初めてのランニング用GPSウォッチを選ぶなら、ランナーに大人気のGARMIN(ガーミン)製がオススメ。ガーミンのGPSウォッチはGPS精度が高く、ランニングの移動距離やペース、軌跡をかなり正確に計測出来るのが魅力です。そんな人気NO.1ブランドであるガーミンの人気モデルと言えば、ForeAthlete 25とForerunner 255。どちらも価格と機能性のバランスの取れたモデルとなっています。
そんな人気モデルであるForeAthlete 55とForerunner 255はどう違いのか気になっている人も多いはず。今回の記事では、ガーミンの55と255の違いを基本的機能・ランニング機能・アウトドア機能・サイクリング機能・スイム機能・ジム機能とそれぞれで比較しつつ、どんな人にどっちがオススメかを紹介しています。初めてのGPSウォッチに55と255で迷っている人は是非参考にしてみてください。
目次
- ガーミンの人気ランニングGPSウォッチである「ForeAthlete 55」と「Forerunner 255」
- ForeAthlete 55とForerunner 255の基本機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255のヘルスケア機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255のランニング機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255のアウトドア機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255のサイクリング機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255のスイム機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255のジムトレーニング機能を比較
- ForeAthlete 55とForerunner 255、オススメはどっち??
- ガーミンの人気モデルである55と255、自分に合った方を選びランを楽しもう
ガーミンの人気ランニングGPSウォッチである「ForeAthlete 55」と「Forerunner 255」
ガーミンのランニングGPSウォッチは、2022年7月現在でガーミン公式HPに掲載されているもので新機種と旧機種含め全16種類あります。その中でも特に人気が高い最新機種が、エントリーモデルであるForeAthlete 55と、人気NO.1モデルであるForerunner 255です。初めてガーミンのGPSウォッチを選ぶ場合、このどちらかを選べば間違いありません。
ForeAthlete 55
ForeAthlete 55は、2021年6月17日に発売されたエントリーモデルです。ガーミンの55の最大の特徴は、コストパフォーマンスの高さです。ガーミンのGPSウォッチは上位モデルとなると、10万円を超える機種もありますが、55なら約3万円で購入出来ます。旧機種であるForeAthlete 45を除くと、現状のガーミン製ランニングGPSウォッチで一番安く買える機種です。もちろん、基本的な機能はしっかり搭載されているので、ランニング・マラソン初心者であればガーミン55を選んで全く問題ありません。
Forerunner 255
Forerunner 255は、2022年6月16日に発売された人気NO.1モデルです。ガーミンのランニングGPSウォッチの中で、200番台シリーズが一番人気で、旧機種であるForeAthlete 245も大人気だったのですが、3年ぶりのモデルチェンジを経て登場したのがこの255です。255は55の一つ上に位置するモデルであるため、基本的な機能に加え、ランナーに嬉しいプラスアルファのランニング機能、トレーニング機能が搭載されています。さらに、スマートウォッチとしても便利な音楽プレーヤー機能(Musicモデルの場合)に、電子マネー機能も搭載されているのも魅力。
ForeAthlete 55とForerunner 255の基本機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
発売日 | 2021年6月17日 | 2022年6月16日 |
価格 | 32,000円 | 49,800円 |
サイズ | 42x42x11.6mm | 45.6x45.6x12.9mm |
重量 | 37g | 49g |
ディスプレイ | MIP | MIP |
ディスプレイサイズ | 直径1.04インチ | 直径1.3インチ |
解像度 | 208x208 | 260x260 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
バッテリー(スマートウォッチモード) | 14日間 | 14日間 |
バッテリー(GPSモード) | 20時間 | 30時間 |
GPS | GPS/GLONASS/みちびき/Galileo | 2GPS/GLONASS/みちびき/Galileo |
マルチバンド周波数 | - | ◯ |
各種センサー | 加速度計 | 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/血中酸素トラッキング |
光学式心拍計 | ◯ | ◯ |
音楽プレイヤー | - | 500曲(Musicモデル) |
電子マネー | - | Garmin Pay/Suica |
ForeAthlete 55とForerunner 255の基本機能を比較した際、大きな違いがあるのが「価格」「マルチバンド周波数への対応」「音楽プレイヤー機能の搭載非搭載」「電子マネーへの対応」です。その他、スマートウォッチとしての基本機能である通知機能やミュージックコントロール機能(スマホの音楽操作)、防水性能は同じです。
コンパクトで軽量でさらに価格も安いのが55の魅力
ForeAthlete 55とForerunner 255を比較した場合の55の最大の魅力は、やはり価格の安さです。55も255もどちらもガーミン製GPSウォッチの中ではコスパに優れたモデルと言われていますが、両者を比較した場合はやはり55の方がコスパの良さが際立ちます。255は約5万円に対し、55は約3万円で買えます。55もランニングGPSウォッチとしては最低限の機能は搭載しているので、コスパで選ぶなら55一択です。
55のGPS精度も高いが、255はマルチバンド周波数対応でさらにGPS精度が向上!
ランニング用GPSウォッチを選ぶ際に、そのGPS精度の正確さが重要になってきます。無名ブランドの安いGPSウォッチだとどうしてもGPS精度が低く、実際のランニング時の移動距離やペースに誤差が生じてしまいます。その一方、ガーミンはそもそも米国を代表するGPS機器メーカーということもあり、そのGPS精度はピカイチです。
そのため、エントリーモデルであるForeAthlete 55でも十分なGPS精度を誇ります。ただし、その上を行くのがForerunner 255です。255では、マルチバンド周波数(米国GPSや欧州Galileo、露GLONASS、日みちびきなどからの複数の周波数を受信可能)対応でGPS精度がさらに向上しています。1つの周波数のみを受信する55と違い、特にGPS精度が下がりやすい高層ビルが立ち並ぶ都市部や、山間部での測位制度が飛躍的に向上しています。
255はSuica対応、55は電子マネー非搭載
ランニング時だけではなく、普段使いの点でも大きな違いが出てくるのが電子マネー機能の搭載非搭載です。55は残念ながらSuicaを始めすべての電子マネー機能が比搭載です。一方、255はGarmin PayとSuicaに対応しています。そのため、スマホを持っていなくてもウォッチ単体でコンビニやスーパー等でキャッシュレス決済が出来ます。Suicaにも対応しているため、電車やバスを利用することも可能です。
255はMusicモデルを選べばスマホ無しに音楽再生出来る
さらに一般シーンでの利用でも大きな違いとなるのが、ミュージックプレイヤー機能の有無です。ForeAthlete 55はペアリングされたスマホ内の音楽アプリを操作し音楽を再生することは可能ですが、ウォッチ単体での音楽再生は出来ません。つまり、音楽を聴きながら走るならスマホも一緒に持っていく必要があります。一方、Forerunner 255はMP3プレイヤーのようにウォッチ本体へ音楽を保存出来るため、スマホを持ち運ぶことなく音楽を聴きながらランニング出来ます。
ForeAthlete 55とForerunner 255のヘルスケア機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
心拍数 | ◯ | ◯ |
呼吸数 | - | ◯ |
血中酸素 | - | ◯ |
フィットネス年齢 | ◯ | ◯ |
Body Battery | ◯ | ◯ |
ストレスレベル計測 | ◯ | ◯ |
リラックスリマインダー | ◯ | ◯ |
ブレスワークタイマー | ◯ | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ |
睡眠スコアと洞察 | - | ◯ |
水分補給トラッキング | ◯ | ◯ |
女性のための健康トラッキング | ◯ | ◯ |
ヘルススナップショット | ◯ | ◯ |
ガーミンのランニングGPSウォッチは、他メーカーのスマートウォッチと比べてみてもヘルスケア機能が非常に充実しているのが特徴です。特にスマートウォッチとして定番となっているApple Watchにはない機能がたくさんあり、Apple Watchよりも健康管理に役立つという声も多いです。そんなガーミンのヘルスケア機能ですが、ForeAthlete 55とForerunner 255でそこまで大きな差はありません。
スマートウォッチとしての機能、ヘルスケア機能は55と255でほぼ同じ
ガーミンのヘルスケア機能は、実年齢に対して体がどのくらい若いか、老いているか確認出来る「フィットネス年齢」、体のエネルギー残量を5-100の数値で確認できる「Body Battery」、どのぐらいストレスを受けているのかを客観的に把握できる「ストレスレベル測定」、レム睡眠とノンレム睡眠含め睡眠計測出来る「睡眠モニタリング」、水分摂取量を記録できる「水分摂取量」、生理期間までの日数を確認できる「生理周期トラッキング」、妊娠状況の経過を確認できる「妊娠トラッキング」など、たくさんあります。これらは55でも255でも同じです。
違いは、呼吸数と血中酸素濃度、先進睡眠モニタリングの3つ
基本的にヘルスケア機能は55も255もほぼ同じです。ただし、255には55にはない「呼吸数」「血中酸素濃度」「先進睡眠モニタリング」が搭載されています。
呼吸数は1日を通した1分間あたりの呼吸数を追跡する機能。血中酸素濃度は、コロナ禍で話題となった機能で、血液中にどれだけ酸素が含まれているのかを示す機能。さらに、先進睡眠モニタリングは、通常の睡眠モニタリングに加え、睡眠の質を0〜100のスコアで確認出来、さらに睡眠の質を改善するためのアドバイスも提示してくれるものです。基本的に55のヘルスケア機能で十分ですが、どれかに必要性を感じるなら255を選んでおくのが無難です。
ForeAthlete 55とForerunner 255のランニング機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
アクティビティ | ラン/トレッドミル/トラックラン/屋内トラックラン/バーチャルラン | ラン/トレッドミル/トラックラン/屋内トラックラン/バーチャルラン/トレイルラン/ウルトララン |
距離・時間・ペース計測 | ◯ | ◯ |
自動ラップ | ◯ | ◯ |
自動ポーズ | ◯ | ◯ |
心拍ゾーン | ◯ | ◯ |
VO2MAX(ラン) | ◯ | ◯ |
VO2MAX(トレイルラン) | - | ◯ |
リカバリータイム | ◯ | ◯ |
レース予測タイム | ◯ | ◯ |
インターバルトレーニング | ◯ | ◯ |
ランニングダイナミクス | - | ◯ (要互換アクセサリ) |
乳酸閾値(LT値) | - | ◯ (要互換アクセサリ) |
ランニングパワー | - | ◯ (要互換アクセサリ) |
トレーニングステータス | - | ◯ |
トレーニング負荷 | - | ◯ |
トレーニング負荷バランス | - | ◯ |
トレーニング効果 | - | ◯ |
おすすめワークアウト | ○(Lite) | ◯ |
モーニングレポート | - | ◯ |
レースウィジェット | - | ◯ |
HRVステータス | - | ◯ |
ForeAthlete 55とForerunner 255は、ランニング・トレーニング関連の機能にそれなりに違いがあります。基本的には、ランニング・マラソン初心者なら55で十分ですが、ランニングやトレーニングに関するたくさんのデータを可視化しながら楽しみたいという人は255がオススメ。
GARMINのForeAthlete(Forerunner)シリーズの定番機能は55にも標準搭載
ForeAthlete 55はガーミンのランニングGPSウォッチのエントリーモデルに位置する機種であるため、その上の機種であるForerunner 255と比べるとランニング・トレーニング関連の機能がスリム化されています。
ただし、健康やダイエットのために走る、ハーフマラソンやフルマラソン完走へ向けてトレーニングをする、マラソン大会当日に着用するといったシーンにおいて55で不満を感じるところは一切ありません。GPS機能で距離やペースを計測する、ランニングしたルートの軌跡をアプリで確認する、心拍数ゾーンを確認する、1kmごとのラップを自動で取得する(自動ラップ)、信号で止まった際に自動的に計測を一時停止する(自動ポーズ)といった基本的な機能は当然55に搭載されています。さらに、ランナーの持久能力を客観的に把握するためのVO2MAX計測機能、トレーニング後の休息の目安となるリカバリータイム、5km・10km・ハーフマラソン・フルマラソンの予想タイムが分かるレース予測タイムも55に搭載されています。
ForeAthlete 55はランニングGPSウォッチとして必要な機能はしっかりと搭載されているので、ランニング・マラソン初心者だけではなく中上級者や陸上競技に取り組む学生さんも十分に満足出来るウォッチとなっています。
255はランニングフォーム改善に役立つランニングダイナミクス機能あり
ForeAthlete 55とForerunner 255のランニング・トレーニング関連の大きな違いとなるのが、ランニングダイナミクス機能の有無です。ランニングダイナミクスとは、ピッチ、ストライド幅、上下動、上下動比、接地時間、接地時間バランスといったランニングフォームに関するランニングデータを計測出来る機能です。さらに、ランニング時に地面にかかるパワーを計測出来るランニングパワー機能も搭載されています。これらのデータを計測することで、ランニングフォームの改善やランニングエコノミーの改善に役立てることが可能です。
ただし、ランニングダイナミクスとランニングパワー機能を活用する場合、別売りのランニングダイナミクスポッド或いはハートレートセンサーを用意する必要があります。また、ハートレートセンサーがあれば、255で手軽にLT値(乳酸性作業閾値)を測定することも可能です。
255なら毎日のコンディションやトレーニング効果が可視化出来る
55と255のランニング・トレーニング面における大きな違いに、毎日のトレーニングの効果を測ったり、コンディションを客観的に可視化する機能があります。
それが、長時間におけるトレーニング負荷とVO2MAXの変化を分析し、現在のトレーニング状況が順調にレベルアップしているのか、それともトレーニング不足になっているのか、レースへ向けてベストコンディションなのかを示してくれる「トレーニングステータス」というものです。さらに、過去7日間のトレーニングの合計値を表示してくれる「トレーニング負荷」、過去4週間の無酸素運動と高強度有酸素運動、低強度有酸素運動の負荷バランスを可視化してくれる「トレーニング負荷バランス」、トレーニングの効果を有酸素効果と無酸素効果それぞれでどうなのかを示してくれる「トレーニング効果(有酸素/無酸素)」もあります。これらを活用することで、現在のトレーニングで正しい効果を得られているのか、今しっかり追い込むべきなのか少し休息をとるべきなのかが分かりやすくなります。
これらの機能は必ずしも必要ではないものの、こういった日々の頑張り具合や現在の状況を客観的な数値で把握できるというのは嬉しく、モチベーションアップにつながるというランナーはきっと多いはずです。こういったデータを分析し、それを活用していくのが好きならランナーなら間違いなく255がベストです。
ForeAthlete 55とForerunner 255のアウトドア機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
アクティビティ | - | ハイキング/スキー/スノーボード/XCスキー/スタンドアップパドルボード/ローイング |
2地点間ナビゲーション | - | ◯ |
コースナビゲーション | - | ◯ |
スタート地点に戻る | - | ◯ |
高度プロフィール | - | ◯ |
目的地までの距離 | - | ◯ |
気圧変動インジケーター | - | ◯ |
ClimbPro登行プランナー | - | ◯ |
昇降速度 | - | ◯ |
今後の高度プロット | - | ◯ |
プリロードされた地形図 | - | - |
地図のダウンロード機能 | - | - |
ランニングシーンなら、ForeAthlete 55でも十分ですが、アウトドアシーン(トレイルランニングやハイキング、登山等)でも利用する予定なら、Forerunner 255一択です。
55はトレラン含む山系アクティビティ非対応
ガーミンの多くのランニングGPSウォッチは、ランニングアクティビティだけではなく、アウトドアのアクティビティにも対応しています。ただし、エントリーモデルである55は、アウトドア系のアクティビティには残念ながら対応していません。
255はトレランや登山も楽しめる
55と違い255は、ハイキング、スキー、スノーボード、XCスキー、スタンドアップパドルボード、ローイングとたくさんのアウトドアアクティビティに対応しています。機能面は、現在地から目的地までの道筋が表示される「2地点間ナビゲーション」、予めウォッチ本体へコースデータを転送した上でナビゲーションしてくれる「コースナビゲーション」、急激な気圧変化にも気づく「気圧変動インジケーター」、1時間あたりの昇降速度が分かる「昇降速度」、リアルタイムにトレラン中の登りの残りの距離や勾配の情報を確認できる「ClimbPro」といったものがあります。
最上位機種のForerunner 955のように地図表示機能こそありませんが、Forerunner 255であればトレランを始め山系のアクティビティも楽しむことが出来ます。
ForeAthlete 55とForerunner 255のサイクリング機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
アクティビティ | バイク/屋内バイク | バイク/屋内バイク/マウンテンバイク/eバイク/eマウンテンバイク |
時間・距離アラート | ◯ | ◯ |
コース | - | ◯ |
バイクラップとラップ最大パワー | - | ◯ |
レース | - | ◯ |
サイクリングダイナミクス | - | - |
サイクルマップ | - | - |
サイクリング機能は255の方が上
自転車系のアクティビティはForeAthlete 55も対応しています。しかし、本当に最低限の機能しか搭載されていないため、サイクリング用途でも使うならForerunner 255を選んでおくのがオススメ。255であれば、コース機能やレース機能、FTP機能も使えます。
ForeAthlete 55とForerunner 255のスイム機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
アクティビティ | プールスイム | プールスイム/オープンウォータースイム |
プールスイム指標 | ◯ | ◯ |
オープンウォーター計測 | - | ◯ |
スイム効率(SWOLF) | ◯ | ◯ |
泳法の識別 | ◯ | ◯ |
ドリル練習計測 | ◯ | ◯ |
ベーシックレストタイマー | ◯ | ◯ |
休息リピートオン | ◯ | ◯ |
時間・距離アラート | ◯ | ◯ |
ペースアラート | - | - |
水中用光学式心拍計 | ◯ | ◯ |
ジムでのプールスイムなら55も255も対応
スイム機能に関しては、ForeAthlete 55も充実しています。スポーツジムや市民プールでのプールスイムでの利用なら、ForeAthlete 55でも十分です。55でも、プールスイムにおける、ラップやタイム、距離、ペース、ストローク数、水泳効率(SWOLF)、カロリーを測定出来ます。さらに、泳法の識別やうドリル練習計測、レストタイマーなどもあるなど、十分に水泳シーンでも便利に活用できます。
255は屋外スイムにも対応、もちろんトライアスロンにも対応
Forerunner 255とForeAthlete 55との大きな違いとなるのが、オープンスイムへの対応です。ForeAthlete 55は、プールでの水泳には対応していますが、湖や海、河川といったオープンスイムには対応していません。Forerunner 255はオープンスイムに対応していますので、その際にGPS機能により距離、ペース、ストローク数、水泳効率なども測定可能です。さらに、自動マルチスポーツに対応しているので、トライアスロンでも利用できます。トライアスロンにも取り組む予定の人は255を買っておくのがオススメです。
ForeAthlete 55とForerunner 255のジムトレーニング機能を比較
ForeAthlete 55 | Forerunner 255 | |
---|---|---|
アクティビティ | カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/HIIT/ピラティス/ヨガ | 筋トレ/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/HIIT/ピラティス/ヨガ |
HIITワークアウト | - | - |
ヨガワークアウト | - | ◯ |
ピラティスワークアウト | - | ◯ |
有酸素ワークアウト | - | - |
ワークアウト動画を画面に表示 | - | ◯ |
トレーニングされた筋肉の部位を画面に表示 | - | ◯ |
REPカウント | - | - |
ForeAthlete 55は、カーオーディオやXトレーナー、ステッパー、HIIT、ピラティス、ヨガといったジム系のアクティビティにも対応しています。しかし、よりジム系のアクティビティに強いのは、Forerunner 255の方です。
筋トレやヨガをするなら255が便利
Forerunner 255は、高度な設定が出来るHIITワークアウトやヨガワークアウト、ピラティスワークアウトにも対応しています。さらに、ウォッチ画面上に筋トレやヨガなどのワークアウト動画を表示し、正しいフォームや動作を手元のアニメーションで確認しながらトレーニング・フィットネスが出来るのも魅力です。そのほか、とレーニングが身体のどの部位に効いたのかモデルグラフィックで確認出来る機能も搭載されています。そのため、筋トレやヨガなどのアクティビティにも255の方が便利です。
ForeAthlete 55とForerunner 255、オススメはどっち??
ランニング・マラソン初心者ならコスパの良い「ForeAthlete 55」がオススメ
【こんな人にオススメ】
・ランニング初心者
・マラソン初心者
・陸上競技初心者
・基本的な機能があれば十分という人
・出来るだけ安く買いたいという学生さん
ForeAthlete 55とForerunner 255、どっちを買うべきか悩むところですが、ランニング・マラソン初心者が最初に買うGPSウォッチとしてはForeAthlete 55の方がオススメです。その理由は、単純にForerunner 255よりも2万円近くも安く買えるコスパの良さ。さらに、ハーフマラソンやフルマラソン完走を目指す場合でも十分に活用できるだけの機能を備えているところ。特別マニアックな機能は求めない、必要最低限の機能があればそれで十分という人は、ForeAthlete 55を選んでおくのが正解です。
また、安く買えるという点で部活で陸上競技に取り組む中学生や高校生、大学生にもオススメ。55も255同様に屋外トラックラン(陸上競技場)に対応しているため、800mや1500m、3000m、5000m、10000m、3000mSCに取り組むのにもぴったりです。
ForeAthlete 55
ランニング・マラソン中上級者には高性能な「Forerunner 255」がオススメ
【こんな人にオススメ】
・ランニング初級者〜中上級者
・マラソン初級者〜中上級者
・サブ4や3.5、3を目指しているガチランナー
・ランニングフォーム分析をしたいという人
・トレーニング効果を測りたいという人
・最新機能を試してみたいという人
・電子マネー機能が欲しいという人
・音楽機能が欲しいという人
ハーフマラソンやフルマラソンに本格的に取り組むランニング・マラソン中上級者にはForerunner 255がオススメ。255は、55にはないマニアックなランニング・トレーニング機能がたくさん詰まっています。ランニングフォームを分析したり、トレーニング効果を測定したり、コンディションを把握したりと、嬉しい機能がたくさん詰まっているため、少しでもレベルアップしたいという中上級者にぴったりです。
また、55には無い機能として電子マネー機能(Garmin Pay/Suica)と、Musicモデルの場合は音楽プレイヤー機能(最大500曲保存可能)があるのも255の魅力です。そのため、スマホを持たずに音楽を聴きながら走りたい、トレーニング後にコンビニに寄って買い物がしたいという場合は、ランニング・マラソンの経験やレベルを問わずForerunner 255を選んでみるのがオススメです。
Forerunner 255
女性にはコンパクトサイズの「Forerunner 255S」もオススメ
Forerunner 255は、通常の45mmサイズより一回り小さい41mmサイズのForerunner 255Sもあります。サイズとバッテリー持ちに多少の違いがある以外は255と全く同じなので、女性やコンパクトサイズが好きという人は255Sの方を選んでみるのもオススメです。
ガーミンの人気モデルである55と255、自分に合った方を選びランを楽しもう
ガーミンのForeAthlete 55とForerunner 255はどちらもランナーに大人気のランニングウォッチです。55はコスパに優れ特に初めてのランニングウォッチに人気で、255は非常に機能性が高いため初心者から中上級者まで幅広いランナーに人気のウォッチとなっています。
ForeAthlete 55とForerunner 255はそれぞれ機能面に違いはあるものの、どちらもランニング・マラソン用に素晴らしいウォッチです。是非自分に合った方を選んでみましょう。そして、そのウォッチを身につけGPS計測を活用したランをもっともっと楽しんでいきましょう。