陸上競技用スパイクピンの選び方とおすすめを紹介させて頂きます。スパイクピンの種類や長さの選び方や、アシックス、ミズノのおすすめのピンを紹介しているので、是非参考にしてみてください。
目次
スパイクピンは大きく分けて2種類
トンガリピン
陸上スパイクピンは大きく2種類。一つは先が尖った通称”トンガリピン”。アシックスのトンガリピンはゴールドカラーのため「ゴールドピン」、ミズノのトンガリピンはブラックカラーのため「ブラックピン」と言われています。
これらトンガリピンは土トラックで使用するピンです。放課後に学校のグランドで練習する場合や、土のトラックの競技場で試合をする場合、このトンガリピンを使用します。トンガリピンの場合、ねじ部分が長くなっているため、アタッチメント(レギナスガード)を使用します。アタッチメントはピンの突き上げを軽減したり、シューズを保護する役割があります。
平行ピン
先が尖がっているトンガリピンと違って、先が平らになっているのが“平行ピン”です。平行ピンはアシックス、ミズノ共にシルバーカラーでシルバーピンともいわれています。この平行ピンは、試合用タータントラックで使用するピンです。
平行ピンの中にも各メーカーによって様々な種類があり、アシックスの場合は二段平行タイプや三段平行タイプ、ミズノの場合は二段平行タイプやグリップタイプがあります。一般的に二段平行は反発力に優れ、三段平行はグリップ力に優れています。
それぞれの種目に合ったスパイクピンの長さは??
土トラック
スパイクピンの長さは土トラックとタータントラックでは違いがあります。土トラックの場合、しっかりと地面を捉える必要があるため、タータントラックよりも長めのピンが必要です。
アシックスの場合、短距離・跳躍・投てき種目は12mm、中距離種目は9mm、長距離種目は7mmを推奨。ミズノの場合、短距離・跳躍・投てき種目は12mm・15mm、中距離種目は9mm、長距離種目は6mmを推奨しています。また、練習用ピンは怪我のリスクを減らすため、長めよりは短めのものを選んでおくことをおすすめします。
タータントラック
タータントラックの場合は土トラックよりもスパイクピンは短め。また、日本陸上競技連盟競技規則によると、試合で使用出来るピンの長さは9mmまで。大会に出場する場合はこの規則に則り、スパイクピンの長さを選ぶ必要があります。また、競技場によっては9mmよりも短く上限を設定している場合もあります。例えば、大阪城ホールで開催される日本ジュニア室内陸上競技大阪大会では上限は7mmに設定されています。
各競技別のスパイクピンの長さは、アシックスの場合、短距離・跳躍・投てき種目は8mm、中距離は7mm、長距離は5mmを推奨。ミズノの場合、短距離・跳躍・投てき種目は8mm・9mm、中距離は7mm、長距離は5mmを推奨しています。
おすすめの陸上競技用スパイクピン
土用スパイクピン(トンガリピン)
アシックス TTP987
アシックスの土トラック用スパイクピン。レジナスガード専用スパイクピン。
アシックス TTP975
レジナスガードを併用しない土トラック用スパイクピン。
ミズノ 8ZA306
ミズノのアタッチメント使用の土トラック用スパイクピン。
タータントラック用スパイクピン(平行ピン)
アシックス TTP983
アシックスの三段平行ピン。高反発・高グリップが特徴の三段平行ピンは短距離種目に最適。
アシックス TTP982
アシックスの二段平行ピン。反発力に優れた二段平行ピンは、跳躍系種目に最適。
アシックス TTP981
アシックスの軽量タイプの平行ピン。軽さにこだわる人や中長距離種目に最適。
ミズノ 8ZA303
ミズノの円錐形状のスパイクピン。トラックをムダなく捉えるグリップタイプのピンで短距離種目に最適。
ミズノ 8ZA301
ミズノの二段平行タイプのスパイクピン。トラックから受ける反発力を走りへと生かすタイプのピン。