ランニングしながら音楽を聴くなら、どうやって聴くのが良いか気になるところ。普通にスマホの音楽アプリで音楽を聴くにしても、スマホを手持ちしたり、ポケットに入れたりして走るのはスマホが邪魔で走りにくいです。また、イヤホンを付けるにしても、イヤホンコードが邪魔になったり、周りの音が聞こえなくて危険な思いをすることもあります。
そこで今回の記事では、「みんなはランニングやマラソン中にどうやって音楽を聞いてるの?」と疑問に思っている人向けに、音楽を聴きながら走るおすすめの方法を紹介しています。また、スマホ以外に音楽が聴けるランナー向けのおすすめグッズや、音楽を聴きながらでも適度に周りの音が聞こえるおすすめスポーツイヤホンも紹介しています。さらに、ランニング中に音楽を聴く効果や注意すべきデメリットも紹介しています。音楽を楽しみながら走るのにベストな方法を探しているランナーは是非参考にしてみてください。
目次
ランニング中に音楽を聴くメリット
音楽はランナーに様々な効果(メリット)を与えてくれるため、まだ走ることに慣れていない初心者ランナーほど音楽の力を借りてみるのがおすすめです。音楽を聴きながら走る効果としては、主に「モチベーションアップ」、「走る時間を楽しめる」、「パフォーマンス向上」が有名なところです。
効果①走るモチベーションが上がる
音楽を聴きながら走る一つ目のメリットは、自分の好きな曲やアップテンポでポジティブな音楽を聴くことで、気分が盛り上がり、走るモチベーションがアップすることです。特に、自分自身で走るモチベーションを上がるのが難しい初心者ランナーにこそ効果的です。また、マラソン大会のスタート前に聴く音楽も、目標の完走やサブ4、サブ3を目指す上で大きな勇気と強さを与えてくれます。
効果②走る時間を楽しめる
ランニング中に音楽を聴く二つ目のメリットは、単調なランニングシーンを刺激的で楽しい時間に変えてくれるところです。特に、毎日同じルートを走る人や、ずっと変わらない風景が続くランニングコースにおいて、効果的です。同じルート、同じような景色でも、聴く曲が変わるだけで、全く別物になります。
効果③パフォーマンスが上がる
音楽がもたらすランナーへの三つ目のメリットは、ランニングパフォーマンスが上がることです。音楽は脳内の快楽物質であるドーパミンの分泌を促し、そのドーパミンの働きにより、疲労感や痛みを感じにくくなり、より高いパフォーマンスが期待出来るようになるのです。また、速いテンポの曲を聴くことで自然と走るペースが速くなります。
ランニング中に音楽を聴く際の注意すべきデメリット
ランニング中に音楽を聴く際に絶対に注意しておきたいのが、無意識のうちに事故を誘発してしまったり、不意に事故に巻き込まれないようにすることです。音楽を聴きながらのランニングでは、周囲の人の足元や背後から迫り来る自転車やバイク、車の音に気づかずに、他人に迷惑をかけてしまったり、事故に巻き込まれる危険性があります。また、注意力が散漫になり、普段だと問題ない段差につまづいたり、高いところから落ちたりする危険性もあります。「ランニング中の音楽はダメ!」、「マラソン大会でイヤホンをするのは危険」と言われるのはこのためです。
実際のところは、ランナーが公道で音楽を聴きながら走るのはNGではありませんし、マラソン大会でイヤホンをしながら走るのは禁止行為ではありません。ただし、音楽を聴きながら走るなら、人通りや車通り多い場所は避ける、信号のない交差点では細心の注意は払う、音量は控えめにする、周囲の音が聞こえるオープンイヤー型イヤホンを選ぶ、夜間はLEDライトを身に着けるなどの工夫が必要となります。
ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法
- スマホxランニングポーチ
- スマホxマルチポケットパンツ
- 小型音楽プレーヤー
- 音楽再生機能付きランニングウォッチ
- ヘッドホン一体型音楽プレーヤー
走りながらでも音楽を快適に聴くためにはどうしたらいいのか。ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法としては、「スマホをランニングポーチに入れて持ち運ぶ」、「スマホをマルチポケットパンツのポケットに収納し携帯する」、「小型音楽プレーヤーで音楽を聴く」、「音楽再生対応ランニングウォッチで音楽を聴く」、「ヘッドホン一体型音楽プレーヤーで音楽を聴く」の5種類の方法があります。
方法①スマホをランニングポーチに入れて持ち運ぶ
ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法の一つ目は、スマホをランニングポーチに収納し持ち運びながら、スマホで音楽を聴く方法です。
ランニング中にスマホ内の音楽アプリで音楽を聴く一番の問題は、スマホが大きくて重たくて走る邪魔になることです。手持ちだと腕振りしにくいですし腕がめちゃくちゃ疲れます。ウェアのポケットに入れても簡単に揺れるので大きなストレスとなります。しかし、ランナー向けに設計された小物収納用ランニングポーチを活用すれば、ランニング中にスマホが揺れる問題を解消し、スマホで音楽を聴きながら快適に走ることが出来ます。特に、アームバンドやウエストポーチと比較して身体との密着度が高い作りとなっているウエストベルトタイプのランニングポーチがおすすめです。ウエストベルト型ランニングポーチは、伸縮性の高い素材を採用し身体にピタッとフィットするため、走ってもポーチ自体揺れませんし、収納物も揺れません。
FLIPBELT クラシック
スマホで音楽を快適に聴くために、ランニングポーチを活用するなら、ランナー人気の高いウエストベルト型ランニングポーチである「FLIPBELT(フリップベルト)」がおすすめです。FLIPBELTは腰にピッタリフィットし、走っても揺れたりズレたりしないため、スマホを快適に持ち運ぶことが出来ます。また、ベルト内全体が空洞になっており、優れた収納スペースを誇るため、スマホだけではなくお金、ICカード、鍵、補給食お、サプリメントなど見た目からは想像出来ないぐらいたくさんの小物を収納出来るのも魅力的です。また、別売りの専用ウォーターボトルを購入することで、水分補給用飲料も収納出来てしまうなどランナーには超便利なポーチとなっています。
方法②スマホをマルチポケットパンツに入れて持ち運ぶ
ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法の二つ目は、スマホをマルチポケットパンツに収納して携帯し、スマホで音楽を聴く方法です。
ランニング中にスマホを携帯する方法としてはランニングポーチを活用するのが定番ですが、近年はウエスト周囲に多収納なポケット機能を備えたマルチポケットパンツを活用する方法が人気急上昇中です。ランニングポーチは小物収納に便利ですが、ランニングポーチ自体が邪魔に感じるランナーも多いです。マルチポケットパンツなら、ランニングポーチ不要で、身軽にスマホを持ち運び音楽を聴くことが出来ます。また、ウエスト収納部にはパワーメッシュが採用され、ランニング中にスマホが飛び出す、揺れるなども心配もありません。さらに、補給食やサプリメントを手が届きやすい場所に収納出来るため、マラソン大会のレース中でも補給食やサプリメントをすぐに取り出しやすいのも魅力的です。
ミズノ ランニングマルチポケットパンツプラス
スマホで音楽を聴くために、ランナー向けマルチポケットパンツを活用するなら、マルチポケットパンツの代名詞的存在であり、mizuno(ミズノ)の大人気商品である「ランニングマルチポケットパンツプラス」がおすすめです。走りへの影響が少ないウエスト周囲に360°ポケットを備え、スマホから鍵、小銭、エネルギージェルやサプリメントなど多数の小物を収納出来るのが大きな特徴です。ミズノ独自設計を採用し、走っても収納物が揺れないため、安心して小物を収納出来ます。日々のランニングはもちろん、マラソン大会本番で着用するランニングパンツとしてもおすすめの一枚です。
方法②小型音楽プレーヤーを携帯する
ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法の三つ目は、スマホの代わりに小型音楽プレーヤー(MP3プレーヤー)で音楽を聴く方法です。
多機能なスマホと違い音楽再生機能に絞った小型音楽プレーヤーなら、小さくて軽いため、ウェアのポケットに入れて走っても邪魔になりません。また、スマホの比べて落下時の画面割れのリスクや、紛失時の個人情報の悪用のリスクが少ないため、ランニングやマラソンでも気軽に持ち運びながら思いっきり走ることが出来ます。さらに、音楽プレーヤーによってはスマホよりも音質が良い場合もあります。
ソニー ウォークマンSシリーズ
スマホの代わりに音楽プレーヤーをランニング中に携帯し音楽を聴くなら、Sony(ソニー)の人気コンパクトウォークマンであるSシリーズの「NW-S313」がおすすめです。コンパクトサイズで、重量53gと軽いため、ランニング中に音楽を聴くために携帯していても全く邪魔になりません。また、コンパクトでありながらもソニーらしい良い音を楽しめるのも魅力的です。さらに、画面付きでシンプルな操作性で使いやすいのも特徴的です。おまけに、連続再生時間52時間とロングバッテリーを搭載しているため、充電頻度は少なめで済みます。
方法③音楽再生機能付きランニングウォッチを活用する
ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法の四つ目は、音楽再生機能付きランニングウォッチで音楽を聴く方法です。
時計本体の内蔵メモリに音楽データを保存出来る音楽プレーヤー内蔵のランニングウォッチなら、ランニング中に邪魔になりがちなスマホやMP3プレーヤーを持ち運ぶことなく時計単体とワイヤレスイヤホンのみで音楽を楽しむことが出来ます。手元に音楽プレーヤー機能があり、手軽かつ、走りながらでも簡単にミュージックコントロール出来るため、ランニング中に音楽を聴く方法としては一番スマートであり、一番おすすめの方法です。また、ランニングウォッチは音楽再生機能だけではなく、GPS機能を搭載し、走行距離や走行ペースを計測し画面上にリアルタイム表示出来るのも大きな魅力です。そのほか、ランナーに役立つ便利なトレーニング機能が多数搭載され、ランナーなら一つは持っておきたいアイテムです。
Forerunner 165 Music
音楽再生機能付きランニングウォッチを活用し、ランニング中にスマートに音楽を聴くなら、ランナー一番人気のランニングウォッチメーカーであるGarmin(ガーミン)の2024年最新エントリーモデルである「Forerunner 165 Music」がおすすめです。エントリーモデルでありながらも音楽再生機能を搭載し、最大450曲を時計本体へと保存出来ます。また、Amazon MusicやLINE MUSIC、Spotifyといった人気音楽アプリのオフライン再生にも対応しています。もちろん、ガーミンらしい精度の高いGPS計測機能と長時間バッテリーを搭載しているため、フルマラソンでも活用出来ます。おまけに、Suicaに対応し、ヘルスケア機能も充実しているため、ランニングシーンだけではなく、普段使いにも便利に活用出来ます。
方法④ヘッドホン一体型音楽プレーヤーを活用する
ランニング中に音楽を聴くおすすめの方法の最後の五つ目は、ヘッドホン一体型音楽プレーヤーで音楽を聴く方法です。
ヘッドホン一体型音楽プレーヤーは文字通り、ヘッドホン本体に音楽プレーヤーが組み込まれたもので、ヘッドホンを装着するだけで音楽が聴ける商品です。ヘッドホンを付けるだけで音楽が聴けるため、ランニング中に音楽を聴く方法としては一番身に着けるアイテムが少なく、一番身軽です。ランニング中に身に着けるアイテムや携帯するアイテムは出来るだけ少なくし、出来るだけ身軽に走りたいというランナーにとっては最適解と言える方法です。ただし、現状、ヘッドホン一体型音楽プレーヤーを販売するメーカーは減少傾向にあり、最新モデルもあまり販売されておらず、選べる商品がかなり少ないのが難点です。
SONY NW-WS410シリーズ
ヘッドホン一体型音楽プレーヤーを装着し音楽を聴きながら走るなら、Sony(ソニー)の人気のスポーツ用ヘッドホン一体型ウォークマンである「NW-WS413」がおすすめです。コンパクトサイズで32gの軽量でありながらも、4GBの容量と連続再生時間12時間の長時間バッテリーを搭載し、ランニングシーンにてたくさんの音楽を楽しむことが出来ます。また、安定感が高いため、ランニング中に揺れたり、ズレたり、外れたりする心配がありません。さらに、周囲の音や人の声を聞きとりやすい外音取り込み機能を搭載しているため、一般的なヘッドホンよりも安心して音楽を聴きながら走ることが出来ます。さらに、JIS防水保護等級IPX5/8相当の高い防水性を備えるため、雨の日のランニングでも問題ありません。
ランニング中に音楽を聴くなら、イヤホンは耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンがおすすめ
音楽を聴きながらでも安全に走るためには、イヤホン選びが重要です。スマホ、ランニングウォッチ、ヘッドホン一体型音楽プレーヤーのいずれを使うにしても、音楽を聴きながらでも、人の足元や話し声、自転車やバイク、車の音がある程度聞こえることが重要です。周りの音が遮断されればされるほど、音楽を聴きながらのランニング中に事故を誘発する立場になったり、予期せぬ衝突事故に遭ったりする危険性があるため、耳を完全に塞ぐイヤホンや周囲の雑音をカットするノイズキャンセリングイヤホンなどはランニング中には絶対にNGです。
音楽を聴くためにイヤホンを付けて走るなら、耳を完全に塞がない設計のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンや、耳ではなく骨を通して音を聴く骨伝導イヤホンを選んでみるのがおすすめです。
耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン
SONY Float Run
耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを選ぶなら、Sony(ソニー)のランナー向け最新スポーツイヤホンである「Float Run」がおすすめです。最大の特徴は、耳の前にスピーカーが浮くオフイヤーデザインを採用し、耳を塞がないために音楽を聴きながらでも周囲の音が自然に聞こえてくるところです。そのため、イヤホンをしながらでも安全に走ることが出来ます。また、16mmドライバーを採用し、スポーツ用オープンイヤー型でありながらも、ソニーらしい高音質を楽しむことが出来ます。さらに、装着時の安定感や快適性もバッチリです。最大10時間の連続再生を備えるため、長時間のランニングやマラソンにもおすすめです。
骨を通して音を聴く骨伝導イヤホン
SHOKZ OPENRUN
従来のイヤホンと違い耳からではなく骨を通して音を聴く骨伝導イヤホンを選ぶなら、骨伝導イヤホンの代名詞的存在であり、プロランナーの大迫傑選手も愛用する「Shokz(ショックズ)」の人気モデルである「OPENRUN」がおすすめです。最大の特徴は、全く耳を塞がない骨伝導イヤホンであるため、音楽を聴きながらでも周りの音や人の話し声がバッチリと自然に聞こえるところです。音楽を聴きながらのランニングでも安全性が高いため、ランナーに非常に人気の高いイヤホンとなっています。また、IP67の優れた防水&防塵性能を誇り、連続再生時間8時間の長時間バッテリーを備えるため、ランニング用イヤホンとして非常に優秀です。おまけに、骨伝導イヤホンの世界的リーディングカンパニーであるShokzが誇るPremiumPitch2.0+テクノロジーを搭載しているため、骨伝導イヤホンらしからぬ高音質を楽しめるのも魅力的です。
テンションが上がる曲を聴きながらランニングを楽しもう
音楽アプリの入ったスマホの持ち運び方を工夫したり、音楽プレーヤー内蔵のランニングウォッチやヘッドホンを活用したりすることで、ランニング中でも快適に音楽を聴くことが出来ます。さらに、一般的なイヤホンの代わりに、コードレスで耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンや、骨を通して音楽を聴く骨伝導イヤホンを活用することで、音楽を聴きながらでも安全に走ることが出来ます。
本記事で紹介したおすすめの方法やおすすめのイヤホンを参考に、是非ランニング中も音楽を楽しんでみましょう。音楽はランニング初心者や、初マラソン挑戦者の走りを後押ししてくれるはずです。