寒い冬の時期のランニングで多くのランナーを悩ませるのが、耳の痛み。冬に外を走ると、厳しい寒さやピューピューと吹き荒れる冷たい風の影響により、耳が痛くなったり、時には頭痛を引き起こすこともあります。この冬場の耳のトラブルは困った問題ですが、しっかりと正しい対策を取れば気温が0度を下回るような真冬の早朝や夜間のランニングでも耳が痛い問題は解消出来ます。
今回の記事では、冬季シーズンに外を走るとなぜ耳が痛くなるのか、その原因を紹介しつつ、冬ランでも耳が痛くならないオススメの耳周りの防寒対策を紹介しています。健康やダイエット、体力作りなどのためにランニングを始めて、最初の冬のシーズンを迎えて耳の痛みに悩むようになったという人は是非参考にしてみてください。もちろん、秋冬のマラソン大会での耳の防寒対策を考えているという人にもオススメの記事です。
目次
冬のランニングで起こる耳の痛みの原因は、”寒さから身を守るための体の自然な反応”
冬に外を走ると、どうしても耳が赤くなったり、耳が痛くなったりするのか。その原因は、厳しい寒さから無防備な耳を守ろうとする身体のごくごく自然な反応によるものです。
耳はもともと、体の中でも冷えやすい部位です。耳は体の末端にあり、同じように身体の末端である手や足先同様に寒さに晒されるとすぐに冷えてしまうという特性があります。そのため、寒い冬に何の対策もせずに走り出せば、無防備な耳が冬の冷たい風に晒されてしまい耳はあっという間に冷えてしまうのです。
耳は冷えるとどうなるのか。冷えると血管が収縮し、血液の巡りが悪くなって更に冷えてしまいます。そのままだと耳の組織が破壊されてしまうので、体は耳を温めようと血管を拡張し血流量を増やそうと反応します。その時に分泌されるプロスタグランジンという物質は、血管拡張作用があり血流量を増やす効果を発揮します。しかし、それと同時に痛みを伴う作用もあるため、プロスタグランジンの分泌によって耳が赤くなったり、耳の痛みを伴うようになります。このプロスタグランジンによる痛みは、かき氷を一気食いした場合に起こる頭痛や、女性の生理痛の原因ともいわれています。
冬のランニングによる耳の痛みを防ぐためには、耳の防寒対策が欠かせない!
寒い冬に、耳を外気に晒した状態で走れば耳が赤くなったり、耳が痛くなってしまうのは避けられません。外気の冷たい風に耳が晒されて耳が赤くなったり、痛くなってしまうのは体が寒さから耳を守るためです。そのため、耳が痛くなったり、赤くなったりするのを防ぐためには、耳の防寒対策が大切になってきます。
耳を寒さから守り温めてあげることで、耳が痛くなるのを防ぐことが出来ます。温めなくても、耳を何かで覆って冷たい空気に触れないようにしてあげれば、それだけでも大きな効果があります。冬に走るなら、つらい耳の痛みが起きないように、耳の防寒にも工夫を行っていきましょう。
寒い冬のランニングを快適にするための耳の防寒対策
対策1、ニット帽(ニットキャップ)
耳の防寒対策としては、ニット帽が定番。ニット帽は冬のランニングシーンに最適なグッズで、冷たい外気から耳を守ってくれます。耳だけじゃなく、頭を寒さから守ることが出来るので、ニット帽をかぶるだけでもだいぶ寒さが和らぎます。
ニット帽は装着してずれたりすることもなく、冬に快適に走るのに最適です。最近はおしゃれなランニング用ニット帽も各メーカーから多く販売されているので、ニット帽をかぶって走ってみると良いでしょう。耳の防寒はもちろん、冬のおしゃれアイテムとしてもおすすめです。
ニット帽を選ぶなら、ザ・ノース・フェイスの「バレットビーニー」がオススメ
冬のランニングでの耳の防寒対策にニット帽を選ぶなら、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の人気ニット帽である「バレットビーニー」がオススメです。やや長めのシルエットであるため、しっかりと耳を覆うことが出来ます。さらにリサイクルポリエステルとアクリルを使用したニット素材で出来るため、ストレッチ性があり保温性にも優れています。寒い冬の時期のランニング用ニット帽として最適です。
▼他の人気のランニング用ニット帽も見てみる
ランニング用ニット帽のおすすめ5選
秋冬の寒い時期にはニットが欠かせない。肌寒い季節からグッと冷え込む真冬までカジュアルウェアでも定番のニット。そんなニットはランニングシーンにもおすすめ。ニットがあれば寒い冬のランニングも暖かく快適です ...
続きを見る
対策2、イヤーウォーマー(イヤーバンド)
耳の防寒に最適なランニンググッズとして、ニット帽以外にもイヤーウォーマーがあります。イヤーウォーマーは、耳を寒さから守るための専用グッズです。耳を寒さから守るための商品で、冬のランニングシーンに活躍します。ヘアバンドのように、頭に取り付けることで、簡単に耳の防寒対策が出来ます。
イヤーウォーマーを選ぶなら、アシックスの「イヤーキャップ」がオススメ
耳を覆うタイプのイヤーウォーマー(耳当て)を選ぶなら、asics(アシックス)の「イヤーキャップ」がオススメ。しっかりと耳を覆うことが出来、ランニング中もずれにくいため、冬ラン用に最適です。さらに、裏地は起毛素材を配しているため、非常に暖かく真冬の厳しい寒さの中でも快適に走ることが出来ます。また、再帰反射プリントを配備しているため、夜間のランニング中の安全性向上にも一役買ってくれるアイテムとなっています。冬の夜ラン用にも最適です。
▼他の人気のランニング用イヤーウォーマーも見てみる
ランニング用イヤーウォーマーのおすすめ5選!耳当てで耳の防寒に効果的!
冬の耳の防寒対策におすすめのランニング用イヤーウォーマー(イヤーマフ・耳当て)を紹介させていただきます。冬のランニング中に耳が痛くなって困っているという方や、耳の防寒対策グッズとしてイヤーウォーマーを ...
続きを見る
対策3、手で耳を温める
ニット帽やイヤーウォーマーを使う以外にも、シンプルに手で耳を温めるのもおすすめです。走りながら定期的に手で耳を温めてあげましょう。ニット帽やイヤーウォーマーほどの防寒効果はありませんが、それでも何もしないよりは効果があります。
手袋をつけた手で温めたり、息で温めた手で耳を温めてあげることで、耳の防寒対策になります。
手袋を選ぶなら、CW-Xの「グローブ(ホット)」がオススメ
耳の防寒には手袋をつけて、定期的に耳で温めてあげるのもオススメ。そして、ランニング用の冬の手袋を選ぶなら、CW-X(シーダブリューエックス)の「グローブ(ホット)」がオススメ。裏起毛素材を採用したホットタイプであるため、真冬でも暖かいのが特徴です。さらに、親指と人差し指、中指がタッチパネル操作対応となっているため、手袋を付けたままスマホやスマートウォッチ、ウォークマン等の操作が可能です。また、滑り止め機能もあり、走りながら給水するのにも便利です。
▼他の人気のランニング用手袋も見てみる
冬の防寒に最適!ランニング用手袋のおすすめ13選【メンズ・レディース】
冷たい北風が吹き荒れる冬場のランニングでは、手の防寒対策としてランニング用手袋(ランニンググローブ)を着用してみるのがオススメです。手が冷えてかじかんで走るのがツラくなる真冬でも、防風性や保温性に優れ ...
続きを見る
真冬も耳の防寒対策を取り、暖かく快適に走ろう!!
厳しい寒さの中で一番にこたえるのが耳。無防備に冷たい風に耳が晒されることで耳が赤くなったり、耳が痛くなったりしてしまうため、冬の寒い時期に走るなら、耳の防寒対策は絶対に欠かせません。もちろん、普段のランニングだけではなく、秋冬のマラソンシーズンでも耳の防寒対策はしっかりと考えておきましょう。
ランニング中の耳の寒さ対策としては、ニット帽を被る、ネックウォーマーで耳を覆う、手袋を着けた手で直接温めるといったいくつかの方法があります。是非それらいずれかの方法をとり、耳を寒さから守ってあげましょう。そして、厳しい寒さが続く真冬もダイエットや健康、体力づくり、フルマラソン完走などそれぞれの目標へ向かってランニングを楽しんでいきましょう。