asics(アシックス)の初心者向けの高機能ランニングシューズである、「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」と「GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)」。カヤノとニンバスともに、柔らかいクッションソールに衝撃緩衝材GELテクノロジーを内蔵し足に優しいシューズであるため、ランニング初心者の最初の一足目に大人気です。
しかし、ゲルカヤノとゲルニンバスは似たようなシューズであるため、何が違うの?自分にはどっちを選んだら良いの?と悩んでいる人も多いでしょう。そこで今回の記事では、最新モデルであるゲルカヤノ31とゲルニンバス27の違いを比較し、どっちがおすすめかを紹介しています。初めてのランニングシューズや、初マラソンのシューズとして、カヤノとニンバスで迷っているという人は是非参考にしてみてください。
目次
アシックスの初心者向け人気シューズであるゲルカヤノとゲルニンバス
初めて長距離走に挑戦するなら、asics(アシックス)のGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)か、GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)が一押しです。どちらもクッション性や安定性、グリップ力、通気性、耐久性などに優れた高機能モデルとなっているため、これからランニングを始める人の最初の一足目におすすめですし、初めてのマラソン大会で完走を目指す人のマラソンシューズとしてもおすすめです。
GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)
GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)は、asics(アシックス)を代表するランニングシューズで、初心者ランナー人気NO.1モデルです。初代登場以来、多くの市民ランナーのマラソン完走をアシストし、2024年8月には31代目となるGEL-KAYANO 31(ゲルカヤノ31)が登場しました。
ゲルカヤノの最大の特徴は、ランニング初心者でも安定した走りが出来る安定性重視のスタビリティシューズである点です。アシックスが誇るサポート機能を搭載し、初めて長距離走に挑戦する初心者ランナーにありがちな足首の内側への過度な倒れ込み(オーバープロネーション)を抑制し、怪我しにくい安定した走りをアシストしてくれます。また、足を着地衝撃から守るクッション性や、地面からの衝撃を推進力へと変換する反発力などの機能性にも優れ、ハーフマラソンやフルマラソンに挑戦する人にも非常に人気です。
GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)
GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)は、asics(アシックス)を代表するプレミアムクッションシューズです。まるで雲の上を走っているようなソフトな履き心地が魅力的で、初代登場以来、初心者ランナーに大人気です。2025年1月にはシリーズ最大の厚みを誇るクッションソールを備えた27代目のGEL-NIMBUS 27(ゲルニンバス27)が登場しました。
ゲルニンバスの最大の特徴は、業界でも最強レベルのクッションを誇るプレミアムクッションランニングシューズである点です。高クッション素材を採用した分厚いミッドソールを備え、最高にソフトで快適な履き心地です。最高レベルのクッションソールのかかと部には衝撃緩衝材GELテクノロジーも内蔵され、とにかく足や膝に優しいシューズです。クッション性重視で選びたいという人には、カヤノよりも人気です。
ゲルカヤノとゲルニンバスの違いの比較
項目 | GEL-KAYANO 31 | GEL-NIMBUS 27 |
---|---|---|
外観 | ![]() | ![]() |
発売 | 2024年8月 | 2025年1月 |
価格 | 20,900円 | 20,900円 |
サイズ | メンズ:24.5-32.0cm レディース:22.5-26.5cm | メンズ:24.5-32.0cm レディース:22.5-26.5cm |
靴幅 | メンズ:2E/4E レディース:E/2E | メンズ:2E/4E レディース:E/2E |
靴底厚み | メンズ:40mm レディース:39mm | メンズ:43.5mm レディース:42.5mm |
ドロップ | 10mm | 8mm |
重量 | 311g | 307g |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードジャカードメッシュ |
ミッドソール | FF BLAST PLUS ECO | FF BLAST PLUS ECO |
GEL材 | PureGEL | PureGEL |
サポートシステム | 4Dガイダンスシステム | - |
アウトソール | ASICSGRIP(中足部)・HYBRID ASICSGRIP(つま先・かかと部) | HYBRID ASICSGRIP |
比較①アッパーの違い

左:ゲルカヤノ31、右:ゲルニンバス26
asics(アシックス)の初心者向け高機能ランニングシューズであるGEL-KAYANO 31(ゲルカヤノ31)とGEL-NIMBUS 27(ゲルニンバス27)のアッパーを比較すると、ゲルカヤノ31は安心感のある履き心地、ゲルニンバス27はリラックス感のある履き心地の違いがあります。
ゲルカヤノ31とゲルニンバス27はともに快適で通気性に優れたエンジニアードメッシュアッパーを採用しているため、長時間のランニングシーンでも蒸れにくく快適な履き心地です。
ただし、ゲルカヤノ31はアッパー裏材を内外非対称に配置することでサポート性を高めた作りで靴に守られている感のある履き心地。一方、ゲルニンバス27はニットシュータンや分厚いアンクルパッドなどを備え、ストレスフリーのリラックス感高めの履き心地となっています。
比較②ミッドソールの違い

上:ゲルカヤノ31、下:ゲルニンバス27
asics(アシックス)のGEL-KAYANO 31(ゲルカヤノ31)とGEL-NIMBUS 27(ゲルニンバス27)のミッドソールを比較すると、ゲルカヤノ31は着地時に左右にブレにくい安定感重視、ゲルニンバス27は着地衝撃を感じにくいクッション性重視という違いがあります。
ゲルカヤノ31とゲルニンバス27はアシックスの柔らかいクッションフォーム材であるFF BLAST PLUS ECOをミッドソール全面に採用し、かかと部内側には衝撃緩衝材であるPureGELを内蔵している点は共通です。しかし、ゲルカヤノ31よりもゲルニンバス27の方がソールが分厚く、着地衝撃を上手く吸収しやすい形状を採用しているため、クッション性能はゲルニンバス27の方が上です。履いた時の足元の柔らかさもゲルニンバス27の方がより実感しやすいです。
ただし、前方への推進力を得やすいのはゲルカヤノ31の方です。ゲルカヤノ31の方がドロップが高く、スムーズな重心移動を促してくれますし、ソールの硬さと柔らかさのバランスがよく反発も貰いやすいため、ゲルカヤノ31の方が速く走りやすいと実感出来るはずです。
比較③サポート機能の違い

上:ゲルカヤノ31、下:ゲルニンバス27
asics(アシックス)のGEL-KAYANO 31(ゲルカヤノ31)とGEL-NIMBUS 27(ゲルニンバス27)のサポート機能を比較すると、ゲルカヤノ31はサポート機能ありのスタビリティシューズ、ゲルニンバス27はサポート機能なしのニュートラルシューズという違いがあります。
ゲルカヤノ31はアシックスのサポート機能である4D GUIDANCE SYSTEM(4Dガイダンスシステム)を搭載しています。これは、怪我や故障の原因となる、ランニング中の足首の内側への過度な倒れ込み傾向(オーバープロネーション)を防いでくれる機能です。元々オーバープロネーションの人は当然ですが、そうじゃない人も長距離走で疲労してくると足元がぐらつきやすくなってくるため、初マラソンにはサポート機能があると安心です。そのため、初マラソンのシューズ選びでは、サポート機能を有するゲルカヤノの方が人気です。
比較④アウトソールの違い

左:ゲルカヤノ31、右:ゲルニンバス27
asics(アシックス)のGEL-KAYANO 31(ゲルカヤノ31)とGEL-NIMBUS 27(ゲルニンバス27)のアウトソールを比較すると、ゲルカヤノ31は安定感のある接地、ゲルニンバス27はソフトな接地という違いがあります。
ゲルカヤノ31はゲルニンバス27よりも接地面積が広く、着地から蹴り出しまで安定感抜群です。左右へグラつくことなく、スムーズに前へ体重移動出来るため、ランニング初心者でも安心して長距離走に挑むことが出来ます。一方、ゲルニンバス27はニンバス特有のソールの柔らかさを実感しやすいソフトな接地となるアウトソール構造となっています。
また、ゲルカヤノ31とゲルニンバス27は優れたグリップ力と高い耐久性を兼ね備えるHYBRID ASICSGRIPアウトソールラバーを採用しているのですが、ゲルカヤノ31はより消耗しやすいつま先部とかかと部には耐摩耗性に優れたAHAPLUSを採用しているため、同じ価格でも耐久性はカヤノの方が上です。
ゲルカヤノとゲルニンバス、どっちがおすすめ??
マラソンを走るなら、ゲルカヤノ31がおすすめ!!
asics(アシックス)のゲルカヤノか、ゲルニンバスか、迷ったらまずは「GEL-KAYANO 31(ゲルカヤノ31)」がおすすめです。特に、これからマラソン大会出場を目指すなら、ゲルカヤノ31がおすすめです。
アシックスのゲルカヤノ31の最大の魅力は、高いクッション性と優れた安定性を兼ね備えたランニングシューズである点です。ミッドソールの幅がワイドでアウトソールの接地面積が広く着地から蹴り出しまで安定性抜群です。サポート機能として4Dガイダンスシステムを搭載し、ランニング中に足首が内側に過度に倒れ込むのを防止出来るので、初めてのマラソン大会でも最後まで安全に、快適にゴールを目指すことが出来ます。その優れた安定性とともに、FF BLAST PLUS ECOとPureGELによる高い衝撃緩衝性も備えるため、初心者ランナーの足元に非常に頼もしいシューズとなっています。
取り敢えず迷ったらカヤノが一押しですし、10km・ハーフマラソン・フルマラソンなどのマラソン大会で完走を目指すなら特にカヤノがおすすめです。
クッション性重視なら、ゲルニンバス27がおすすめ!!
ゲルカヤノとゲルニンバスはどちらもクッション性の高い初心者向けランニングシューズですが、よりソフトで気持ちの良い履き心地のシューズを求める人には、「GEL-NIMBUS 27(ゲルニンバス27)」がおすすめです。
アシックスのゲルニンバス27の最大の魅力は、アシックス史上最高のクッション性による極上の履き心地です。最大厚み43.5mmの分厚いミッドソール(FF BLUST PLUS ECO)はとにかくクッション抜群です。かかと部内側には軽くて衝撃緩衝性に優れたPureGELが内蔵されていることもあり、着地時の足や膝への負担を大幅に軽減出来ます。また、余計なサポート機能がない分、ストレスフリーで快適な履き心地も魅力的です。
足や膝に優しいクッション性重視のシューズを選びたい人に一押しですし、心地よいソフトな接地感でゆったりジョギングやウォーキングを楽しみたい人にもおすすめです。
初めてのランニングシューズに、ゲルカヤノかゲルニンバスを選んでみよう!
ランニング初心者の初めてのランニングシューズに、asics(アシックス)のゲルカヤノとゲルニンバスが人気です。どちらも初心者ランナーに一押し出来る初心者向け高機能ランニングシューズですが、安定感を重視するならゲルカヤノ、クッションを重視するならゲルニンバスがおすすめです。
ゲルカヤノか、ゲルニンバスか、自身の好みや用途に合った方を選び、快適なランニングを楽しんでいきましょう。