と、ハイエンドモデルである900番台の最新作「Forerunner 970」の2モデルです。
初めてのガーミンのForerunnerシリーズを買う、または、旧モデルから最新機種へと買い替えを検討している人は、2025年最新モデルである570と970のどっちにしようか悩んでいる人も多いでしょう。そこで、今回の記事では、Forerunner 570とForerunner 970を、基本機能・健康管理機能・ランニング機能・サイクリング機能・スイム機能・ジム機能・ゴルフ機能の全7項目で比較し、その違いを紹介しています。そして、最後には、どんな人に570がおすすめか、どんな人に970がおすすめかを紹介しています。570と970で迷っている人は是非参考にしてみてください。
目次
- Garminの2025年最新ランニングウォッチである「Forerunner 570」と「Forerunner 970」
- Forerunner 570とForerunner 970の基本機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970の健康管理機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970のランニング機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970のアウトドア機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970のサイクリング機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970のスイム機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970のジム機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970のゴルフ機能を比較
- Forerunner 570とForerunner 970、どっちがおすすめ??
- ガーミンの2025年最新ランニングウォッチを体験してみよう!
Garminの2025年最新ランニングウォッチである「Forerunner 570」と「Forerunner 970」

左:Forerunner 570 右:Forerunner 970
Garmin(ガーミン)のランナー向けGPSウォッチであるForerunnerシリーズの中で2025年の今おすすめしたいのは、やはり2025年新発売の最新作である「Forerunner 570」と「Forerunner 970」です。570と970はともにForerunnerシリーズ初めてとなるマイク・スピーカー搭載機種で、Bluetooth通話や音声アシスタントを活用した音声操作が出来るのが大きな特徴です。また、どちらも最新の第5世代の光学式心拍計を搭載し、インターバルトレーニングなどの高強度トレーニングにおける心拍数測定の精度が向上し、各種トレーニング指標やランニング指標がより正確なものとなっています。
Forerunner 570
Garmin Forerunner 570は、2025年6月5日発売のガーミンのミドルハイクラスのランニングGPSウォッチです。Forerunnerシリーズのミドルクラスの200番台の上位に位置付けられる今回初登場の500番台です。2025年は265の後継機種である270(又は275)が登場すると噂されていましたが、その代わりに登場したモデルです。
970よりも価格抑えめでありながらも、Forerunnerシリーズ史上初のマイク・スピーカーを搭載したり、スタイリッシュなアルミニウムベゼルを採用したり、専門性の高いランニング・トレーニング機能を多数搭載したりと機能性抜群です。今回初登場の500番台ですが、今後Forerunnerシリーズの中で非常に人気が出そうなモデルです。
また、200番台の265と比較すると、570はおしゃれなアルミニウムベゼルを採用している、Bluetooth通話や音声操作に対応している、第5世代光学心拍計を搭載している、ゴルフ機能を備えているなどの優位性があります。
Forerunner 970
Garmin Forerunner 970は、2025年6月5日発売のガーミンのフラッグシップランニングGPSウォッチです。フルカラー地図表示やClimb Pro、リアルタイムスタミナ、持久力スコアなどプレミアムな機能盛りだくさんのForerunner900番台の2025年最新作であり、2023年発売の965の後継機種です。
970は、プレミアム素材であるサファイアクリスタルレンズやチタンベゼルを採用した上質感を高めたボディに、マイク・スピーカーや第5世代光学心拍計、LEDフラッシュライト、心電図アプリ、ランニング耐久値、ランニングエコノミーなどの最新テクノロジーを盛り込んだ最強ランニングウォッチです。従来の900番台同様に、マラソンランナーやトレイルランナー、トライアスリート、サイクリ二スト、ゴルファーなど様々なビジネスアスリートに最適なワンランク上のランニングウォッチです。
また、旧作の965と比較すると、レンズの耐久性が向上した、Bluetooth通話や音声操作に対応した、運動中の心拍数の測定精度が向上した、手元で心電図を測定出来るようになった、より多くのランニング指標を測定出来るようになったなどの優位性があります。
Forerunner 570とForerunner 970の基本機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
発売日 | 2025年6月5日 | 2025年6月5日 |
価格 | 89,800円 | 121,800円 |
サイズ | 47x47x12.9mm | 47x47x12.9mm |
重量 | 50g | 56g |
レンズ | Corning Gorilla Glass 3 | サファイアクリスタル |
ベゼル | アルミニウム | チタン |
バンド | シリコン | シリコン |
ディスプレイ | AMOLED | AMOLED |
ディスプレイサイズ | 1.4インチ | 1.4インチ |
画面解像度 | 454x454 | 454x454 |
カラー表示 | ◯ | ◯ |
タッチスクリーン | ◯ | ◯ |
LEDフラッシュライト | - | ◯ |
防水 | 5ATM | 5ATM |
バッテリー (スマートウォッチモード) | 11日間 | 23日間 |
バッテリー (GPSモード) | 18時間 | 26時間 |
バッテリー (マルチGNNマルチバンドモード) | 14時間 | 21時間 |
各種センサー | 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング | 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング |
GPS | GPS/GLONASS/みちびき/Galileo/Beidou | 2GPS/GLONASS/みちびき/Galileo/BeiDou |
GNSSマルチバンド | ◯ | ◯ |
時計 | ◯ | ◯ |
日の出/日没時刻 | ◯ | ◯ |
アラーム/タイマー/ストップウォッチ | ◯ | ◯ |
通知 | ◯ | ◯ |
メッセージ返信 | ◯ (Andoroidのみ) | ◯ (Andoroidのみ) |
通話 | ◯ | ◯ |
カレンダー | ◯ | ◯ |
天気情報 | ◯ | ◯ |
音楽保存&再生 | ◯ | ◯ |
スマホ探索 | ◯ | ◯ |
Garmin Pay | ◯ | ◯ |
Suica | ◯ | ◯ |
最初にForerunner 570と970の基本機能の比較です。基本機能は主に、「AMOLEDディスプレイによる綺麗な画面表示」、「普段使いしやすいタッチ操作対応」、「雨の日でも安心の防水仕様」、「精度の高いデュアルバンドGPSに対応」、「Bluetooth通話に対応しハンズフリー通話出来る」、「走りながらでも音声操作出来る」、「スマホなしに音楽再生出来る」、「Suica決済出来る」などの点で共通しています。
570と970の基本機能で大きな違いとなるのは、「価格」、「レンズ・ベゼル素材」、「LEDフラッシュライト」、「バッテリー持ち」の4点です。
基本機能の違い①価格
- 570:89,800円
- 970:121,800円
Forerunner 570と970の基本機能での大きな違いの一つ目は、「価格」です。ミドルハイクラスの570は89,800円に対し、ハイエンドクラスの970は121,800円と、その価格差は32,000円です。今回の900番台の最新作である970はForerunnerシリーズとして初めての10万円の大台を突破する攻めの価格設定となっているため、これまで900番台を愛用してきたユーザーにとっても高いと感じるはずです。570も十分に高機能であるため、予算重視なら間違いなく570です。
基本機能の違い②レンズとベゼルの素材
- 570:Corning Gorilla Glass 3/アルミニウムベゼル
- 970:サファイアクリスタル/チタンベゼル
Forerunner 570と970の基本機能での大きな違いの二つ目は、「レンズとベゼルの素材」です。570はレンズ素材にはお馴染みのゴリラガラスを採用し、ベゼル素材にはForerunnerシリーズ初のアルミニウムベゼルを採用しています。一方、ハイエンドの970はよりプレミアムな素材であるサファイアクリスタルをレンズ素材に、チタニウムをベゼル素材に採用し、570よりも970の方がタフであり高級感あるボディとなっています。570は100番台や200番台のプラスチック製ベゼルとは違うアルミニウムベゼルとなっているため十分に質感高い印象になっていますが、ビジネスシーンにハマりやすいのはワンランク上の素材を採用した970の方です。
基本機能の違い③LEDフラッシュライト
- 570:非搭載
- 970:搭載
Forerunner 570と970の基本機能での大きな違いの三つ目は、「LEDフラッシュライト」です。これまでForerunnerシリーズには搭載されていなかったLEDフラッシュライトが970で初搭載。570は非搭載です。970のボディ側面上部に搭載されたLEDフラッシュライトは、暗闇に紛れてしまうランナーの視認性を高めてくれるため早朝ランや夜ランで重宝すること間違いない機能です。通常の点灯モードだけではなく点滅モードもあり、白色光から赤色光への変更も可能など、様々な使い方が出来るライト機能です。
基本機能の違い④バッテリー持ち
- 570:11日間(GPSモード18時間)
- 970:23日間(GPSモード26時間)
Forerunner 570と970の基本機能での大きな違いの四つ目は、「バッテリー持ち」です。スマートウォッチモードでの連続稼働時間は570が最大11日間に対し、970が最大23日間とその差2倍以上です。肝心のGPS計測時のバッテリー持ちは570が最大18時間に対し970が最大26時間と、バッテリー持ちは970が圧倒的です。主にハーフマラソンやフルマラソンを走るランナーなら570でも十分ですが、ウルトラマラソンやウルトラトレイルに挑戦するランナーならよりバッテリー持ちの良い970を選んでおく方が良さそうです。
Forerunner 570とForerunner 970の健康管理機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
歩数 | ◯ | ◯ |
Moveバー | ◯ | ◯ |
消費カロリー | ◯ | ◯ |
上昇階数 | ◯ | ◯ |
移動距離 | ◯ | ◯ |
週間運動量 | ◯ | ◯ |
心拍数 | ◯ | ◯ |
安静時心拍数 | ◯ | ◯ |
異常心拍アラート | ◯ | ◯ |
呼吸数 | ◯ | ◯ |
血中酸素 | ◯ | ◯ |
心電図 | - | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ |
睡眠スコアと洞察 | ◯ | ◯ |
スマート起床アラーム | ◯ | ◯ |
皮膚温度 | ◯ | ◯ |
ストレスレベル | ◯ | ◯ |
リラックスリマインダー | ◯ | ◯ |
リラックスタイマー | ◯ | ◯ |
Body Battery | ◯ | ◯ |
フィットネス年齢 | ◯ | ◯ |
水分補給トラッキング | ◯ | ◯ |
女性のための健康トラッキング | ◯ | ◯ |
ヘルススナップショット | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 570と970の健康管理機能(ヘルスケア機能)の比較です。Garmin(ガーミン)のForerunnerシリーズはランニングGPSウォッチですが、他のスマートウォッチにも負けないぐらい健康管理機能が充実しているのが特徴です。実際、570と970はともに、「心拍数」、「血中酸素」、「睡眠」、「睡眠時皮膚温」、「ストレスレベル」など多彩な健康関連機能を搭載しています。また、2025年に初登場したガーミンの新機能である「スマート起床アラーム(眠りが浅い時に起こしてくれる機能)」も、570と970どちらとも対応しています。
570と970の健康管理機能で唯一の大きな違いは、「心電図機能」です。
健康管理機能の違い①心電図機能
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970の健康管理機能で大きな違いとなる心電図機能。970はForerunnerシリーズ初の心電図アプリ対応。570は非対応。もちろん、この心電図アプリは日本国内でも利用可能です。2025年4月にガーミンの心電図アプリが厚生労働省の認可を取得しているため、Apple WatchやHUAWEI WATCHの心電図アプリ同様に高い精度が期待出来ます。具体的に、970の心電図アプリを利用することで、心房細動または洞調律の兆候を確認することが出来ます。
Forerunner 570とForerunner 970のランニング機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/障害物レース/トレッドミル/屋内トラック/バーチャルラン | ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/障害物レース/トレッドミル/屋内トラック/バーチャルラン |
距離・時間・ペース計測 | ◯ | ◯ |
自動ラップ | ◯ | ◯ |
自動ポーズ | ◯ | ◯ |
ラン/ウォーク/静止時間検出 | ◯ | ◯ |
インターバルトレーニング | ◯ | ◯ |
心拍ゾーン | ◯ | ◯ |
HRアラート | ◯ | ◯ |
リカバリータイム | ◯ | ◯ |
モーニングレポート | ◯ | ◯ |
イブニングレポート | ◯ | ◯ |
レースウィジェット | ◯ | ◯ |
HRVステータス | ◯ | ◯ |
トレーニングレディネス | ◯ | ◯ |
暑熱と高度への適応 | ◯ | ◯ |
VO2MAX(ラン) | ◯ | ◯ |
VO2MAX(トレイルラン) | ◯ | ◯ |
リアルタイムスタミナ | - | ◯ |
持久力スコア | - | ◯ |
トレーニングステータス | ◯ | ◯ |
トレーニング負荷 | ◯ | ◯ |
トレーニング負荷バランス | ◯ | ◯ |
トレーニング効果(有酸素) | ◯ | ◯ |
トレーニング効果(無酸素) | ◯ | ◯ |
トレーニング効果ラベル | ◯ | ◯ |
おすすめワークアウト | ◯ | ◯ |
ランニングダイナミクス | ◯ | ◯ |
ランニングパワー | ◯ | ◯ |
ランニング耐久値 | - | ◯ |
ランニングエコノミー | - | 要互換アクセサリ |
乳酸閾値 | ◯ | ◯ |
PacePro | ◯ | ◯ |
ヒルスコア | - | ◯ |
トレイルラン自動クライム | ◯ | ◯ |
レース予想タイム | ◯ | ◯ |
コース・天候別レース予想タイム | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 570と970のランニング機能(トレーニング機能)の比較です。570と970はともにランナー向けの高機能GPSウォッチであるため、どちらも専門性の高いランニング・トレーニング機能を多数搭載しています。基本機能である、「走った距離を計測出来る(GPS計測)」、「今の運動強度が分かる(心拍ゾーン)」、「トレーニング後の回復時間の目安がわかる(リカバリータイム)」、「マラソンの予測タイムがわかる(レース予測タイム)」などは570と970で当然共通です。
さらに、より専門性が高くマラソン中・上級者に人気の機能である「トレーニングレディネス」、「トレーニングステータス」、「トレーニング負荷」、「トレーニング効果(有酸素・無酸素)」、「ランニングダイナミクス」、「ランニングパワー」も570と970で共通です。
570と970のランニング機能で大きな違いとなるのは、「ランニング耐久値」、「ランニングエコノミー」、「リアルタイムスタミナ」、「持久力スコア」、「ヒルスコア」の5点です。
ランニング機能の違い①ランニング耐久値
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のランニング機能の大きな違いの一つ目は、「ランニング耐久値」です。970で新登場した新機能のランニング耐久値は、1週間にどのぐらい走れるのか身体耐久力を見える化してくれる機能です。自身のランニング履歴から平面な地面を1km走った際に身体にかかる機械的な負荷量(衝撃負荷)を導き出し、その負荷量をベースに、1週間の推奨最大走行距離を示してくれるというもの。このランニング耐久値を1週間の練習メニューの走行距離の調整に役立てたり、走り過ぎによるオーバーワークによる怪我を予防したり出来ます。これは上級者だけではなく、初・中級者にも嬉しい機能です。
ランニング機能の違い②ランニングエコノミー
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のランニング機能の大きな違いの二つ目は、「ランニングエコノミー」です。970では遂にランナーの重要な指標の一つである、ランニングエコノミーまでも測定可能となりました。970のランニングエコノミーとは、エネルギーをいかに効率よくランニングパフォーマンスに活かせているのかを数値化したものです。ランニングエコノミーは車の燃費に例えられることが多く、ランニングエコノミーが高いほど、長距離を走るのに最適な体になっている、無駄のない良い走り方が出来ているということになります。ただし、ランニングエコノミーは970単体で測定は出来ず、別売りの胸部装着型ハートレートセンサー「HRM-600」を装着して走る必要があります。
ランニング機能の違い③リアルタイムスタミナ
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のランニング機能の大きな違いの三つ目は、「リアルタイムスタミナ」です。970で活用出来るリアルタイムスタミナとは、ランニング中において現在どのぐらいスタミナを消費しているのか、どのぐらいのスタミナが残っているのかを示してくれる機能です。残りの体力を客観的な数値で可視化出来るため、レース本番やトレーニング中において前半でのオーバーペースを防いだり、後半へ体力を温存しておく戦略などに役立てることが出来ます。
ランニング機能の違い④持久力スコア
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のランニング機能の大きな違いの四つ目は、「持久力スコア」です。970で活用出来る持久力スコアとは、持久系スポーツにおける能力を客観的な数値で可視化したものです。持久力スコアが高いほど、マラソンやサイクリング、スイムなどの持久系スポーツにおいて発揮出来るパフォーマンスが高いということになります。トレーニングを続け持久力が付いてくるとこの持久力スコアが上がっていくため、自分自身の成長を客観的なスコアで知れるためモチベーションアップに繋がります。
ランニング機能の違い⑤ヒルスコア
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のランニング機能の大きな違いの五つ目は、「ヒルスコア」です。970で使えるヒルスコアとは、登り坂での走行能力をスコア化した機能です。簡単に言えば、登りにどれだけ強いかを示したものです。ヒルスコアは下からレクリエーション、チャレンジャー、経験者、熟練、エキスパート、エリートのランクがあり、上のスコアランクを目指すだけでも登り区間のあるランニングコースを走るモチベーションとなります。
Forerunner 570とForerunner 970のアウトドア機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | ハイキング/登山/屋内クライム/ボルダリング/狩り/乗馬/ゴルフ/ディスクゴルフ/アーチェリー/ラッキング/インラインスケート | ハイキング/登山/屋内クライム/ボルダリング/狩り/乗馬/ゴルフ/ディスクゴルフ/アーチェリー/ラッキング/インラインスケート/Adventure Race/Expedition |
地図表示 (日本詳細地形図) | - | ◯ |
地図ダウンロード機能 | - | ◯ |
周辺検索 | - | ◯ |
2地点間ナビゲーション | ◯ | ◯ |
コースナビゲーション | ◯ | ◯ |
スタート地点に戻る | ◯ | ◯ |
トラックバック | ◯ | ◯ |
高度グラフ | ◯ | ◯ |
目的地までの距離 | ◯ | ◯ |
気圧変動インジケーター | ◯ | ◯ |
ClimbPro | - | ◯ |
昇降速度 | ◯ | ◯ |
総上昇/下降量 | ◯ | ◯ |
休息タイマー | ◯ | ◯ |
Expedition GPSモード | - | ◯ |
次に、Forerunner 570と970のアウトドア機能の比較です。570と970ともにハイキングや登山、屋内クライミング、ボルダリングなどの人気のアウトドアアクティビティに対応し、ナビゲーション機能も備えているため、夏場のアウトドアウォッチとしても十分便利に活用出来ます。
ただし、ハイキングや登山などの山アクティビティでより使いやすいのは970の方です。その理由は、570と970で「地図表示機能」と「Climb Pro」の2点の違いがあるためです。
アウトドア機能の違い①地図表示機能
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のアウトドア機能の大きな違いの一つ目は、「地図表示機能」です。970は時計本体にフルカラー地図を内蔵しているため、市街地でも山道でもフルカラーマップ上でルートをわかりやすく確認出来ます。もちろん、ナビゲーション機能や周辺検索機能も備え、まるでカーナビのように便利に活用出来ます。また、より安心安全な登山をサポートしてくれる日本登山地形図(有料版)を取り込むことも可能です。日本登山地形図では山小屋やトイレ、鎖場、危険箇所、迷いやすいポイントなども地図上に表示してくれるので、とても頼もしいマップです。
アウトドア機能の違い②ClimbPro
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のアウトドア機能の大きな違いの二つ目は、「ClimbPro」です。970で利用出来るClimbProは、登山やトレイルランニングにおける登り区間を攻略するのに役立つ機能です。登山やトレイルランニング中に登り区間に差し掛かると画面が自動的にClimbPro画面へと切り替わり、登り区間があとどのぐらい続くのか(残り距離)、どのぐらい登る必要があるのか(残り上昇量)、平均勾配などのデータを示してくれます。キツい登り区間では、あとどのぐらい登ったら終わるのかが分かるだけでも大きな励みとなりますし、登り区間で無駄に体力を消耗しないようにペース配分の目安としても活用出来ます。
Forerunner 570とForerunner 970のサイクリング機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | バイク/ロードバイク/MTB(マウンテンバイク)/グラベルバイク/バイク通勤/バイクツアー/e-バイク/e-MTB/屋内バイク/シクロクロス/BMX | バイク/ロードバイク/MTB(マウンテンバイク)/グラベルバイク/バイク通勤/バイクツアー/e-バイク/e-MTB/屋内バイク/シクロクロス/BMX |
コース | ◯ | ◯ |
バイクラップとラップ最大パワー | ◯ | ◯ |
レース | ◯ | ◯ |
アラート | ◯ | ◯ |
FTP | - | 要互換アクセサリ |
パワーカーブと% FTP ワークアウト | ◯ | ◯ |
サイクルマップ | - | ◯ |
MTBグリット&フロー | - | ◯ |
サイクリングダイナミクス | - | 要互換アクセサリ |
Vector,Rallyとの互換性 | ◯ | ◯ |
Variaレーダーとの互換性 | ◯ | ◯ |
Variaライトとの互換性 | ◯ | ◯ |
スピードケイデンスセンサーサポート | ◯ | ◯ |
パワー計互換性 | ◯ | ◯ |
パワーガイド | - | ◯ |
次に、Forerunner 570と970のサイクリング機能の比較です。570と970ともに様々なサイクリングアクティビティに対応していますが、「サイクルマップ」と「サイクリングダイナミクス」の2点で大きな違いがあります。
サイクリング機能の違い①サイクルマップ
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のサイクリング機能の大きな違いの一つ目が、「サイクルマップ」です。サイクルマップ対応の970では、自転車道対応の詳細道路地図やTrailfolksのワールドワイドMTBトレイルデータがプリインストールされています。
サイクリング機能の違い②サイクリングダイナミクス
- 570:非対応
- 970:対応
Forerunner 570と970のサイクリング機能の大きな違いの二つ目が、「サイクリングダイナミクス」です。970のサイクリングダイナミクスでは合計パワーやケイデンス、左/右バランス、パワーフェーズ、PCOをはじめとする高度なサイクリングダイナミクスを測定し、自分自身の弱点や強みを特定出来ます。ただし、サイクリングダイナミクスを使用するためには、別売りの互換アクセサリが必要です。
Forerunner 570とForerunner 970のスイム機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | プールスイム/屋外スイム | プールスイム/屋外スイム |
プールスイム計測 | ◯ | ◯ |
屋外スイム計測 | ◯ | ◯ |
泳法の識別 | ◯ | ◯ |
ドリル記録 | ◯ | ◯ |
休息タイマー | ◯ | ◯ |
休息リピートオン | ◯ | ◯ |
自動休息 | ◯ | ◯ |
距離/タイムアラート | ◯ | ◯ |
ペースアラート | ◯ | ◯ |
カウントダウンスタート | ◯ | ◯ |
プールスイムワークアウト | ◯ | ◯ |
クリティカルスイムスピード | ◯ | ◯ |
水中用光学式心拍計 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 570と970のスイム機能(水泳機能)の比較です。スイム機能に関しては570と970で大きな違いはありません。570と970どちらもスイマーに人気の機能を多数搭載しています。ランナーなら暑い夏場はマラソントレーニングの一環として水泳練習に取り組む人も多いですが、570でも970でも水泳トレーニングで便利に活用出来ます。
Forerunner 570とForerunner 970のジム機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | 筋トレ/HIIT(高強度インターバルトレーニング)ワークアウト/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/フロアクライム/屋内ローイング/なわとび/ウォーク/ピラティス/ヨガ/屋内ウォーク/モビリティ | 筋トレ/HIIT(高強度インターバルトレーニング)ワークアウト/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/フロアクライム/屋内ローイング/なわとび/ウォーク/ピラティス/ヨガ/屋内ウォーク/モビリティ |
筋トレ | ◯ | ◯ |
HIITワークアウト | ◯ | ◯ |
ヨガワークアウト | ◯ | ◯ |
ピラティスワークアウト | ◯ | ◯ |
ワークアウト動画を画面に表示 | ◯ | ◯ |
鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスを画面に表示 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 570と970のジム機能の比較です。スイム機能同様に、ジム機能も570と970で大きな違いはありません。570と970はどちらも筋トレやHIIT、ヨガ、ピラティスなどにしっかりと対応しています。
Forerunner 570とForerunner 970のゴルフ機能を比較
Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() | |
---|---|---|
プリインストール済みのゴルフコース | - | ◯ |
グリーン(フロント/センター/バックエッジ)までの距離 | ◯ | ◯ |
レイアップ/ドッグレッグまでのヤード数 | ◯ | ◯ |
ショット距離を測定 | ◯ | ◯ |
デジタルスコアカード | ◯ | ◯ |
ラウンド概要 | ◯ | ◯ |
Garmin AutoShot | ◯ | ◯ |
自動コース更新 | ◯ | ◯ |
グリーンビュー | ◯ | ◯ |
ハザード情報 | ◯ | ◯ |
PinPointer | ◯ | ◯ |
ハンディキャップスコア | ◯ | ◯ |
ラウンドタイマー//積算距離計 | ◯ | ◯ |
自動クラブトラッキング | 要互換アクセサリ | 要互換アクセサリ |
トーナメントモード | ◯ | ◯ |
最後に、Forerunner 570と970のゴルフ機能の比較です。ゴルフ場でラウンドを回る際に便利な機能は570と970どちらも搭載し、570も970もゴルフウォッチとして活用しやすいです。ただし、大きな違いとして、「プリインストール済みのゴルフコース」に570は非対応、970は対応という違いがあります。
Forerunner 570とForerunner 970、どっちがおすすめ??

左:Forerunner 570 右:Forerunner 970
Garmin(ガーミン)の2025年最新作であるForerunner 570とForerunner 970を、「基本機能」、「健康管理機能」、「ランニング機能」、「サイクリング機能」、「スイム機能」、「ジム機能」、「ゴルフ機能」の全7項目で比較してきました。
結局のところ、2025年最新ランニングウォッチを選ぶなら、Forerunner 570とForerunner 970、どっちがおすすめか。基本的には、570も十分過ぎるぐらいに高機能であり、970じゃない困るという機能はそこまで多くないため、ほとんどのランナーには570がおすすめです。ただし、ビジネスでも使いたい、健康管理にも活用したい、トレランや登山、ゴルフにも活用したいという人は、より高級感があり、より機能性の高い970がおすすめです。
Forerunner 570
まず、Forerunner 570とForerunner 970のどっちにしようか迷っているランナーなら、初心者から上級者問わず、ほとんどの場合はForerunner 570を選んでおくのがおすすめです。その最大の理由は、970よりも3万円以上安く買えるのに、従来のハイエンド機種にも匹敵する、あるいはそれ以上に高機能なランニングウォッチが手に入るためです。570は970には劣るものの、アルミニムベゼルを採用し、従来のランニングウォッチよりも質感も高めで普段使いもしやすいです。
特に機能面では、570はForerunnerシリーズ初めてとなるBluetooth通話や音声操作に対応した点や、最新の第5世代心拍計を搭載し運動中の心拍数測定精度が向上した点が魅力的です。
Forerunner 970
マラソンだけではなく、ウルトラマラソン、トレイルランニング、ロングトレイル、トライアスロンなどの競技にも取り組む予定の社会人には、570よりもハイエンドの970がおすすめです。
まず、970は570よりもワンランク上のパーツであるサファイアクリスタルレンズとチタンベゼルを採用し、ビジネスシーンにも馴染む上質感漂う外観となっており、ビジネスアスリートの手元にぴったりです。また、機能面では、570よりもバッテリー持ちが良かったり、暗闇でのランニング中や行動中に重宝するLEDフラッシュライトを搭載していたり、フルカラーマップを内蔵していたり、登り区間攻略に役立つClimbProに対応していたりと、ウルトラマラソンやトレイルラン、ロングトレイルなどに便利な機能が多数搭載されています。さらに、マラソン上級者のさらなるサポート機能として、ランニング耐久値やランニングエコノミーといった新機能も搭載されています。
970は価格は高めですが、それだけの価値はあるプレミアムランニングGPSウォッチです。長く使う予定なら、一番機能性の良い970へ投資してみるのがおすすめです。
ガーミンの2025年最新ランニングウォッチを体験してみよう!
Garmin(ガーミン)の2025年最新作であるForerunner 570とForerunner 970はともにForerunnerシリーズ初のマイク・スピーカー搭載でBluetooth通話や音声操作に対応し、最新の第5世代の光学式心拍計を搭載し運動中の心拍計測精度が向上しているなど大きな進化を遂げています。特に、970は心電図アプリやLEDフラッシュライト、ランニング耐久値、ランニングエコノミーなどの機能も新搭載し、業界でも間違いなく最強のランニングウォッチとなっています。
秋冬のハーフマラソンやフルマラソンでの完走や、悲願のサブ4やサブ3.5、サブ3達成へ向け、ガーミンの2025年最新ランニングウォッチである570か、970を是非活用してみましょう。