ランニング中にランニングシャツに乳首が擦れて痛い思いをしたことがある男性ランナーは多いのではないでしょうか。または、乳首から出血して走った後にシャツに血が付いているのを気づきゾッとしたという方もいると思います。そんな、ランニング中の乳首の擦れを防ぐための対策を紹介させていただきます。
目次
走っていると乳首が痛くなるのはシャツとの摩擦によるもの
走っている時に乳首が痛くなるのは、ランニングシャツと乳首が擦れることで摩擦が起こるため。女性の場合は胸を保護するブラジャーを装着しているため、シャツによる摩擦で乳首が痛くなることはありません。男性の場合は、女性のようにブラジャーのように乳首を保護するものはないため、走っている最中にシャツと乳首が擦れて痛みを伴う場合があるのです。そのため、ランニング中の乳首の痛みや、擦れによる出血は男性ランナー特有の悩みの一つと言われています。
長い距離を走れば走るほど、痛みを伴う可能性が高くなります。普段の練習では痛みを伴うことはなくても、初めてのハーフマラソンやフルマラソンを走った時に初めて乳首の痛みを感じたというランナーも多いはずです。そのため、乳首の痛みを経験したことがある人も、まだ痛みを経験したことがない人も、初めての長い距離に挑戦する場合は乳首の擦れ対策を行っておくと良いでしょう。
ランニング・マラソン中の乳首の擦れを防ぐための対策
対策1、ニップレス(ニップルシール)を貼る
乳首の擦れを防ぐための対策として、定番はニップレス(ニップルシール)を貼るというもの。ニップレスは、乳首に貼り乳首を隠すための商品です。主に女性がシャツの上から乳首が透けたり、浮き上がったりするのを防ぐために使用します。このニップレスは乳首に貼るだけで簡単に乳首を保護出来、シャツによる擦れを防ぐことが出来ます。
女性向け商品だけではなく男性向けの商品、スポーツ向けの商品も販売されているので、そちらを試してみると良いでしょう。また、家にある絆創膏で代用することも出来ます。
対策2、ワセリンや皮膚保護クリームを塗る
走る前に塗るだけで乳首を保護することが出来るのが、ワセリンと皮膚保護クリームです。ワセリンは石油を精製して作られたもので、肌の表面に油の膜を作り肌を保護する効果があります。乳首に塗ることで乳首を保護する保護膜を形成し、シャツによる擦れから乳首を守ってくれます。
皮膚保護クリームも同じように保護膜を形成し、外部刺激をブロックすることで皮膚と肌との摩擦で起きるトラブルを防止してくれます。ワセリンや皮膚保護クリームは乳首の擦れだけではなく、股擦れや靴擦れといった他の部位にも活用できる便利なアイテムです。長い距離を走るランナーにとっては皮膚ケアに欠かせないものです。
ワセリンHG
皮膚保護クリーム
対策3、アンダーウェアを着用する
肌への刺激を抑えるためには、肌に優しい素材で作られた服を着るという手もあります。肌に優しいのは、コットン、シルクといった天然素材のもの。しかし、それらの素材は汗をかくスポーツシーンには不向きで、ランニングウェアの素材には吸汗速乾性に優れるポリエステルが使われるのがほとんどです。そのため、ランニングシャツで肌に優しく、乳首への刺激が少ない素材でできたものを探すのはなかなか大変です。
そういった場合は、ランニングシャツの下にアンダーシャツを着用しましょう。走っている時にシャツと乳首が擦れて痛くなってしまうのは、シャツが動き回るためです。体に密着したピタッとしたアンダーシャツなら、ランニング中の擦れも起こりにくくなります。
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