Garmin(ガーミン)の人気ランニングウォッチであるForerunner 265の上位版であり、2025年最新作であるForerunner 570が登場。265の後継機として噂されていた2025年最新モデルは同じ200番台の270や275ではなく、Forerunnerシリーズ初の500番台である570として登場。そこで、570は265からどのようにバージョンアップしているのか気になっている人も多いでしょう。
今回の記事では、Forerunner 265と570を、基本機能・健康管理機能・ランニング機能・サイクリング機能・スイム機能・ジム機能・ゴルフ機能の全7項目で徹底比較し、265と270の違いを紹介しています。最後には、265か570か、今選ぶならどっちがおすすめかも紹介しています。Garminデビューを考えている人や、旧機種からの買い替えで、265か、2025年最新作の570か、どっちにしようか迷っているという人は是非参考にしてみてください。
目次
- ガーミンの2025年の人気ランニングウォッチである「Forerunner 265」と「Forerunner 570」
- Forerunner 265とForerunner 570の基本機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570の健康管理機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570のランニング機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570のアウトドア機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570のサイクリング機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570のスイム機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570のジム機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570のゴルフ機能を比較
- Forerunner 265とForerunner 570、どっちがおすすめ??
- ランニングやマラソンシーンにガーミンの人気ウォッチ、265や570を活用してみよう!
ガーミンの2025年の人気ランニングウォッチである「Forerunner 265」と「Forerunner 570」

左:Forerunner 265、右:Forerunner 570
Garmin(ガーミン)のランナー向けGPSウォッチであるForerunnerシリーズの中でも、2025年の今、人気が高いのが、価格と機能性のバランスの取れたミドルレンジモデルである「Forerunner 265」と、2025年新登場のミドルハイレンジモデルである「Forerunner 570」の2機種です。
- 明るくて綺麗なAMOLEDディスプレイ
- デュアルバンドGPS対応で精度の高い走行距離・ペース計測
- ウルトラマラソンでも問題ないロングバッテリー
- トレーニングに役立つ様々なトレーニング指標
- 目標タイム達成に役立つ様々なレース戦略機能
- スマホなしで音楽再生できる
- Suica決済できる
Forerunner 265と570はどちらも上記の点で共通しているため、265でも570でもランニングウォッチとして便利に活用出来ます。また、265と570は、機能性を最小限に抑えたエントリーモデル(165)よりも機能性が充実しており、その上でハイエンドモデル(970)よりも価格抑えめとなっているため、2025年の今選ぶなら、265か、570を選んでおけば間違いありません。
Forerunner 265
Garmin Forerunner 265は、2023年3月2日発売のガーミンの売れ筋モデルです。エントリーモデルとハイエンドモデルの丁度中間に位置付けられるミドルレンジモデルで、発売当初からガーミンで一番人気のある機種です。265は、スタンダードモデル(265)と、女性向けのコンパクトモデル(265S)の2種類あります。
Forerunner 265は、AMOLEDディスプレイやデュアルバンドGPS、長時間バッテリー、音楽再生、Suica決済などランニングウォッチとして人気の高い機能をほぼほぼ網羅しながら価格抑えめで買えるのが大きな特徴です。また、ランニングダイナミクスやランニングパワー、PacePro、トレーニングレディネス、トレーニング負荷、トレーニング効果など、専門性の高いランニング・トレーニング機能もハイエンドに負けないぐらい多数搭載しているため、ランニング初心者だけではなく、マラソン中・上級者にも高い人気を誇っています。
Forerunner 265
Forerunner 265S(女性向けコンパクトモデル)
Forerunner 570
Garmin Forerunner 570は、2025年6月5日発売のミドルハイクラスモデルです。ミドルクラスの200番台と、ハイエンドクラスの900番台の丁度中間に位置し、265の上位であり、970の下位に位置付けられるモデルです。570はスタンダードの47mmサイズと、女子向けのコンパクトサイズである42mmサイズの2サイズあります。
Forerunner 570は、Forerunnerシリーズ史上初のマイク・スピーカー、第5世代光学式心拍計、アルミニウムベゼルを備えるなどハイエンド並みのスペックを誇るのが大きな特徴です。ミドルクラスにはないより高機能なGPSウォッチをハイエンドよりも安く体験出来るのが570の魅力です。ランニングウォッチをトレラン、トライアスロン、ゴルフ、さらに普段使い、仕事使いと、幅広い用途で活用したいランナーに人気です。
Forerunner 570 47mm
Forerunner 570 42mm(女性向けコンパクトモデル)
Forerunner 265とForerunner 570の基本機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
発売日 | 2023年3月2日 | 2025年6月7日 |
価格 | 62,800円 | 89,800円 |
サイズ | 46.1x46.1x12.9mm | 47x47x12.9mm |
重量 | 47g | 50g |
レンズ | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 |
ベゼル | 繊維強化ポリマー | アルミニウム |
バンド | シリコン | シリコン |
ディスプレイ | AMOLED | AMOLED |
ディスプレイサイズ | 1.3インチ | 1.4インチ |
画面解像度 | 416x416 | 454x454 |
カラー表示 | ◯ | ◯ |
タッチスクリーン | ◯ | ◯ |
防水 | 5ATM | 5ATM |
バッテリー (スマートウォッチモード) | 13日間 | 11日間 |
バッテリー (GPSモード) | 20時間 | 18時間 |
バッテリー (マルチGNNマルチバンドモード) | 14時間 | 14時間 |
各種センサー | 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング | 気圧高度計/コンパス/ジャイロセンサー/加速度計/温度計/環境光センサー/血中酸素トラッキング |
GPS | GPS/GLONASS/みちびき/Galileo | GPS/GLONASS/みちびき/Galileo/BeiDou |
GNSSマルチバンド | ◯ | ◯ |
時計 | ◯ | ◯ |
日の出/日没時刻 | ◯ | ◯ |
アラーム/タイマー/ストップウォッチ | ◯ | ◯ |
通知 | ◯ | ◯ |
メッセージ返信 | ◯ (Andoroidのみ) | ◯ (Andoroidのみ) |
通話 | - | ◯ |
カレンダー | ◯ | ◯ |
天気情報 | ◯ | ◯ |
音楽保存&再生 | ◯ | ◯ |
スマホ探索 | ◯ | ◯ |
Garmin Pay | ◯ | ◯ |
Suica | ◯ | ◯ |
まず、最初にForerunner 265と570の基本機能の比較です。基本機能に関しては、「AMOLEDディスプレイを採用し画面表示が綺麗」、「画面のタッチ操作に対応し普段使いしやすい」、「デュアルバンドGPS対応でGPS精度が高い」、 「スマホなしで音楽再生できる」、「電子マネーでキャッシュレス決済できる」といった点は265と570で共通です。
265と570の基本機能における大きな違いは、「価格」、「ベゼル」、「ディスプレイ」、「バッテリー」、「通話機能」の5点です。
基本機能の違い①価格

Forerunner 570
- 265:62,800円
- 570:89,800円
ガーミン265と570の基本機能の大きな違いの一つ目は、「価格」です。2023年発売のミドルクラスモデルの265は62,800円に対し、2025年発売のミドルハイクラスモデルの570は89,800円と、その価格差は27,000円です。約3万円の価格差があり、この3万円があれば新しいランニングシューズも2足ぐらい買えてしまうため、コスパで選ぶなら間違いなく265です。特に、265のコンパクトモデル265Sは265よりも安いのに対し、570のコンパクトモデル42mmは通常の47mmと価格に違いが無いため、女性なら265を選んでおく方がよりコスパが良いです。
基本機能の違い②ベゼル

570のアルミニウムベゼル
- 265:繊維強化ポリマー
- 570:アルミニウム
ガーミン265と570の基本機能の大きな違いの二つ目は、「ベゼル」です。265はガーミンのForerunnerシリーズ定番の繊維強化ポリマー(いわゆる強化プラスチック)に対し、570は近年のスマートウォッチで定番となっているアルミニウムです。腕時計の見た目の印象を大きく左右するベゼル素材に繊維強化ポリマーを採用した265は良く言えばスポーティ、悪く言えば安っぽいという印象ですが、570は質感高いスタイリッシュな印象で普段使いもしやすくなっています。普段のお出かけシーンや、ビジネスシーンでも着用予定なら、570の方がおしゃれな見た目でおすすめです。
基本機能の違い③ディスプレイサイズ

570の1.4インチディスプレイ
- 265:1.3インチ(416x416)
- 570:1.4インチ(454x454)
ガーミン265と570の基本機能の大きな違いの三つ目は、「ディスプレイサイズ」です。265は1.3インチ(265Sは1.1インチ)に対し、570は1.4インチ(42mmは1.2インチ)です。0.1インチの差ですが、上位版の570の方が265よりも画面サイズが大きく視認性が高いGPSウォッチとなっています。ちなみに、570の1.4インチはハイエンドの970と同じディスプレイサイズです。ランニング中の視認性の良さや、各種計測データやグラフの見やすさにこだわるなら、0.1インチ大きい570がおすすめ。
基本機能の違い④バッテリー持ち

Forerunner 265
- 265:スマートウォッチモード最大13時間/GPSモード最大20時間/マルチGNSSマルチバンドモード最大14時間
- 570:スマートウォッチモード最大11時間/GPSモード最大18時間/マルチGNSSマルチバンドモード最大14時間
ガーミン265と570の基本機能の大きな違いの四つ目は、「バッテリー持ち」です。バッテリー持ちに関しては、2025年最新作でありミドルハイレンジモデルである570よりも、2023年モデルのミドルレンジモデルの265の方が優秀です。265はスマートウォッチモードで最大13時間、GPSモードで最大20時間に対し、570はスマートウォッチモードで最大11時間、GPSモードで最大18時間と、スペックが落ちています。もちろん、265でも570でも十分過ぎるバッテリー持ちを誇っていますが、バッテリー持ちを重視するランナーにとっては265がかなりコスパよく感じるはずです。
基本機能の違い⑤通話機能

570の通話機能
- 265:非対応
- 570:対応
ガーミン265と570の基本機能の大きな違いの五つ目は、「通話機能」です。570はハイエンドモデルの970と同じくForerunnerシリーズ初となるマイクとスピーカーを搭載した機種です。それにより、265では出来ないBluetooth通話が570で利用出来るようになりました。また、スマホの音声アシスタントを利用し音声操作も可能です。さらに、音声コマンドにも対応し、近くにスマホがない状態のオフラインでも音声操作が可能となっています。570なら、この音声コマンドを活用することで走りながら時計本体の操作が可能と、とても便利になっています。もし、通話機能や音声操作を強く求めるなら、570一択です。
Forerunner 265とForerunner 570の健康管理機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
歩数 | ◯ | ◯ |
Moveバー | ◯ | ◯ |
消費カロリー | ◯ | ◯ |
上昇階数 | ◯ | ◯ |
移動距離 | ◯ | ◯ |
週間運動量 | ◯ | ◯ |
心拍数 | ◯ | ◯ |
安静時心拍数 | ◯ | ◯ |
異常心拍アラート | ◯ | ◯ |
呼吸数 | ◯ | ◯ |
血中酸素 | ◯ | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ |
睡眠スコアと洞察 | ◯ | ◯ |
スマート起床アラーム | - | ◯ |
皮膚温度 | - | ◯ |
ストレスレベル | ◯ | ◯ |
リラックスリマインダー | ◯ | ◯ |
リラックスタイマー | ◯ | ◯ |
Body Battery | ◯ | ◯ |
フィットネス年齢 | ◯ | ◯ |
水分補給トラッキング | ◯ | ◯ |
女性のための健康トラッキング | ◯ | ◯ |
ヘルススナップショット | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 265と570の健康管理機能(ヘルスケア機能)の比較です。ガーミンのForerunnerシリーズはランナー専用ランニングGPSウォッチですが、一般的なスマートウォッチ同様に健康関連の機能も非常に充実しています。例えば、「心拍」、「血中酸素」、「睡眠」、「ストレス」などはスマートウォッチの健康管理機能として非常に人気の高い機能ですが、これは265と570ともに対応しています。さらに、「睡眠スコアと洞察」や「Body Battery」、「フィットネス年齢」といったガーミンらしいユニークで使い勝手の良い機能も、265と570ともに対応しています。
265と570の健康管理機能の大きな違いは、「光学式心拍計の世代」、「スマート起床アラーム」、「皮膚温度」の3点です。
健康管理機能の違い①光学式心拍計の世代

265の光学式心拍計
- 265:第4世代
- 570:第5世代
ガーミン265と570の健康管理機能の大きな違いの一つ目は、「光学式心拍計の世代」です。265は第4世代の光学式心拍計に対し、570は最新の第5世代の光学式心拍計です。第5世代は第4世代よりも心拍数の計測精度が向上しています。特に、第4世代では検知エラーとなってしまう高強度トレーニングにおいても第5世代ならしっかりと計測可能です。心拍数の計測精度向上に伴い、心拍データを元に算出される各種ランニング・トレーニング指標の正確性もグッと上がります。計測データを正確性にこだわるなら、最新世代の光学心拍計を搭載した570を選んでおくのがおすすめです。
健康管理機能の違い②スマート起床アラーム

スマート起床アラーム
- 265:非対応
- 570:対応
ガーミン265と570の健康管理機能の大きな違いの二つ目は、「スマート起床アラーム」です。ガーミンのスマート起床アラームは2025年に登場した新機能で、2023年発売の265は非対応で、2025年発売の570は対応しています。スマート起床アラームとは、すっきりと目覚められると言われる“眠りが浅いタイミング”を狙って起こしてくれるアラーム機能のことです。設定した起床時間までの30分間の間で目覚めやすいタイミングを見計らって起こしてくれるため、570なら毎朝スッキリと気持ちの良い朝を迎えることが出来ます。朝が苦手というランナーに、このスマート起床アラームは便利な機能です。
健康管理機能の違い③皮膚温度
- 265:非対応
- 570:対応
ガーミン265と570の健康管理機能の大きな違いの三つ目は、「皮膚温度」です。女性ランナーにとって嬉しいのが570に実装されている皮膚温度機能です。皮膚温度機能とは夜間の皮膚温度を測定してくれる機能です。平均皮膚温度がどのように変化するかを確認出来るため、健康状態を把握したり、過去の排卵日の推定などに役立てることが出来ます。
Forerunner 265とForerunner 570のランニング機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/トレッドミル/屋内トラック/バーチャルラン | ラン/トラックラン/トレイルラン/ウルトララン/トレッドミル/屋内トラック/バーチャルラン |
距離・時間・ペース計測 | ◯ | ◯ |
自動ラップ | ◯ | ◯ |
自動ポーズ | ◯ | ◯ |
ラン/ウォーク/静止時間検出 | ◯ | ◯ |
インターバルトレーニング | ◯ | ◯ |
心拍ゾーン | ◯ | ◯ |
HRアラート | ◯ | ◯ |
リカバリータイム | ◯ | ◯ |
モーニングレポート | ◯ | ◯ |
イブニングレポート | - | ◯ |
レースウィジェット | ◯ | ◯ |
HRVステータス | ◯ | ◯ |
トレーニングレディネス | ◯ | ◯ |
暑熱と高度への適応 | - | ◯ |
VO2MAX(ラン) | ◯ | ◯ |
VO2MAX(トレイルラン) | ◯ | ◯ |
トレーニングステータス | ◯ | ◯ |
トレーニング負荷 | ◯ | ◯ |
トレーニング負荷バランス | ◯ | ◯ |
トレーニング効果(有酸素) | ◯ | ◯ |
トレーニング効果(無酸素) | ◯ | ◯ |
トレーニング効果ラベル | ◯ | ◯ |
おすすめワークアウト | ◯ | ◯ |
ランニングダイナミクス | ◯ | ◯ |
ランニングパワー | ◯ | ◯ |
乳酸閾値 | ◯ | ◯ |
PacePro | ◯ | ◯ |
トレイルラン自動クライム | ◯ | ◯ |
レース予想タイム | ◯ | ◯ |
コース・天候別レース予想タイム | ◯ | ◯ |
休息タイマー | - | ◯ |
自動休息 | - | ◯ |
次に、Forerunner 265と570のランニング機能の比較です。2023年発売のミドルレンジの265と、2025年新発売のミドルハイレンジの970は、約3万円の価格差がありますが、実はランニング機能に関してそこまで大きな違いはありません。
265と570はどちらも、「GPS計測」や「自動ラップ」、「VO2MAX」、「リカバリータイム」、「予想タイム」などの基本機能に対応していますし、「ランニングダイナミクス」、「ランニングパワー」、「トレーニングレディネス」、「トレーニング負荷」、「トレーニング効果」などのより専門性の高い上位機能もほぼほぼ網羅しています。なので、ランニングやマラソンでGPSウォッチとして使う分には265と570で大差はありません。
265と570のランニング機能で違いと言えるのは、「イブニングレポート」、「暑熱と高度への適応」、「休息タイマー」の3点ぐらいです。
ランニング機能の違い①イブニングレポート

イブニングレポート
- 265:非対応
- 570:対応
ガーミン265と570のランニング機能の違い一つ目は、「イブニングレポート」です。イブニングレポートは2025年新登場の機能です。その日のコンディションやトレーニングなどを考慮し、推奨睡眠時間や明日のトレーニングプランなどの就寝前のタイミングで提案してくれる機能となっています。265にはモーニングレポートがありますが、イブニングレポートはその夜版です。570ならモーニングレポートとイブニングレポートの両方を活用出来ます。
ランニング機能の違い②暑熱と高度への適応

暑熱と高度への適応
- 265:非対応
- 570:対応
ガーミン265と570のランニング機能の違い二つ目は、「暑熱と高度への適応」です。暑熱と高度への適応とは、気温が22℃より高い環境下や、標高が800mを超える環境下に身体がどのぐらい慣れてきたかを計測してくれる機能のことです。また、気温や標高の影響を考慮しVO2MAXの測定値やトレーニングステータスの測定結果を補正してくれるというものです。夏場のランニングシーンや、山系アクティビティを楽しむ際に便利に機能します。
ランニング機能の違い③休息タイマー
- 265:非対応
- 570:対応
ガーミン265と570のランニング機能の違い三つ目は、「休息タイマー」です。570で使用出来る休息タイマーはウルトラマラソンを走る際にエイドステーションで過ごした休息時間を記録し、実際に走っていた時間をより正確に確認出来る機能です。ウルトラマラソンを走るランナーにはあると嬉しい機能です。
Forerunner 265とForerunner 570のアウトドア機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | ハイキング/スキー/スノーボード/XCスキー/SUP/ローイング | ハイキング/登山/屋内クライム/ボルダリング/狩り/乗馬/ゴルフ/ディスクゴルフ/アーチェリー/ラッキング/インラインスケート |
2地点間ナビゲーション | ◯ | ◯ |
コースナビゲーション | ◯ | ◯ |
スタート地点に戻る | ◯ | ◯ |
トラックバック | ◯ | ◯ |
高度グラフ | ◯ | ◯ |
目的地までの距離 | ◯ | ◯ |
気圧変動インジケーター | ◯ | ◯ |
昇降速度 | ◯ | ◯ |
総上昇/下降量 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 265と570のアウトドア機能の比較です。アウトドア機能に関しては265と570で大きな違いはありません。265と570どちらも地図表示機能は非対応ですが、画面上にルートのみを表示しナビゲーションを利用出来る「2地点間ナビゲーション」や「コースナビゲーション」、「スタート地点に戻る」、「トラックバック」などには対応しています。「昇降速度」や「総上昇/下降量」などにも対応し、ハイキングやトレランでも十分便利に活用出来ます。
Forerunner 265とForerunner 570のサイクリング機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | バイク/MTB(マウンテンバイク)/屋内バイク/e-バイク/e-MTB | バイク/ロードバイク/MTB(マウンテンバイク)/グラベルバイク/バイク通勤/バイクツアー/e-バイク/e-MTB/屋内バイク/シクロクロス/BMX |
コース | ◯ | ◯ |
バイクラップ | ◯ | ◯ |
レース | ◯ | ◯ |
アラート | ◯ | ◯ |
パワーカーブと% FTP ワークアウト | 要互換アクセサリ | 要互換アクセサリ |
Vector,Rallyとの互換性 | ◯ | ◯ |
Variaレーダーとの互換性 | ◯ | ◯ |
Variaライトとの互換性 | ◯ | ◯ |
スピードケイデンスセンサーサポート | ◯ | ◯ |
パワー計互換性 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 265と570のサイクリング機能の比較です。サイクリング機能も265と570で大きな違いはありません。ただし、570の方が選べるサイクリングアクティビティの数は多いです。
Forerunner 265とForerunner 570のスイム機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | プールスイム/屋外スイム | プールスイム/屋外スイム |
プールスイム計測 | ◯ | ◯ |
屋外スイム計測 | ◯ | ◯ |
泳法の識別 | ◯ | ◯ |
ドリル記録 | ◯ | ◯ |
休息タイマー | ◯ | ◯ |
休息リピートオン | ◯ | ◯ |
自動休息 | ◯ | ◯ |
距離/タイムアラート | ◯ | ◯ |
ペースアラート | ◯ | ◯ |
カウントダウンスタート | ◯ | ◯ |
プールスイムワークアウト | ◯ | ◯ |
クリティカルスイムスピード | ◯ | ◯ |
水中用光学式心拍計 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 265と570のスイム機能(水泳機能)の比較です。スイム機能も265と570で大きな違いはありません。265と570どちらも屋内プールでも屋外プールでもスイム計測可能です。水中用光学式心拍計を搭載し、スイム中の心拍数計測も可能となっています。「泳法の識別」や「ドリル記録」、「休息タイマー」、「距離/タイムアラート」などの人気機能もしっかりと搭載し、265でも570でも水泳トレーニングにおいて便利に活用出来ます。
Forerunner 265とForerunner 570のジム機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
アクティビティ | 筋トレ/HIIT(高強度インターバルトレーニング)ワークアウト/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/フロアクライム/屋内ローイング/ピラティス/ヨガ/ブレスワーク | 筋トレ/HIIT(高強度インターバルトレーニング)ワークアウト/カーディオ/Xトレーナー/ステッパー/フロアクライム/屋内ローイング/なわとび/ウォーク/ピラティス/ヨガ/屋内ウォーク/モビリティ |
筋トレ | ◯ | ◯ |
HIITワークアウト | ◯ | ◯ |
ピラティスワークアウト | ◯ | ◯ |
ヨガワークアウト | ◯ | ◯ |
ワークアウト動画を画面に表示 | ◯ | ◯ |
鍛える筋肉の部分を示すグラフィックスを画面に表示 | ◯ | ◯ |
次に、Forerunner 265と570のジム機能(ジム機能)の比較です。ジム機能も265と570で大きな違いはありません。どちらも、筋トレやHIIT、ピラティス、ヨガなどの人気アクティビティに対応しています。
Forerunner 265とForerunner 570のゴルフ機能を比較
Forerunner 265![]() | Forerunner 570![]() | |
---|---|---|
グリーン(フロント/センター/バックエッジ)までの距離 | - | ◯ |
レイアップ/ドッグレッグまでのヤード数 | - | ◯ |
ショット距離を測定 | - | ◯ |
デジタルスコアカード | - | ◯ |
ラウンド概要 | - | ◯ |
Garmin AutoShot | - | ◯ |
自動コース更新 | - | ◯ |
グリーンビュー | - | ◯ |
ハザード情報 | - | ◯ |
PinPointer | - | ◯ |
ハンディキャップスコア | - | ◯ |
ラウンドタイマー//積算距離計 | - | ◯ |
自動クラブトラッキング | - | 要互換アクセサリ |
トーナメントモード | - | ◯ |
最後に、Forerunner 265と570のゴルフ機能の比較です。実は、ガーミン265と570の決定的な大きな違いとなるのがこのゴルフ機能です。265はゴルフ機能非搭載に対し、570はゴルフ機能搭載。ランニングもするし、ゴルフもするというランナーなら570を選んでおきたいところですが、ゴルフはしないというランナーにとっては圧倒的に265の方がコスパが良いです。
Forerunner 265とForerunner 570、どっちがおすすめ??

左:Forerunner 265、右:Forerunner 570
Garmin(ガーミン)のランニングウォッチであるForerunnerシリーズのミドルクラスモデルの「Forerunner 265」とミドルハイクラスモデルの「Forerunner 570」を、基本機能・健康管理機能・ランニング機能・サイクリング機能・スイム機能・ジム機能・ゴルフ機能の全7項目で比較してきましたが、2025年現在の今選ぶならどっちがおすすめか。
基本的にはランニング機能に関して265と570で大差はないため、より安く買える265がおすすめです。ただし、ゴルフ機能が欲しい、ビジネスシーンでも使いやすい質感高いGPSウォッチが欲しい、最新の第5世代光学心拍計は譲れない、通話機能は欲しいという人は、570を選んでみるのがおすすめです。
主にランニング・マラソンで使うならForerunner 265がおすすめ!!
Forerunner 265と570で迷っている人にまずおすすめしたいのは265の方です。2025年最新作の570よりもミドルレンジモデルの265をおすすめする最大の理由は、ランニング機能に関しては265と570で大差は無いのに、265の方が圧倒的に安く買えるためです。265は2023年モデルですが、現在のガーミンの人気ランニング機能はほぼほぼ網羅していますし、バッテリー持ちは逆に570よりも良いですし、AMOLEDディスプレイによる視認性抜群で、音楽再生やSuica決済にも対応するなど、ランニングウォッチとしては既に完成度が高いモデルです。
特別最新モデルにこだわらないなら、間違いなく265がおすすめですし、コスパが圧倒的に良いです。265はヘルスケア機能も充実しているため、健康管理用デバイスとしても便利に活用出来ます。
Forerunner 265
Forerunner 265S(女性向けコンパクトモデル)
普段使いやゴルフでも使うならForerunner 570がおすすめ!!
これから長期的に使っていく予定なら思い切って2025年最新モデルであり、265の上位版に位置付けられた570を選んでみるのがおすすめです。最新モデルであるため、これから長く愛用していけます。また、570はアルミニウムベゼルを採用し265よりもスタイリッシュなデザインである点や、最新世代の光学心拍計を搭載し265よりも運動中の測定精度が高い点、265にはない通話機能やゴルフ機能を搭載している点などの優位性があります。
そのため、普段使いやビジネス使いしたい人、通話機能を使いたい人、よりハードなトレーニングに打ち込む人、ゴルフも楽しみたい人などは、265よりも570を選ぶのがベストです。また、愛用していく中で、あれが欲しかった、あれがあると便利だったのに・・・と欲しい機能が後になって出てくることもあるため、長く使う予定なら思い切って最新作の570を選んでおくのも良いでしょう。
Forerunner 570 47mm
Forerunner 570 42mm(女性向けコンパクトモデル)
ランニングやマラソンシーンにガーミンの人気ウォッチ、265や570を活用してみよう!
ランニングやマラソンに挑戦しランニングウォッチを準備するなら、ランナー人気の高いGarmin(ガーミン)のForerunnerシリーズがおすすめです。そして、2025年の今、ガーミンのGPSウォッチを選ぶなら、一番の売れ筋モデルである200番台の265か、2025年初登場の500番台の570がおすすめです。どちらもランニングGPSウォッチとして十分過ぎる機能性を誇るため、コスパ重視なら265がおすすめ。ランニングだけではなくゴルフもするならゴルフ機能を備えた570がおすすめ。265か、570かどちらかベストな方を選択し、毎日のランニングシーンや、週末のマラソンイベントでの目標達成に是非活用してみましょう。