ランニング初心者を中心に市民ランナーから評判の高い、asics(アシックス)の人気ランニングシューズであるGT-2000とGT-1000。同じGTシリーズで、クッション性、安定性、軽量性、反発性といったあらゆる面でバランスが良いなど機能面でも似ているため、GT-2000とGT-1000のどちらにしようかと迷う人は多いです。
そこで今回の記事では、アシックスのGTシリーズの最新モデルである、GT-2000 12とGT-1000 12を比較し、その違いを分かりやすく紹介しています。今まさに、アシックスのGT-2000シリーズとGT-1000シリーズのどちらを買うべきか迷っているという人は是非参考にしてみてください。
目次
初心者ランナーにアシックスのGT-2000とGT-1000が人気
国内大手スポーツメーカーであるasics(アシックス)の数あるランニングシューズコレクションの中でも初心者〜初級者レベルのランナーに高い人気を誇るのが、GTシリーズです。アシックスのGTシリーズは、“長距離を快適に走ることができるように”という作り手側の思いが込められたシューズで、ランニングシューズに求められるクッション性・安定性・軽量性・フィット性・反発性の全てをバランスよく備えているのが大きな特徴です。そして、今現在、GTシリーズはGT-2000シリーズとGT-1000シリーズの2シリーズあります。
GT-2000
アシックスのGTシリーズを代表するトップモデルが、GT-2000シリーズです。GT-2000シリーズは、日本国内はもちろん、欧米などの海外でも非常に人気の高いモデルで、初心者ランナーはもちろん、トップ選手もデイリートレーナー(jog用シューズ)として愛用するほどに国内外問わず、走力レベルも問わず、多くのランナーに愛されています。クッション性・安定性・軽量性・反発性・フィット性とあらゆる面においてバランスの取れた完成度の高いランニングシューズであり、初心者〜初級者レベルのランナーならハーフマラソンやフルマラソンの本番用シューズとして、中・上級者レベルのランナーなら日頃のアップ用やジョグ用シューズとして、オールマイティーに使える万能シューズとなっています。
GT-1000
アシックスのベストセラーシューズであるGT-2000の廉価版であり、GT-2000よりもお得に買えると人気が高いのが、GT-1000シリーズです。アシックスのGT-1000は、GT-2000同様に、初心者ランナーにありがちな走行中の足の内側への過度な倒れ込みを抑制してくれるサポート機能付きの安定性の高いシューズ(スタビリティシューズ)でありながらも、GT-2000よりも四千円以上も安く買えるコスパの高いモデルです。GT-2000と比べると機能面では劣るものの、同価格帯の他社のランニングシューズと比べると非常に機能性の高い作りとなっているため、ランニング初心者の最初の一足として非常に人気です。特にマラソンを走る予定はなく、ダイエットや運動不足解消のために、ウォーキングやジョギング、ジムトレーニングを始めるという人に人気です。
アシックスのGT-2000 12とGT-1000 12の比較
モデル | GT-2000 12 | GT-1000 12 | GT-1000 12 GTX |
---|---|---|---|
商品画像 | |||
価格 | 15,400円 | 11,000円 | 14,300円 |
靴幅 | 2E/4E | 2E/4E | 2E/4E |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードメッシュ | エンジニアードメッシュ(GORE-TEX搭載) |
インソール | ORTHOLITE | ORTHOLITE | ORTHOLITE |
ミッドソール | FF BLAST PLUS | FLYTE FOAM | FLYTE FOAM |
衝撃緩衝材 | PureGEL | GEL | GEL |
サポート機能 | 3D GUIDANCE SISTEM | LITETRUSS | LITETRUSS |
asics(アシックス)のGTシリーズの最新モデルである、GT-2000 12とGT-1000 12は定価で4,600円の価格差がありますが、一体どこに違いがあるのか気になるところです。GT-2000 12とGT-1000 12の主な違いは、「ミッドソール素材」と「衝撃緩衝材」、「サポート機能」の3点です。また、GT-2000 12とGT-1000 12 GTXにはアッパーの違いもあります。
違い①ミッドソール
アシックスのGT-2000 12とGT-1000 12の大きな違いの一つ目が、ミッドソール素材です。GT-2000 12は最新のFF BLAST PLUSが採用されていますが、GT-1000 12は少し古いFLYTE FOAMが採用されています。FLYTE FOAMは軽くてクッション性に優れているのが特徴ですが、FF BLAST PLUSはそれよりも弾力性がアップし、快適性と反発性が向上しています。そのため、GT-2000 12の方がGT-1000 12よりも弾むように自然と足が前へと前へと進む推進力を得ることが出来ます。GT-1000 12も十分快適な走り心地ですが、10km以上の長距離走へ挑戦するならGT-2000 12の方が快適です。
違い②衝撃緩衝材
GT-2000 12とGT-2000 12の大きな違いの二つ目は、衝撃緩衝材です。どちらもアシックスが誇る衝撃緩衝材であるGELテクノロジーを搭載しているのですが、GT-2000 12は最新型のPureGELを、GT-1000 12は従来型のGELを採用しているという違いがあります。
PureGELは通常のGELと比べてより軽くて柔らかい衝撃緩衝材へと進化しているため、GT-2000 12の方がよりソフトで足に優しい着地感となっています。また、従来のGELが外に剥き出しになっているのに対しPureGELはミッドソール内蔵型となっているため、耐久性の面でも優れています。
違い③サポート機能
GT-2000 12とGT-2000 12の大きな違いの三つ目は、サポート機能です。どちらも初心者ランナーに起こりやすい足の内側への倒れ込みを抑制するサポート機能(安定性機能)を搭載し、スムーズな足運びをサポートすることで怪我予防にも繋がるサポートシューズ(スタビリティシューズ)となっています。
ただし、搭載されるサポート機能は、GT-2000 12が最新の3D GUIDANCE SYSTEM(3Dガイダンスシステム)に対し、GT-1000 12は古めのLITETRUSS(ライトトラス)という違いがあります。LITETRUSSはシューズ内側に硬さを出すことで足の内側への倒れ込みを抑制するのに対し、3D GUIDANCE SYSTEMはランナーの動きを研究し開発された複合的な機能構造を採用することでより自然な形で足の内側への倒れ込みを抑制する構造となっています。GT-1000 12は安定感を得られる一方で内側部分にやや硬さを感じる可能性がありますが、GT-2000 12はそういった違和感もなく自然な形で安定感を得ることが出来ます。
違い④アッパー
GT-2000 12とGT-1000 12 GTXを比較した場合、アッパーにも違いがあります。GT-2000 12は通常のエンジニアードメッシュに対し、GT-1000 12 GTXはアッパー素材に防水透湿素材であるGORE-TEXメンブレンをぴったり密着させたGORE-TEXインビジブルフィットを採用しています。GT-2000 12は雨の日だと靴の中がビショビショに濡れてしまうのですが、GT-1000 12 GTXなら雨の日でも靴下が濡れることなく、シャワーランを快適に楽しむことが出来ます。また、GT-2000 12にはゴアテックス搭載モデルはなく、GTシリーズにおいてはGT-1000 12のみがゴアテックス搭載モデルを有する形となっています。そのため、防水機能を希望するなら、GT-1000 12 GTX一択です。
アシックスのGT-2000 12とGT-1000 12、どっちを選ぶのがおすすめ??
機能性を重視するなら「GT-2000 12」がオススメ
機能性を重視して選びたい人や、10km以上の長距離走に挑戦する人、ハーフマラソンやフルマラソンにも挑戦してみたいという人には、GT-1000 12よりもGT-2000 12がオススメです。
アシックスのGT-2000 12の最大の魅力は、アシックスの最新テクノロジーを贅沢に採用し、クッション性・安定性・軽量性・反発性・フィット性とあらゆる面でレベルが高く、さらにバランスにも優れた完成度の高いランニングシューズである点です。ミッドソールには軽量クッショニング素材であるFF BLAST PLUSを全面に採用し、さらにミッドソール内部に最新衝撃緩衝材であるPureGELを内蔵し、やわらかく快適な履き心地となっています。また、アシックス最新サポート機能である3Dガイダンスシステムを搭載し、足の内側への倒れ込みを抑制してくれるため、初心者でも安心して長距離走に挑戦出来ますし、ハーフマラソンやフルマラソンでも怪我なくゴールを目指すことが出来ます。
また、アッパーにはエンジニアードメッシュを採用し、アッパー内側とシュータンが繋がった一体型構造を取り入れているため、足とシューズとの一体感が高く、抜群のフィット感を得られるのも魅力的です。10km〜ハーフマラソン・フルマラソンに挑戦するなら、より機能性の高いGT-2000 12がオススメです。
コスパで選ぶなら、「GT-1000 12」がオススメ
コスパ重視で選びたいという人や、ウォーキングやジムトレ、10km未満のジョギング・ランニングシーンで活用する予定という人には、GT-2000 12よりもGT-1000 12がオススメです。
アシックスのGT-1000 12の最大の魅力は、アシックスの大人気モデルであるGT-2000 12と似たような機能性のシューズが約1万円と安く買えるコスパの良さです。GTシリーズのトップモデルであるGT-2000 12と比べると搭載されているテクノロジーは1世代、2世代前のFLYTE FOAMやGEL、LITETRUSSなどですが、それでもGTシリーズらしいクッション性・安定性・軽量性・フィット性などバランスの取れた良いランニングシューズとなっています。特に、定価でもほぼ1万円で買える安いモデルでありながらも、足の内側への倒れ込みを抑制し初心者ランナーに起こりがちな怪我を予防してくれるサポート機能付きである点が非常に魅力的です。さらに、アシックスが誇る衝撃緩衝材であるGELテクノロジーと軽量クッショニング素材FLYTEFOAMの組み合わせにより、同じ1万円前後の他社のシューズと比べると格段の上の柔らかさを体験出来るのも大きなメリットです。
ハーフマラソンやフルマラソンに挑戦するならより機能性の高いGT-2000 12の方がオススメですが、通勤・通学用やウォーキング用、ジム用、10km未満のジョギング・ランニング用に活用するなら、GT-1000 12で十分です。
雨の日に使うなら、「GT-1000 12 GTX」がオススメ
雨の日でも靴下が濡れることなく快適に走れる防水ランニングシューズが欲しいなら、GT-1000 12 GTXがオススメです。
アシックスのGT-1000 12 GTXの最大の魅力は、GTシリーズのバランスに優れたランニングシューズに防水機能が備わっているところです。アッパーに世界的に有名な防水透湿素材であるGORE-TEXインビジブルフィットを採用しているため、雨の日のシャワーランでもシューズ内部が濡れることなく快適に走ることが出来ます。おまけにその他の機能面は、GT-1000 12そのままなので、雨の日に雨避けしながらも、アシックスのGTシリーズによる快適な走りを満喫することが出来ます。
アシックスのGTシリーズによる快適な走りを体験してみよう
アシックスの人気シリーズであるGTシリーズのGT-2000やGT-1000を履けば、快適な走りを体験出来ます。特にトップモデルであるGT-2000なら、アシックスの最新テクノロジーによるワンランク上の走りを体験出来るので、初心者ランナーにも、フルマラソン初挑戦の人にもオススメです。また、GT-1000は高機能でありながらも上位モデルのGT-2000よりも安く買えるため、初めてランニングシューズを購入する人にとっても試しやすいモデルとなっています。
アシックスのGTシリーズは、GT-2000 12とGT-1000 12がありますが、それぞれの目的や用途を合った方を選んでみましょう。どちらを選んだとしても、きっとGTシリーズの快適な走りを体験出来るはずです。是非、GT-2000 12やGT-1000 12を履いて、それぞれの目標へ向かって思いっきり走り出してみましょう。