ダイエットのためにエアロバイクを頑張っているのに、「全然痩せない」「体重が減らない」と悩んでいませんか。エアロバイクは脂肪燃焼に効く有酸素運動の一つであるため、じっくりと長時間取り組むことで確かなダイエット効果が期待出来ます。実際、多くの人がエアロバイクダイエットに成功しています。しかし、その一方でそれ以上に多くの人がエアロバイクダイエットに失敗しイマイチ痩せる効果を実感できていないのも事実。
実は、エアロバイクで痩せるのに失敗してしまっている人にはちゃんとした理由があります。それはエアロバイクのやり方で大きな間違いを一つ、或いはいくつかしているためです。この記事では、エアロバイクダイエットで痩せない原因となる、よくある間違いを7つ紹介しています。「頑張っているのに、どうして痩せないの?」と疑問に思っている人は是非参考にしてみてください。
目次
痩せない原因①運動強度が高い
エアロバイクダイエットを頑張っているのに痩せない一番の原因は、「運動強度が高い」ためです。ダイエットのために頑張るというのは凄く良いことなのですが、ペダルの負荷を重く設定し過ぎたり、回転数を上げかなりの速度を出してしまったりと、間違った形で頑張り過ぎてしまうと、思うように脂肪は燃えません。なぜなら、脂肪が燃えるには、脂肪が燃えるのに適した運動強度というものがあるため、それよりも高い運動強度になってしまうと、ダイエットというよりもトレーニングとしての意味合いが強くなってしまうためです。
特に、エアロバイクを漕いでから、「足(ふともも)が太くなった」という人は要注意。エアロバイクは低~中程度の運動強度で取り組んで初めて有酸素運動となります、高強度の運動強度で取り組んでしまうと無酸素運動となり筋トレとなってしまうために、足が細くなるどころか硬く大きな筋肉が付き逆に太くなってしまうのです。
改善策→運動強度は、最大心拍数(220-年齢)の60~70%を目安に!
ダイエット(脂肪燃焼)に適した運動強度でエアロバイクに取り組むなら、心拍計を利用し運動中の心拍数を管理するようにしましょう。その際、心拍数が最大心拍数(220-年齢)の60~70%の範囲内に収まっているとダイエットのための正しい運動強度でエアロバイクを漕げている証拠となります。
エアロバイクの場合、モニターに表示される回転数或いはペダルの負荷を気にする人が多いですが、それらよりも遥かに心拍数の方が重要。ダイエットのためにエアロバイクをするなら、随時心拍数をチェック出来る心拍計は欠かせません。
痩せない原因②ペダルを漕ぐ時間が短い
エアロバイクでのダイエットに失敗する大きな要因の二つ目は、ペダルを漕ぐ時間が短いこと。特に1回あたり10~20分程度しか漕いでいないという人は要注意。エアロバイクはそこまで消費カロリーの多い運動ではないために、1回あたりの運動時間が少ないと期待出来るダイエット効果はかなり小さくなってしまいます。
また、脂肪燃焼に良いとされる20分を目安にエアロバイクをやめる人も多いですが、それもダイエット効果が下がる大きな原因。脂肪燃焼に20分が良いとされるのは、20分ぐらいを境に運動エネルギーで糖よりも脂肪が多めに使われるようになるため。20分だと丁度これから脂肪がたくさん消費されるタイミングで運動を切り替えてしまう形となるため、あまりたくさんの脂肪燃焼は期待出来ません。
改善策→1回30分以上を目安に!
本気でエアロバイクダイエットをするなら、1回30分以上は継続的にペダルを漕ぎましょう。20分を過ぎた辺りから、体内に蓄えられている体脂肪がエネルギー源として多く使われるようになるため、20~30分の間にたくさん脂肪を燃やすことが出来ます。体力的に可能であれば、30分と言わず40分、そして50分と取り組みたいところ。
痩せない原因③1回1回の間隔が空き過ぎ
エアロバイクダイエットでは、1回1回の間に間隔が長く空いてしまうとダイエット効果が下がる原因となります。特に休みの日の土日だけ頑張っているという人は要注意。週末の土日の2日間だけだと、平日のまるまる5日間連続でダイエットを休む形となるため、いくら土日の2日間は頑張ったとしてもその効果は平日の期間に一気に下がってしまいます。有酸素運動でダイエットをするなら、出来るだけ運動の間隔は開けすぎないことが大切です。
改善策→1日置きで週3日を目安に!
エアロバイクダイエットをするなら、週〇日するという頻度以上に、出来るだけ運動をした日と次の運動をする日の間隔を狭くするようにすることが大切。理想はやはり1日置き。もちろん、毎日できるのであれば毎日した方が良いのですが、ダイエットの息抜きが無い毎日はさすがに無理があるので、1日置きで週3日の頻度で取り組むのがオススメ。
痩せない原因④ダイエット期間が短い
1週間、2週間、1カ月と短い期間でダイエット効果を求めてしまうと、エアロバイクダイエットを始めその他のダイエットでも必ず失敗してしまいます。食事制限ダイエットでは短い期間でダイエットに一時的に成功することはあっても必ずその後のリバウンドにつながり結果的には失敗に終わります。本当にダイエットに成功する人というのは、3カ月、或いは半年、さらには1年間と長い期間じっくりと取り組んだ人です。
改善策→期間は3カ月を目安に!
エアロバイクダイエットをするなら、最低でも期間は3カ月以上は設けるようにしましょう。とにかく最初の2週間や1カ月は短期的な結果は求めずに黙々とダイエットに取り組みましょう。そうすれば、きっと2カ月、3カ月で目に見える効果を実感出来るようになるはずです。また、3カ月も継続出来ればきっと運動する習慣も身に付いているはずなので、ダイエットに成功した後もその痩せた後の体型を長く維持出来るはずです。
痩せない原因⑤摂取カロリーが増えた
エアロバイクダイエットを頑張っているのに、痩せるどころか体重が増えてしまったという人は摂取カロリーが増えたことが原因の可能性があります。運動をするとその後の食欲が増えることがあります。また、運動を頑張っているためについつい油断して普段よりも多くのごはんを食べてしまいがちです。時には運動のご褒美としてデザートを食べることもあるでしょう。そういったことの積み重ねでエアロバイクダイエットを始める前よりも1日のトータル摂取カロリーが増えてしまい、エアロバイクで消費したカロリーが全て無駄となっているのかもしれません。
改善策→ダイエット前と同じ摂取カロリーに!
ダイエットは、1日の消費カロリーよりも摂取カロリーが上回らないようにすることが大切。そのため、ダイエット向けの食事管理アプリなどを使用して毎日3食(間食含む)の食事の記録を付け総摂取カロリーを把握し、食べ過ぎを防ぐようにしましょう。
痩せない原因⑥食後にエアロバイクをしている
ダイエットのためにエアロバイクをするなら、食後にするというのは間違い。もちろん、食後の運動は血糖値の上昇を抑える、食事で摂取した糖が脂肪に代わるのを防止するといったたくさんのメリットがあるため、健康面を考えて食後に運動をするようにするというのは間違いではありません。ただし、現状の体重を減らす、痩せるという点では間違い。なぜなら、食後では、エネルギー源である糖がたくさん体内にある状態での運動となるために、糖が不足したタイミングで使われるようになる体脂肪がほとんど使われないためです。つまり、食後の運動は太るのを防止する効果はあっても、現状から痩せるという効果はあまり望めないのです。
改善策→食事の前にエアロバイク!
ダイエットのためにエアロバイクを頑張って漕ぐなら、食事の前のタイミングを選ぶようにしましょう。食事の前であれば体内に糖が少ない状態であるため、食後よりも早い段階で体脂肪もエネルギー源として多く使われるようになります。つまり、食後よりも食事前の方が体が痩せやすい状態で運動が出来るということ。そのため、ダイエット目的なら食後ではなく食事前がベスト。
痩せない原因⑦サドルの位置が低く姿勢が悪い
エアロバイクで痩せるためには、意外とサドルの位置も重要。注意するべきは、サドルの位置を不必要に低くしないこと。特に脚痩せ効果を期待する女性の場合は尚更サドルの位置を低くし過ぎないように注意する必要があります。その理由は、サドルの位置が低すぎると、ペダルを漕ぐ動作で前ももである大腿四頭筋ばかりを使う形となり、足が太くなってしまうため。おまけに背中が丸まり姿勢が悪くなることも、結果的にダイエットの効果が下がる原因となります。
改善策→サドルの高さを高く!
エアロバイクダイエットでしっかり痩せたい、脚痩せもしたいなら、サドルの高さは高く設定しましょう。理想のサドルの高さの位置は、マシンの横にたっと時に丁度腰骨に位置にサドルの高さが合うところ。さらに、サドルに乗り一番下の位置にあるペダルに足を乗せた状態で膝が少しだけ曲がる程度が理想。その適正な高さに調整しペダルを漕ぐことでお尻の筋肉ともも裏の筋肉も効果的に使うことが出来、ヒップアップや足の引き締め効果も期待出来るようになります。さらに、適正な位置に座ることで背筋も伸び姿勢も良くなるはずです。
エアロバイクダイエットのやり方を見直して再チャレンジしてみよう!
エアロバイクダイエットを頑張ってみてはいるけどイマイチうまくいっていないという場合は上記で紹介したよくありがちな間違いが自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。エアロバイクはダイエットに有効な有酸素運動であるものの、その取り組み方が間違っているとなかなか思うように体重は減っていきません。もし、一つでも自分のやり方に間違いがあったらそこをもう一度見直してみて再度エアロバイクダイエットに挑戦してみましょう。やり方さえ間違っていなければ今度はきっとうまくいくはずです。