ランニングをする際に多くのランナーの悩みとなるのが、スマホ(スマートフォン)をどうするのか問題。iPhoneやAndroidスマホを携帯しておけば、ランニングアプリでGPSによる距離計測が出来たり、音楽が聴けたり、電子マネーを活用出来たりと何かと便利で、是非とも持ち運びたいところです。しかし、大きくて重たいスマホはランニングウェアのポケットに入れて走ると揺れたり、体に当たったりと結構邪魔な存在にもなりがちです。
そこで今回の記事では、「みんなはランニング中にスマホはどうしてる?」と疑問を持つ人向けに、ランニング中でもスマホを快適に、安全に持ち運べるオススメの方法を複数紹介しています。また、走ってもスマホが揺れないアームバンドやウエストポーチなどのオススメアイテムも一緒に紹介しています。走る時にストレスなくスマホを身につけておきたいという人や、マラソン大会でスマホなどの小物を携帯して走るのに便利な収納グッズが欲しいという人は是非参考にしてみてください。
目次
ランニング中にスマホを持ち運ぶメリット
健康やダイエット、体力作りのために走る、マラソン大会出場へ向けて本格的にトレーニングをするなど、いずれの場合でも走るならスマホを持ち運ぶのがオススメです。その理由は、「距離計測出来る」「音楽が聴ける」「キャッシュレス決済が出来る」「写真撮影出来る」「緊急通報が出来る」などのたくさんのメリットがあるためです。
メリット①GPSで走った距離を計測出来る
まず、スマホを持って走る一番のメリットは、Nike Run Club(ナイキランクラブ)やASICS Runkeeper(アシックスランキーパー)、adidas Running(アディダスランニング)、TATTA(タッタ)などのランニングアプリを活用することで、スマホ内蔵GPSセンサーによる走行距離や走行ペースのリアルタイム計測が出来ることです。さらに、ランニングの記録を保存し後で見返したり、頑張った成果をTwitterやInstagramなどのSNS上にシェアすることも出来ます。
メリット②音楽を聴きながら走れる
二個目のメリットは、音楽を聴きながら楽しく走れることです。Apple Music(アップルミュージック)やSpotify(スポティファイ)、LINE MUSIC(ラインミュージック)、Amazon Music(アマゾンミュージック)、YouTube Music(ユーチューブミュージック)などの音楽聴き放題アプリを利用すれば、定番曲から最新曲まで含めた数千万曲から好きな曲を選ぶことが出来ます。さらにオフライン再生機能を利用することで、Wi-Fi環境のない屋外でもデータ通信量を気にすることなく長時間音楽を聴きながら走れます。
メリット③電子マネーでキャッシュレス決済出来る
三個目のメリットは、Apple Pay(アップルペイ)やGoogle Pay(グーグルペイ)を活用し電子マネーによるキャッシュレス決済が出来るところです。SuicaやiD、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPayなどの電子マネーを活用することで、お財布を持ち運ぶことなくランニング後に自動販売機やコンビニ、スーパー等で飲み物や軽食の買い物が可能となります。
メリット④とっさにカメラで写真を撮れる
四個目のメリットは、春の桜や秋の紅葉、夕方の沈んでいく夕日、雨上がりの虹などのランニング中に出会う様々な美しい風景をすぐにスマホのカメラで写真に残すことが出来るところです。
メリット⑤万が一の緊急通報が出来る
五個目のメリットは、ランニング中に転倒したり、落下したり、事故に巻き込まれたりと予期せず怪我に見舞われた場合でもすぐに家族や友人などに連絡を入れたり、119番通報が出来る点です。
スマホは持っておくと便利だけど走る時に邪魔になりやすい...
ランニング中にスマホがあると間違いなく便利です。ただし、最近のスマホは高性能化による大型化で以前の小さいスマホよりも縦横ともに大幅にサイズアップしていますし、重量も重くなっているため、走る時には邪魔な存在でもあります。特に6.7インチクラスのスマホ(iPhone 12 Pro Max/13 Pro Max/14 Max/14 Pro Max/15 Max/15 Pro Max)なら尚更邪魔に感じるはずです。
例えば、直接手に持って走ると、汗で手が滑りスマホを地面へと落としてしまい大事なスマホが破損する恐れがあります。また、ランニングウェアのポケットに入れて走る場合でも、知らぬ間にポケットから落とし紛失してしまうなんて可能性もあります。ジッパー付きポケットであっても、走る際にスマホが揺れたり、体に当たったりと走ることに集中出来ないなんてこともあります。
普通にスマホを携帯して走ろうとすると上記のようなトラブルやストレスの原因となるため、スマホを持って走るなら何かしらの工夫や、スマホを固定するためのアイテムの活用が必要となってきます。
ランニング中にスマホを快適に持ち運ぶオススメの方法
- アームバンドを活用する
- ウエストポーチを活用する
- ボトルポーチを活用する
- 腰ポケット付きパンツを活用する
- バックパックを活用する
ランニング中にスマホを快適に、安全に持ち運ぶためのオススメの方法としては、「アームバンドで腕に固定する」「ウエストポーチに収納する」「ボトルポーチを活用する」「腰ポケット付きパンツを着用する」「バックパックを背負う」の合計5種類の方法があります。
①アームバンドでスマホを腕に固定する
ランニング中にスマホを携帯する一つ目のオススメの方法は、アームバンドを活用しスマホを腕に固定する方法です。
アームバンドは専用ケースにスマホを収納し、付属バンドで腕に巻きつけられるタイプのアイテムです。スマホを二の腕のところにしっかりと固定出来るため、スマホの揺れも感じることなく快適に走れるのがアームバンドの魅力です。さらに、走りながらでもスマホのランニングアプリの画面を確認し、現在の走行距離や走行ペースを把握出来るのも大きな特徴です。また、タッチパネル対応商品なら、ケースにスマホを収納した状態で画面のタッチ操作が可能です。スマホの重みが片側に偏るというデメリットはあるものの、価格が1,000円〜2,000円と比較的安いアイテムであるため、手軽にスマホを持ち運びながら走りたいという人に人気のグッズとなっています。
ランニング用アームバンドは「Bone Run Tie」がオススメ
スマホを持ち運び方法としてアームバンドを選ぶなら、Bone(ボーン)のランニング用アームバンドである「Run Tie(ランタイ)」がオススメです。
BoneのRun Tieの最大の魅力は、画面の視認性が良く、操作性にも優れているところ。一般的なスマホを収納ケースへと入れるタイプではなく、スマホの四隅をコーナーバンドで固定するタイプであるため、画面がはっきりと見えて、さらにスマホ画面を直接操作出来るために上手く画面が反応しないなんてことがありません。当然、顔認証や指紋認証も問題ありません。また、速乾性と通気性に優れた素材で作られたバンドは腕へのフィット感もよく、つけ心地も快適であるため、長時間でもズレたり、ストレスを感じたりすることなく快適です。
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②揺れにくいウエストポーチにスマホを収納する
走る際にスマホを持ち運ぶための二つ目のオススメの方法は、ウエストポーチにスマホを収納する方法です。
ウエストポーチは、スマホなどの小物を入れられる収納部を備え、ベルトで腰に巻き付けて固定するタイプのバッグアイテムです。アームバンドと比べて、スマホ以外にも鍵やお金、エナジージェル(補給食)、パッカブルジャケットなどの小物をたくさん収納出来るのが特徴で、ハーフマラソンやフルマラソンを走るランナーの間でも非常に人気の高いランニンググッズです。また、ランニング用に設計された専用ウエストポーチなら、走ってもポーチやポーチ内部の収納物が揺れにくい構造となっているため快適に走ることが可能です。さらに、小物の出し入れもしやすく、写真を撮りたい、電子マネーを使いたい、家族や友人と連絡を撮りたいといった場面でもすぐにスマホを取り出して使うことが可能です。
ランニング用ウエストポーチは「アシックスランニングウエストポーチ」がオススメ
スマホの携帯用アイテムとしてウエストポーチを選ぶなら、ランナーから人気の高いブランドであるアシックスの「ランニングウエストポーチ」がオススメ。
最大の魅力は、ジッパー付きのメインポケットと両サイドのメッシュポケットと、収納性に優れているところ。大きいスマホも入るのはもちろん、そのほかに鍵やカード、補給食(エナジージェル)なども収納可能です。また、骨盤へのフィット感の高い作りとなっているため、走行中でもポーチ自体が揺れにくいのも魅力です。さらに、着地時の脚の内転を抑制するサポート機能を搭載しているため、初心者でも安定したフォームを走れるというのも特徴的です。非常に機能性が高く、初めてのフルマラソン用ポーチとしてもオススメです。
ランニング用ウエストポーチは「フリップベルト」もオススメ
とにかく揺れないを第一にウエストポーチを選びたいなら、ベルトタイプの「FlipBelt(フリップベルト)」もオススメ。
フリップベルトは通常のウエストポーチとは違うベルト型デザインで、とにかく身体へのフィット感が高く、揺れないというのが最大の特徴のアイテムです。さらに、ベルト内部はほぼ全て収納スペースとなっており、合計4つのスリットポケットから見た目から想像出来ないぐらいにたくさんの小物を収納出来るようになっています。身体にピタッとフィットするため、ベルトが揺れないのはもちろん、中の小物も揺れないため、何も身につけていないような快適な走りが出来ます。さらに、フリップベルト専用ウォーターボトル(310m/170ml)を購入すれば、飲み物も収納出来てしまうという驚異的な機能性です。
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③夏には飲み物も携帯出来るボトルポーチを活用する
スマホを持って走る三つ目のオススメの方法は(特に夏場)、夏のランニングの定番アイテムであるボトルポーチを活用する方法です。
ボトルポーチは、スマホなどの小物以外に、ペットボトルなどの飲み物も収納出来るアイテムです。通常のウエストポーチ同様にベルトで腰に巻き付けて固定するバッグアイテムですが、ボトル収納部を備えていて、走りながらペットボトルなどの飲み物を携帯出来るというのが最大の特徴となっています。秋冬のマラソンシーズンなら、日々のランニングやマラソン大会本番も通常のウエストポーチがオススメですが、ランニング中のこまめな水分補給が重要となってくる、初夏から夏本番ではボトルポーチを活用するのがオススメです。
ランニング用ボトルポーチは「サロモンACTIVEベルト」がオススメ
夏場のランニングにおいてスマホを携帯して走るアイテムとして、飲み物も収納出来るボトルポーチを選ぶなら、SALOMON(サロモン)の「ACTIVE BELT(アクティブベルト)」がオススメ。
サロモンのアクティブベルトは、身体へのフィット感が高く、飲み物を携帯して走っても揺れないというのが最大の特徴です。収納部はお尻への負担を軽減するための正しい位置に配置され、さらに斜め45度に傾斜していて走りながらでもボトルの出し入れのしやすい構造となっています。また、専用の3Dボトル(600ml)が付属していて、これが手に吸い付くような抜群のフィット感で、走りながらでも快適に水分を摂ることが出来ます。
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④腰ポケット付きのランニングパンツを着用する
スマホを持って走る四つ目のオススメの方法は、腰ポケット付きランニングパンツを着用する方法です。
ランニングパンツには通常のサイドのスリットポケット以外に後の腰部分にジッパー付きポケットを備えたタイプもあります。スマホをポケットに入れるなら断然腰ポケットがオススメです。通常のサイドのポケットだと走るたびにスマホが揺れたり、動いたりするため、大きなストレスとなりますし、最悪の場合にはポケットから飛び出して破損したり、紛失したりする原因となります。一方、腰ポケットならサイドポケットとは違い、スマホを入れてもスマホの重みを感じたり、揺れを感じりすることもないため、快適にランニング出来ます。さらに、ジッパー付きならスマホの飛び出しの心配もありません。
腰ポケット付きパンツは「ミズノランニングマルチポケットパンツ」がオススメ
スマホを快適に持ち運べるアイテムとして腰ポケット付きパンツを選ぶなら、ミズノの大ヒット商品である「ランニングマルチポケットパンツ」がオススメ。
ミズノのランニングマルチポケットパンツは、腰回り360°が小物の収納スペースとなっているのが魅力です。360°ポケットは大小様々なサイズで7つに分割されているため、スマホや鍵、小銭、補給食などの小物をそれぞれ最適な場所に収納出来ます。さらに、ポケットにはストレッチ性に優れた素材を採用し、さらにタイトシルエットとなっているため、走りながらポケット内部の小物の揺れを感じることもなく、快適に走ることが出来ます。たっぷりと収納出来るパンツであるため、普段のランニングはもちろん、マラソン大会で着用するパンツとしてもオススメです。
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⑤スマホ以外にも荷物が多いならバックパックを活用する
スマホを持ち運びながらランニングする最後の五つ目のオススメの方法は、バックパックを活用する方法です。
バックパックは、アームバンドやウエストポーチ、ボトルポーチ、ポケット付きランニングパンツなどに比べて、さらにたくさんの荷物を収納出来るため、持ち運ぶ荷物が多い通勤ランや帰宅ラン、さらにはトレランなどにオススメです。バックパックなら、スマホや鍵、財布などの定番の小物に加えて、着替えや靴、タオルなどの大きめの荷物も携帯して走れます。ランニング用バックパックには様々な容量の商品がありますが、普段のランニングなら10L前後、通勤ランや帰宅ランなら20L前後がオススメです。
ランニング用バックパックは「アシックスランニングバックパック」がオススメ
スマホ以外にも荷物が多く、バックパックを選びたいという人には、アシックスの「ランニングバックパック」がオススメ。一番の特徴は、身体の前側にポケットを備え、走りながらでもエナジージェルやサプリメント、給水ボトルをスムーズに出し入れ出来る点です。立ち止まることなく走りながら糖質補給と水分補給が出来ます。また、メインコンパートメントも十分な収納スペースがあり、ジャケットやタオルなどを収納可能です。さらに、身体へのフィット感も高く、荷物を背負っても快適に走れるバックパックとなっています。
通勤ラン・帰宅ラン用バックパックは「サロモントレイルブレイザー20」がオススメ
通勤ランや帰宅ラン用に容量大きめのバックパックが欲しいなら、SALOMON(サロモン)の「TRAILBLAZER 20(トレイルブレイザー20)」がオススメ。このアイテムは、トレランバッグとして、さらに通勤ラン・帰宅ラン用バックパックとして非常に人気の高いアイテムです。身体へのフィット感が高くバッグが揺れたりすることなく快適に走れるのはもちろん、外側にも収納ポケットが多数と使い勝手抜群です。
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スマホを持ちたくないなら、ランニングウォッチを活用してみるのがオススメ
そもそも走る時にスマホを持ちたくない(家に置いていきたい)、アームバンドやウエストポーチ、ボトルポーチ、バックパックといった余計なものを身につけず身軽走りたいという人は、ランニングウォッチを購入してみるのがオススメです。
GPS機能を搭載したランニングウォッチであれば、スマホを携帯することなく走った距離と走ったペースを計測出来ます。さらに、音楽保存機能搭載機種なら、時計本体に音楽データを保存し、スマホなしに走りながら音楽を聴くことも可能です。おまけに電子マネー対応機種なら、スマホ同様にキャッシュレス決済も可能です。時計であれば長時間走る際でも身につけていて邪魔になることは全くないため、スマホの代わりとしては最高のアイテムです。
スマホ代わりにランニングウォッチを身につけるなら、Forerunner 265がオススメ
大きくて重たく邪魔なスマホを持ちたくないという人に、ランナー人気NO.1ブランドであるGarmin(ガーミン)の最新ランニングGPSウォッチである「Forerunner 265」がオススメです。Forerunner 265は、定番のGPSによる距離計測機能に加え、最大500曲保存出来る音楽プレーヤー機能に、Suica決済機能も搭載するのが大きな魅力の機種です。さらに、最新スマートウォッチでもお馴染みの高解像度のAMOLEDディスプレイを搭載し、画面が明るくて見やすいのも特徴です。また、タッチスクリーンにも対応し操作性も抜群。また、初めてのハーフマラソンやフルマラソン挑戦に役立つ様々なランニング・トレーニング機能が搭載されているので、初マラソン挑戦予定の人にもオススメです。
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アームバンドやウエストポーチなどのアイテムを活用し、スマホのストレスから解放されよう
普通に手持ちしたり、ウェアのポケットに入れたりして走ると大きくて重たく邪魔になってしまいがちなスマホですが、アームバンドやウエストポーチ、腰ポケット付きパンツ、バックパックなどのアイテムを活用することで快適に持ち運ぶことは可能です。それぞれのアイテムで収納力や使い勝手などに違いがあるため、是非自分好みのアイテムを見つけてランニング中もスマホを携帯し、スマホの便利機能を活用していきましょう。
また、走る際にスマホを持ちたくないという人には、ランニングウォッチを活用するという手もあります。ランニングウォッチなら、スマホ代わりにGPS機能や音楽再生機能、電子マネー機能を活用出来ます。少しでも身軽に走りたいなら、Garmin(ガーミン)のGPSウォッチを活用してみましょう。