初めてウルトラマラソンに挑戦するランナーのために、ウルトラマラソン用シューズの選び方とおすすめのランニングシューズを紹介させていただきます。ウルトラマラソン用のシューズを探している人は是非参考にしてみてください。
ウルトラマラソン用シューズの選び方のポイント
ポイント1.クッション性に優れたシューズを履こう
42.195kmのフルマラソンの距離を超えるウルトラマラソンでは、クッション性に優れたランニングシューズを選ぶことが大切です。フルマラソンよりは走るペースが遅くなるため、一回一回の着地時の衝撃はフルマラソンよりは軽減されます。しかし、100kmが主流であるウルトラマラソンでは着地回数や地面との接地時間がフルマラソンよりも急増するため、足にかなりダメージを受けることになります。
そのため、ウルトラマラソン用シューズを選ぶときはクッション性を意識して選びましょう。月間走行距離が多いランナーやフルマラソン歴の長い上級者ランナーの場合は、足の筋力や腱、関節が強いため、フルマラソンと同じシューズでウルトラマラソンを走っても問題ない場合もありますが、一般的なランナーの場合は普段履くフルマラソン用のシューズよりもクッション性の高いシューズを履くことをおすすめします。
ポイント2.永遠のテーマとなる「クッション性vs軽量性」、完走を狙うならクッション性重視!サブ10やタイムを狙うならクッション性と共に軽量性も意識!
ウルトラマラソン用シューズを選ぶ場合、クッション性を重視して選ぶことは多くのランナーの共通事項でもあります。しかし、クッション性を最重要視してソールの分厚いシューズを履くべきか、軽量性も意識して程よいクッション性のシューズを選ぶべきかはランナーによって大きく変わってきます。クッション性が高いということはその分だけソールが分厚くなり、シューズの重みが重くなります。逆に、軽量性を意識すれば、その分だけシューズのソールは薄くなり着地衝撃を緩衝するクッション性は低くなります。そのため、クッション性を重視すべきか、軽量性も意識したシューズにすべきかは、ウルトラマラソンを始めて走るランナーの大きな悩みの一つです。
一つの目安としては、制限時間いっぱいの13時間ぐらいの完走を目指す場合はクッション性を最重要視してシューズを選ぶことをおすすめします。完走が目的なら、少しでも足への衝撃を軽減し、ケガを予防してくれるクッション性の高いシューズがおすすめです。一方、サブ10やタイムを狙う場合はクッション性とともに軽量性も意識する必要があります。タイムを狙うランナーにとっては、シューズの重みが大きく影響するため、クッション性もありながら、軽量性も意識したシューズを選んでみましょう。
ポイント3.フルマラソンやハーフマラソンで履きなれたブランドのシューズがおすすめ
クッション性に優れた、ウルトラマラソンに適したシューズは、各ブランドから販売されています。アシックスやミズノといった日本メーカーはもちろん、アディダスやニューバランスといった海外ブランド、そしてまだ日本にはなじみがないものの少しづつ定着しつつあるブルックスやホカオネオネといったブランドと様々です。
ウルトラマラソン用シューズを選ぶ場合は、普段レースで履きなれているシューズのブランドから選ぶことをおすすめします。ランニングシューズはそのメーカーによってミッドソールやアウトソール、アッパーなどにそれぞれの特徴があります。普段履きなれているブランドのシューズであれば、すぐに足に馴染み違和感なく走ることが出来ますが、履きなれないブランドの場合はイマイチ足にしっくりこない場合も多いです。そのため、100kmもの長い距離を走るウルトラマラソンを走るシューズは、フルマラソンやハーフマラソンでも履きなれているブランドのシューズを選ぶのが無難です。
目指せ100km完走!ウルトラマラソンにおすすめのランニングシューズ
アシックス GT-2000 NEWYORK 6
初めてのウルトラマラソン完走を目指す人におすすめの、軽すぎず、重すぎず、クッション性・安定性・フィット感とバランスに優れたランニングシューズです。世界中で売れているアシックスニューヨークシリーズは、初めてフルマラソンに挑戦する人からサブ4あたりのランナーまで、そしてウルトラマラソン完走を目指す人まで、様々なランナーに人気のシューズです。ミッドソールには、軽量性に優れた「フライトフォーム」を採用。優れたクッション性でランナーの足を守りながらも、フライトフォームによる軽やかな走り心地を体感することが出来ます。
アシックス GEL-KAYANO 24
アシックスを代表するクッション性と安定性に優れたランニングシューズ。シューズのかかと部にアシックスを代表する衝撃緩衝材GEL素材を採用し、着地時の衝撃からランナーの足を守ってくれます。同じくアシックスの人気シューズ、ニューヨークに比べると重量は重くなるものの、その分クッション性と安定性に優れたシューズになっています。初めてのウルトラマラソン、足が最後まで持つかどうか心配な方におすすめのシューズです。クッション性と安定性を重視するなら、ゲルカヤノで決まりです。
ミズノ ウエーブライダー 21
アシックス同様に日本人ランナーに人気のミズノのランニングシューズ。ミズノを代表する人気シューズ、ウエーブライダーは初めてのウルトラマラソンにも人気のシューズです。ミズノを代表するミッドソール素材、ミズノウエーブを搭載し、優れたクッション性と安定性を両立してくれる高機能シューズ。クッション性に優れたランニングシューズは重量300g(27.0cm)を超えることが多いですが、ミズノウエーブは290g(27.0cm)と軽量性にも優れているのが特徴です。クッション性や安定性とともに軽量性も意識する人におすすめ。
ニューバランス 1040
間寛平さんがアースマラソンを走った時に愛用していた「MR1040」の系譜を引くニューバランスの「1040シリーズ」。超長距離用シューズで、高いクッション性と安定性をもたらしてくれるフルマラソン、ウルトラマラソンに最適なシューズです。また、ニューバランス史上最も反発性に優れたラピッドリバンドを採用し、次の一歩を踏み出しやすいのも大きな特長。さらに軽量性も備えたミッドソールを採用し、クッション性重視シューズの中では非常に軽いシューズになっています。反発性や軽量性も重視する人におすすめ。
adidas ウルトラブースト
アディダスが誇る高クッション性シューズ、ウルトラブースト。アディダス独自のブーストフォームを100%使用したミッドソールがかつてないクッション性と反発性を提供してくれます。高いクッション性とともにスムーズな体重移動で前へ前へと自然と足が進むシューズ。初めてのウルトラマラソン完走を目指す人におすすめのシューズです。
HOKA ONE ONE CLIFTON クリフトン 4
ウルトラランナーに人気急上昇中のホケオネオネの人気シューズ。他のランニングシューズの2倍はあろうかという分厚いミッドソールが大きな特徴。その分厚いミッドソールが高いクッション性を発揮し、ウルトラマラソンを走るランナーの足を守ってくれます。また、クリフトンは通気性やフィット性に優れるアッパー素材を採用し、長時間走るウルトラマラソンでも快適な履き心地が持続します。ミッドソールは分厚いため、重いシューズと勘違いする人もいますが、重量は265g(27.0cm)と軽いシューズです。まるでマシュマロのような軽やかで柔らかい履き心地を是非体感してみてください。
BROOKS GLYCERIN(グリセリン)15
着々と日本でも人気を上げつつある、アメリカを代表するランニングシューズメーカー「ブルックス」の人気シューズ。ブルックス史上最高のクッション性を誇る、スーパーDNAという衝撃吸収材を採用し、高いクッション性でランナーの足を守ってくれます。またスーパーDNAは体重やスピード、フォーム、路面状況などに合わせて、最適なクッショニングへと自動的に変化する画期的なクッショニングシステムです。アメリカの老舗メーカーブルックスが開発した画期的なテクノロジーが、フルマラソンやウルトラマラソンといった長距離を走るランナーを支えてくれます。
シューズ以外のおすすめのウルトラマラソン用グッズ
フルマラソンの2倍以上の距離を走る過酷なウルトラマラソンでは、普段走るマラソン大会とは違った装備、グッズが必要です。下記の記事ではウルトラマラソンにおすすめしたいグッズを色々紹介しているので、是非見てみてください。
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