ランニングは腹筋を割るのに効果的な運動です。腹筋を鍛えるためには筋トレも大切です。ただ、ランニングも腹筋を鍛えるのに効果的。その理由と、腹筋を鍛えるための正しい走り方について紹介させていただきます。
目次
腹筋を割るために大切なことは2つ
その1、お腹の皮下脂肪を落とすこと
腹筋を割るためには”皮下脂肪を落とすこと”が大切です。一般的に言われる腹筋である「腹直筋」は、構造上6つに割れています。特別に腹筋を鍛えることをしなくても、もともと6つに割れているのです。しかし、お腹の皮下脂肪によって、その割れている腹筋が見えないことで、「腹筋が割れていない」という状態になってしまうのです。
そのため、腹筋を効果的に割るためには、お腹の皮下脂肪を落とすことが大切です。もともと割れている腹筋の上に覆いかぶさっている皮下脂肪を落とすことで、その下にある”割れている腹筋”が見えるようになります。
その2、腹筋の筋肉量を増やす
腹筋はもともと割れているので、皮下脂肪を落とすことで、外見上割れている腹筋を作ることが出来ます。それともう一つ腹筋を割る方法があります。それは、腹筋の筋肉量を増やすことです。つまり、一般的な腹筋を鍛えるトレーニングを行うことで、腹筋の筋肉を大きくしようというものです。
腹筋はもともと割れていますが、腹筋の筋肉を大きくすることで、腹筋の凹凸が大きくなり、よりはっきりと綺麗な腹筋を作ることが出来ます。皮下脂肪で隠れている場合でも、腹筋の筋肉が大きく凹凸が大きければ、それだけ外見上割れている腹筋を作りやすくなるのです。
ランニングで腹筋を割ることが出来る2つの理由
理由1、脂肪燃焼効果によって皮下脂肪を落とすことが出来る
皮下脂肪を落とすためには脂肪燃焼効果の高い有酸素運動がおすすめです。有酸素運動は、体の中にたくさんの酸素を取り入れ、脂肪をエネルギーとして燃焼させる運動です。そのため、脂肪燃焼のためには有酸素運動が効果的です。
ランニングは有酸素運動の代表的な運動。ランニングによって皮下脂肪を効率よく燃焼させることが出来れば、腹筋の上を覆っている邪魔な皮下脂肪も落とすことが出来ます。腹筋はもともと割れているので、お腹の皮下脂肪を落とすことで、お腹の腹筋を見た目で分かるように割ることが出来ます。
▼ランニングの脂肪燃焼効果について詳しく見てみる
理由2、走ることで腹筋自体を鍛えることが出来る
腹筋を鍛えるためには、仰向けに寝てひざを曲げた状態から上体を起こす一般的な腹筋トレーニングが必要です。このトレーニングによって腹筋を鍛え、腹筋の筋肉を大きくすることが出来ます。また、このトレーニングによる効果よりは弱いものの、ランニングでも腹筋自体を鍛える効果もあります。
ランニングをした翌日の腹筋の筋肉痛は多くの人が一度は経験したことがあると思います。それは、まさにランニングによって腹筋を使っているということです。ランニングでは、体幹である腹筋が大切になってきます。ランニング中の呼吸でも腹筋を使うので、ランニングすることでも、自然と腹筋を鍛えることが出来るというわけです。
ランニングで腹筋を割るための効果的な走り方
ポイント1、20~30分を目安に走ろう
ランニングで腹筋が割れる大きな理由は、脂肪燃焼による効果です。脂肪燃焼によって、もともと割れている腹筋が、見えるようになることで、腹筋が割れます。そのため、ランニングで腹筋を割るなら、しっかり脂肪燃焼が期待出来るだけの時間は走る必要があります。
ランニングが期待出来るのは、20~30分程。ランニング後も脂肪の燃焼は始まりますが、脂肪燃焼が本格化するのは、20分後ぐらいです。そのため、20~30分程を目安に走るようにしましょう。
ポイント2、腹式呼吸を意識して走る
ランニング中に効果的に腹筋を鍛えるためには、腹式呼吸を意識することが大切です。胸や肩の筋肉を使って呼吸する胸式呼吸よりも、お腹の筋肉を使って呼吸する腹式呼吸の方が効果的に腹筋を鍛えることが出来ます。
また、腹式呼吸は酸素を多く取り込むことが出来るので、脂肪燃焼にも効果的です。ランニング中にしっかり腹式呼吸が出来ているかどうか確認するために、たまにお腹に手を当ててみると良いです。息を吸った時にお腹が大きく膨らんでいたら、しっかり腹式呼吸が出来ています。
ポイント3、背筋を伸ばし腰高のフォームで走ること
走る時は背筋や腹筋に力を入れるようにして背筋を伸ばしましょう。猫背になっていると効果的に腹筋を鍛えることが出来ません。ランニングの効果も下がってしまいます。
また、効果的に腹筋を使うためにも腰高で体幹を意識したフォームで走るようにしましょう。しっかり骨盤に上半身を乗せるようなイメージで走ってください。