足首や手首に重りをつけたり、背中に重りを入れたリュックを背負ったりして走ることでどんな効果が期待出来るのでしょうか。今回は、重りを持って走ることの効果について紹介させていただきます。また、同時に重りをつけて走る場合の注意点も紹介しています。
目次
重りをつけることで得られる効果
その1、腕振りの意識付けができる
ランニングの際は腕振りが重要です。腕をしっかり振ることで、足を前に出し前へと進むことが出来ます。しっかり力強く走るということは、しっかり腕を振るということです。ただ、ランニング初心者の場合は、腕振りへの意識があまりなく、しっかり腕を振れていない場合も多いです。
特に最初は腕をしっかり振れていても、後半バテてくると腕が全く振れなくなっていることもあります。
手首にリストウェイトを巻き付けたり、重りを直接持ったりして走ることで腕振りへの意識付けが出来るようになります。重りを持つことで、自然としっかり腕を振れるようになります。
その2、負荷を増やすことができる
足首や手首におもりをつけたり、背中に重りを背負って走ることで簡単に負荷を増やすことが出来ます。例えば同じ3kmのジョギングでも、重りをつけることで、普段と同じペースで走っても、より高い負荷を加えることが出来るのです。
同じ時間走るのでも、負荷が高くなるため、消費カロリーが増えます。また、負荷が高くなる分、腕や脚などへの筋肉への刺激も大きくなり、筋力アップにつながります。
その3、左右のバランスを保つ
重りを持つことで、左右のバランスを上手く保つ効果が期待出来ます。例えば、左右の足の筋肉量に違いがあると、どちらか一方にだけ大きく負荷がかかることになります。それによって足の故障につながる場合もあります。もちろんそれは足だけではなく腕の場合も同じです。
左右で同じ重りを使えば、左右に均等に同じ負荷を与えることが出来ます。それによって自然と左右のバランスを保つことが期待出来ます。
重りを持って走ることの注意点
その1、怪我をするリスクが高まる
重りをつけて走ることで負荷を高めることが出来ます。ただ、負荷が高くなるということは怪我のリスクも増えるということです。
ランニング時は体重の約2~3倍の衝撃が脚に加わると言われています。重りをつけていればそれだけ体重が増え、ランニング時に膝や股関節、腰が受ける衝撃が大きくなります。
それによって膝や腰を痛める可能性が高くなります。特にランニング初心者の場合は、まだ走るために大切な筋力が付いていないので、重りを持って走れば怪我をするリスクがかなり高くなってしまいます。
リスク2、ランニングフォームが崩れやすい
重りを持って走ると、ランニングフォームが崩れやすくなります。例えば手に持って走ると、その重みによって腕振りのリズムと足のリズムに違いが出て、走りのリズムが崩れやすくなります。
また、足に重りを付ける場合も同じです。足に重りを付けることで腕振りとのリズムに違いが生まれ、走るリズムやランニングフォームが崩れてしまう原因になります。
重りをつけることでランニングフォームが崩れれば、普段のランニングでも余計な癖がついてしまい、走りに大きく影響してしまいます。また、フォームが崩れれば、怪我にもつながってきます。
重りを持って走るのはランニング初心者にはおすすめ出来ない
重りを持って走ると、膝や腰などへの負担が大きくなり、怪我のリスクが高まります。また、ランニングフォームにも悪影響が出やすいので、ランニング初心者にはおすすめ出来ません。
ランニング初心者は、まだ走るためのフォームが確立出来ていません。また、走るための十分な筋力が付いていないので、重りを持って走ると怪我につながる可能性が高いです。そのため、ランニング初心者には重りを持って走るのはおすすめ出来ません。
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