中学校や高校の陸上部の生徒、世界陸上やオリンピックの陸上選手たちが着用する試合用ユニフォームには、いくつかの種類があります。定番のランパンスタイルからスパッツスタイル、セパレートスタイルとあり、それぞれの選手が自分の種目や好みに合ったユニフォームを着用しています。
この記事では陸上ユニフォームの種類別の特徴やユニフォームの規定、インナー事情とともに、おすすめの陸上ユニフォームをメンズ・レディースともに紹介させていただきます。是非参考にしてみてください。
目次
陸上ユニフォームの種類別の特徴
男子①定番スタイル
陸上男子の基本となるユニフォームは、ランニングシャツとランニングパンツの組み合わせ。タンクトップ型のランシャツに丈の短いランパンという服装が定番。中学校から高校まで、陸上部に入部するとこのユニフォームを最初に着用することになります。
動きやすい服装で、短距離種目から長距離種目、そして跳躍種目と投擲種目まで全ての種目に対応。特に中長距離選手はほとんどの選手がこの定番のスタイルです。また、駅伝やマラソンもこの服装の選手が多いです。
男子②スパッツスタイル
100mや200mを走る短距離選手に人気のユニフォームが、ボトムスはスパッツを着用するスタイル。ランパンのようにパンツの裾が肌に何度も当たるといったことがなく、風の抵抗も最小限に届けることが出来るので、コンマ一秒を争う短距離種目の選手に人気。特に世界陸上やオリンピックに出るような選手は、多くの選手がスパッツスタイル。
女子①定番スタイル
陸上女子の基本となるユニフォームは、男子同様にノースリーブのランニングシャツと丈の短いランニングパンツというスタイル。中学校や高校を始め、大学生や社会人と中長距離を走る選手はほとんどがこの服装。また、陸上部の基本となるユニフォームなので、短距離選手もこの服装で走る人が多いです。
女子②セパレートスタイル
少しでもタイムを縮めるために、ユニフォームの軽量化を図ったのがセパレートタイプのユニフォーム。陸上女子の短距離選手では、おへそが見えるビキニタイプのユニフォームが人気。ウェアが軽量で、身体にピタッとフィットしている形なので、極限まで空気の抵抗を抑え、走ることに専念できる服装です。
世界陸上やオリンピックに出場する短距離種目や跳躍種目の選手はほとんどがこのスタイル。高校生や大学生でも強いチームほど、このセパレートタイプのユニフォームのところが多いです。
陸上ユニフォームに規定はある?
陸上競技大会で着用するユニフォームは何でも大丈夫という訳ではありません。陸上の大会で着用出来るユニフォームには規定(ルール)があり、その規定は日本陸上競技連盟の「競技規則(第143)」によって定められています。競技規則の内容を要約すると、大会で着用するユニフォームは「清潔で他社へ不快感を与えないデザイン」「濡れても透けないもの」「審判の判定を妨げないもの」という3つの項目をクリアしている必要があります。また、4K(4x100mR)やマイルリレー(4x400mR)のようなリレー競技では同一チームは同一ユニフォームを着用するという決まりもあります。
陸上ユニフォームのインナーはどうする?
陸上パンツはもともとサポートインナーが付いているので、別途インナーアイテムを用意する必要はありません。ランパンは下着の上から履いても良いし、そのまま直に履いても良いです。夏場のような暑い時期は直に履く人も多くなります。もちろん、インナーが付いているので、そのまま直に履いても安心です。
また、「ランパンは短くて恥ずかしい」と感じる人も多いでしょう。特に陸上部のユニフォームに慣れていない初心者にとっては、丈の非常に短いランパンは抵抗感があるはず。そんな場合はショートスパッツをランパンの下に履くのがおすすめ。ハーフスパッツだと丈が長すぎるので、ランパンとハーフスパッツという組み合わせは見た目がダサい。でもショートスパッツなら見た目も良くランパンの恥ずかしさも消せるので、おすすめです。それ以外にも、学校でスパッツタイプのユニフォームがあるなら、ランパンではなくスパッツを履くのも良いでしょう。
陸上ユニフォームのおすすめ10選
メンズ
ミズノ レーシングシャツ
ミズノの試合用ユニフォームのトップス。シンプルなデザインで、試合用としてはもちろん練習用としても使いたい一枚。チーム名を入れてチームユニフォームとしても使うことが出来ます。着心地が良く、速乾性にも優れているので、春夏のトラックシーズンに最適です。
アシックス ランニングシャツ
アシックスのカッコいい試合用シャツ。サイドにアクセントとなるデザインを入れているので、カッコよく着ることが出来ます。腕が動かしやすく、短距離から長距離種目はもちろん、跳躍や投擲種目にも最適。速乾性に優れており、試合で着用するのはもちろん、練習用としても着用したいアイテムです。
ミズノ レーシングパンツ
ミズノのベーシックな試合用ランニングパンツ。試合用ユニフォームとして使いやすいシンプルなデザインで、チームユニフォームとしてもおすすめ。丈感は短く、脚を動かしやすいので、短距離から長距離種目まで最適。もちろん、駅伝やマラソン用途としてもおすすめです。
アシックス ラン二ングパンツ
アシックスのシンプルなランニングパンツ。試合用としてはもちろん、練習用としても重宝するパンツです。
アシックス ミドルタイツ
アシックスのランニングスパッツ。短距離選手にはランパンよりもスパッツが人気があるので、試合用スパッツとしておすすめ。また、中長距離選手も練習ではスパッツを履く選手も増えてきているので、トレーニング用としてもおすすめです。デザインはシンプルなものになっているので、試合から練習まで重宝します。
レディース
アシックス ランニングシャツ
陸上競技大会の試合用ユニフォームとしておすすめしたい、アシックスのランニングシャツ。シンプルなデザインの中にポイントとしてサイドにデザインあり。着心地が良く、腕も動かしやすい。吸汗速乾性も優れているので、最高の一枚。
アシックス ランニングパンツ
陸上競技用ユニフォームの定番のランパン。走りやすい丈が短いランニングパンツで、陸上競技の試合用に最適。
デサント ワンポイントショートパンツ
短距離選手や跳躍選手ならそのまま一枚で履いて様になるショートスパッツ。ランニングシャツやブラトップと合わせて着ても良いし、ランパンの下のインナーアイテムとして着用しても良いアイテム。使い勝手は抜群。試合用から練習用までいろいろな使い道があるので、一枚持っておくと便利です。
デサント ブラトップ
陸上短距離種目や跳躍種目の選手に人気のセパレートタイプのユニフォームのトップス。運動中のバストの揺れを抑え、空気抵抗も最小限にとどめることが出来るので、走ることに集中出来る。コンマ一秒を争うようなトップ選手におすすめのトップスです。
デサント ワンポイントショーツ
セパレートユニフォームのボトムス。いわゆるブルマ(ビキニ)と言われるタイプのランニングパンツで、ブラトップと合わせて着用したい。足周りに邪魔になる生地が無いので、脚を動かしやすい。
自分に合ったユニフォームで一番を目指そう!
陸上競技用のユニフォームはランパンスタイル、スパッツスタイル、セパレートスタイルと種類があります。それぞれ見た目や機能性、着用感に違いがあるので、自分に合ったものを選ぶことが大切。中学校や高校、大学のユニフォームでも、普通のランパンかスパッツかセパレートか選べる学校も多いので、練習や試合でいくつか試してみて一番自分にしっくりくるものを選ぶと良いでしょう。自分に一番合ったユニフォームを見つけて、大会で一番を目指して頑張りましょう。