【ランナーインタビューvol.5】初めてのホノルルマラソンをなんとか完走

更新日: 著者:RUNNAL編集部

「ランナーインタビューvol.5」は昨年ホノルルマラソンに挑戦した山本宝さんです。ホノルルマラソンを走ろうと思ったきっかけや、走ってみての感想など、たくさんのお話を聞かせてもらってきました。

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今回紹介するランナー”山本宝”さんのプロフィール

今回紹介するのは、コワーキングカフェROUGH LABO(ラフラボ)の代表であり、女性社長である山本宝さん。大学卒業後、人材紹介会社でキャリアコンサルタントの仕事を経て、2016年に、忙しく働く社会人のために「癒しの場」を提供するROUGH LABOを立ち上げる。2017年11月には、現在の扇町に続く、新しいスタイルのROUGH LABOを肥後橋にオープン予定。日経産業新聞や日刊ケイザイなど数々のメディアから取材される、今注目の女性起業家です。

ROUGH LABOホームページ

ランナーインタビューvol.5 山本宝さん

山本宝さんについて

ー休みの日は何をしていますか?

山本:最近は映画を見てます。知り合いに教えてもらった「SUITS/スーツ」という海外のドラマが、めっちゃ面白いです(笑)。あとは普通に友達と遊んでいます。

ー山本さんの友達は山本さんと同じように起業してる方や、チャレンジ精神多い方が多いんですか?

山本:そういう方は全然いなくて、どっちかっていうと専業主婦になるタイプの友達ばっかりです。私も実はそのタイプで、結婚したら専業主婦になりたいなって感じで育ってきたし、友達も同じような子が多いので。だから、なんでこうなったんでしょう(笑)。

ー意外ですね!社会人になってから価値観が変わったということですか?

山本:そうですね。毎年海外に行くようになって価値観が変わりました。日本のスタイルが合わんかったら、海外に行ったら良いのかぐらいの発想に変わりました。

ー日本のスタイルで自分には合わないと感じるところがあったのですか?

山本:朝9時に出勤して定時が18時で残業したら23時、平日は仕事で土日が休みとか、そういったルールが必要なのはわかってるんですけど、私には合わないなって。このまま人生毎日平日の5日間こんな感じでしばられちゃうのか~みたいな。もっと自由にしたいなって思いました。

ーそういった思いを持ったことが現在のROUGH LABO(ラフラボ)をやろうと思ったきっかけの一つになったのですか?

山本:そうですね。そう思った時に、色んな生き方をしている人を見に行こうと思って交流会に行ってみたら、面白い人達がいっぱいいたんですよ。私がいいなって思う人達はみんな経営者だったんですね。自分で道を作って行ったりとか、自分のやりたいことをやってたりとか、しんどいと言いながらも仕事を楽しんでいるというか、そういう素敵な人達に出会って「私は経営者みたいな生き方をしたいんかな」って。男女含めてそういう素敵な人達に囲まれて生きたら幸せやろうなって、「じゃあこういう人達が集まるカフェを作ったら良いんじゃないか」って思ったんです。

ホノルルマラソンについて

ーホノルルマラソンを走ろうと思ったきっかけを教えてください

山本:ラフラボを作るお金を貯めるために、営業の仕事をしてた会社があるんですよ。そこでは完全歩合で働いてたんですけど、私の手取りが100万円いったら「ご褒美は何が良い?」って女性社長さんに言われて、「海外行きたいですね」って言ったら「海外か~。じゃあご褒美はホノルルマラソンにしよう」って言われて(笑)。それで、私も目標の100万を達成出来て、会社からホノルルマラソンをプレゼントしてもらいました。ご褒美なのかどうか分からないですけど(笑)。

ーそうだったんですね(笑)。ホノルルマラソンを走る前は何かランニングはしてたんですか?

山本:全くしてなかったです。学生の頃は、一応卓球部だったんですよ。そこで毎日ランニングとかはしてましたけど。意外と準備運動とか、ランニングとかには厳しい部活だったので。

ー卓球部も意外と走ったりするんですね。

山本:そうです。学校の周り10周とか。学生の頃は体育会系だったので、そういう意味では基礎体力はあったのかもしれないです。

厳しそうな卓球部ですけど、強かったんですか?

山本:中学校の頃なんですけど、神戸市では一位でした。兵庫では二位になって全国大会にも出場して、公立の中学校で全国大会に行ったのは初めてだったんですよ。なので、卓球が強いってことで有名な中学校でした。

公立で全国まで行くのは凄いですね。

山本:そうなんですよ。私立と違って、卓球の指導をしてくれるコーチとかが特別いないから、地元の人達に教えてもらったりとか、学校の部活終わりに全員でクラブスクールに通ったりしてました。

熱心に活動されてたんですね。ちなみに、持久走とかは得意でしたか?

山本:興味がなかったので、あんまり記憶に残ってないです(笑)。ただ、走るのは早かったです。50mは7秒台でした。

7秒台は早いですね。卓球部時代に結構ランニングもされて、50mも早かったということで、ホノルルマラソンに向けても体力にはある程度自信があった感じですか?

山本:基礎的な体力は多少はあったのかもしれないですけど、ホノルルマラソンは42.195kmじゃないですか。正直、いきなりは無理だなって思いました。だから、まずは2kmを練習して、その後5kmを練習して、それからハワイに行こうっていう形になって。

ー初めての2kmや5kmの練習はどうでした?

山本:2kmの練習をしようと思って2kmマラソンに申込して走りに行ったんですよ。そしたら、もう2kmでバテててしまって倒れてしまって。そのまま救護室に運ばれて、息も出来なくなって(笑)。でも、そのあとの5kmの練習では、なんともなく走れて「あ、行けるか」みたいな。で、本番でした。

ー最長距離は5kmですが、本番はいかがでしたか?

山本:たぶん3km、4km地点まではずっと走り続けてたんですよ。でも、そこからは止まったり、歩いたり、止まったり、歩いたり、早歩きしたりみたいな感じでした。たしか29km地点ぐらいで「もう限界にきた・・・」と思って。一旦心が折れてしまって。でも、そこで写真を撮ったら、逆に「よし頑張ろう」ってなって(笑)。そこからはもう泣きそうになりながら走りました。「お父さ~ん、お母さ~ん」って感じで(笑)。

タイムはどのぐらいでした?

山本:たしか6時間57分ぐらいとかです。

歩いたりしながらでは十分早いですね。

山本:そうですね。なんか気持ち走ってました(笑)。

ゴールの瞬間はどうでした?

山本:もう感動です!

ー走り終わって、疲労とか筋肉痛はなかったですか?

山本:走り終わって、宿泊してるホテルに一旦休憩しようと思って帰ったんですけど、疲れ切ってベッドの上にのぼれなかったです(笑)。

ーホノルルマラソンを走り切ってみて、走ってよかったところや良いところを3つあげるとしたらどんなことがありますか?

山本:一番は、途中で辞めないっていう根性がついたことです。途中なんども、もうやめて歩きたいとか帰りたいとか思うんですよ。でも、そこを耐えて最後まで行こうみたいな。もう一つは、外国人が多いので、テンションが上がります。目の前に足元が綺麗で金髪の女の人がいて、その人の背中をずっと追っかけて走ってたんですよ(笑)。海外なので景色も綺麗だし、人も外国人だから、非日常的でウキウキした気分になれるのが楽しいです。最後の一つは、走り終わった後は、ホノルルでのんびり過ごせるってことです。

最後に、これから初めてホノルルマラソンを走ろうと思う人に何かアドバイスがあれば教えてください

山本:せめて2回は走るのを練習して、怪我するのを経験しとくというか、脚が攣るというのを知っておいた方が良いと思います。本番のスタートすぐにいきなり足が攣ってしまったら、もう地獄なんで。最後まで怪我しないように走るのが、ホノルルマラソンを楽しむ一番のコツやと思います。そのために柔軟をしたり、準備運動をしたりして欲しいなって思います。ちゃんと自己管理をしておけば誰でも走り切って、楽しむことが出来るので。あとは、モチベーションが上がるので可愛い恰好をするのもおすすめです(笑)。

この度はお忙しい中、インタビューに御協力頂き有難うございました。

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