足を怪我から守るためにクッション性重視でランニングシューズを選ぶなら、HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)がオススメ。HOKA(ホカ)のランニングシューズはどのモデルも分厚いミッドソールを採用する厚底シューズで、衝撃吸収性能に優れているのが特徴です。
今回の記事では、2022年最新モデルや定番の人気モデルを含め、ホカオネオネのおすすめランニングシューズを紹介しています。ホカオネオネの初心者向けのクッション性や安定性に優れたモデルから、上級者向けのカーボンプレート搭載高反発レーシングモデルまで紹介しています。さらに、一目で走力レベルに見合ったシューズの判別が出来るように、ホカオネオネランニングシューズチャートも紹介しています。
ホカのランニングシューズが気になっている方は是非参考にしてみてください。
目次
ホカオネオネとは
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)とは、2009年にフランス南東部の小さな町“アヌシー(Annecy)”で誕生したランニングシューズブランドです。山を走るためのトレイルランニングシューズやマラソンを走るためのロード用ランニングシューズはもちろん、ハイキング用やウォーキング用、さらにはライフスタイル用カジュアルスニーカーも扱っているブランドです。ちなみにHOKA ONE ONEという印象的なブランド名は、トレイルランニング愛好家でもある創業者が、ニュージーランドの山頂で地元の先住民族であるマオリ族に声を掛けられた際の“HOKA ONE ONE(英語に訳すとTime to Fly(さぁ、飛ぼう))”という言葉が由来となっています。
HOKA ONE ONEは2009年に誕生した新鋭ブランドですが、"ランナーの脚への負担を少なくする”という創業者の強い想いの下、足を守るためのクッション性や安定性に優れているのが特徴。特にボリュームたっぷりの分厚いミッドソールを採用した超厚底仕様のいかにも足に優しそうな見た目が印象的で、フルマラソンや100kmウルトラマラソン、トレイルランニングレースなどに挑戦するランナーに大人気です。また、最近は厚底スニーカーブームということもあり、芸能人やインフルエンサーも含め、普段履き用のファッションスニーカーブランドとしてもHOKAの人気が高まっています。
ホカオネオネランニングシューズの特徴
クッション性抜群の分厚いミッドソール
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のランニングシューズの最大の特徴は、インパクトが強烈なボリュームたっぷりのミッドソールを採用した超厚底仕様です。厚底ランニングシューズと言えば、マラソンや駅伝業界を席巻しているナイキのヴェイパーフライシリーズやアルファフライシリーズが有名ですが、ナイキの初代厚底シューズであるヴェイパーフライ4%が登場する2017年よりも8年も早い2009年に厚底ランニングシューズを世に送り出したのがHOKAです。いわば、HOKAは厚底ランニングシューズのパイオニア的存在です。
HOKAのランニングシューズは全て厚底です。分厚いミッドソールが高い衝撃吸収性能を発揮するためクッション性に優れており、フルマラソンや100kmウルトラマラソンなどの長距離を走るランナーの足を守ってくれます。さらに、HOKAの厚底シューズは地面との接地面が広く、さらに適度な硬さも備えるため、他社の厚底シューズよりも安定性に優れるという特徴もあります。おまけに、見た目とは裏腹に軽量性にも優れているため、ブランド名の由来となった“Time to Fly(さぁ、飛ぼう)”という言葉にもあるように、軽やかで柔らかい履き心地で飛ぶような走りを体験出来ます。
初心者も長距離を楽に走れるロッカー構造採用
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)は全てのランニングシューズにロッカー構造(メタロッカーテクノロジー)を搭載しているのも魅力です。ロッカー構造とは、ゆらゆらと揺れるロッキングチェアやゆりかごの足のようにランニングシューズのソール面がつま先からかかとにかけてカーブを描くように曲線状になっているものです。
ロッカー構造採用ランニングシューズ最大のメリットが、着地から蹴り出しまで体重移動がスムーズに出来ることです。通常のランニングシューズの場合は着地した瞬間にブレーキがかかるような感覚がありますが、ロッカー構造シューズだと着地した瞬間からシューズが車輪のように転がるような形となるため、初心者も体重移動をスムーズに出来、そして自然と足が前に出るような感覚を体験出来ます。そのため、HOKAのランニングシューズは、ハーフマラソンやフルマラソン、100kmウルトラマラソンといった初めてマラソン大会へ参加するという人にもオススメ。
100kmウルトラマラソン用シューズとしても大人気
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のランニングシューズは、100kmウルトラマラソンに挑戦する人にも人気。実際、ウルトラマラソンではアシックスやナイキ、アディダスなどと並びHOKAが人気メーカーとなっており、多くのランナーがHOKAのシューズを着用しています。さらに、上位選手になればなるほどHOKAの着用率が高まるため、いかにHOKAのシューズが長距離レースにおいて優れているシューズかが分かります。
まず、HOKAのランニングシューズは、クッション性に優れる分厚いミッドソールを採用しているたため、100kmを走る大会でも安心。さらに、厚底シューズの中で安定性に優れている特徴もあり、さらには分厚いミッドソールなのに軽量性にも優れているということでウルトラマラソン用シューズとして最適です。また、全シューズにロッカー構造が採用されていて、離地の際に地面を蹴る必要がなく、自然と前へ進めるため、筋力を消耗を最小限に長距離を走れるというメリットもあります。そういった優れた機能性を誇るため、HOKAがウルトラマラソン用シューズとして高い人気を誇っているのです。
ホカオネオネランニングシューズチャート2022
上記は、RUNNAL独自に作成したホカオネオネランニングシューズチャート2022です。一目でどのランニングシューズがどの走力レベルに合ったシューズなのか分かるように、フルマラソン完走レベルからサブ5(5時間切り)、サブ4(4時間切り)、サブ3.5(3時間切り)、サブ3(3時間切り)、サブ2.5(2時間30分切り)別にチャートをまとめています。初めてホカオネオネのランニングシューズを選ぶという人は、初心者から中上級者を含め、上記のホカオネオネランニングシューズの走力レベルチャートを参考に自分に合ったランニングシューズを探してみるのがオススメです。
【初心者用】ホカオネオネランニングシューズのおすすめ
クリフトン8
初めてHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のランニングシューズを選ぶという人には、HOKAの人気NO.1ランニングシューズである「クリフトン8(CLIFTON 8)」がオススメ。
ホカオネオネのクリフトン8は、ホカのエントリーモデルであり、クッション性と反発性、軽量性のバランスの取れたモデルです。分厚いミッドソールによる優れたクッション性を体感出来ると同時に、適度な反発による推進力も得られるため、初めての長距離走用シューズとして、初めてのフルマラソン完走〜サブ5(5時間切り)を目指す人のマラソンシューズとしてオススメです。そして、見た目から想像出来ない250gと軽く、通気性の良いエンジニアードメッシュアッパーを採用していることもあり、軽やかで快適な履き心地です。
クリフトンはホカを代表するモデルであり、世界でも数々の賞を受賞し世界的にロングセラー商品となっているため、初めてホカのシューズを選ぶならクリフトン8で間違いありません。
ボンダイ8
長距離を走っても足が痛くならないような最強のクッション性を求める初心者には、「ボンダイ8(BONDI 8)」がオススメ。
ボンダイ8は、全てのラインナップが分厚いミッドソールを採用しクッション性に優れるHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)の中でも、最大ボリュームのミッドソールを備えて最上級のクッション性を誇る超厚底ランニングシューズです。とにかくクッション性を重要視したモデルであるため、足を痛めやすい人や初めてマラソンに挑戦するという初心者にオススメ。初めてのハーフマラソンやフルマラソンを最後まで足を痛めることなく無事に走りきたいというと願う初心者ランナーには間違いなく最高の相棒となるはずです。
また、HOKAのメタロッカーテクノロジー(ロッカー構造)もしっかりと採用しているため、エネルギーロスを最小限に走れるというのも魅力。抜群のクッション性と走りさすさを含め、長距離初心者にぴったりのシューズです。
【中級者用】ホカオネオネランニングシューズのおすすめ
リンコン3
クッション性に優れ、さらに軽量性にも優れたランニングシューズが欲しいという初級者〜中級者には「リンコン3(RINCON 3)」がオススメ。
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のリンコン3は、分厚いミッドソールを採用しながらも218gと驚異的な軽さを誇る超軽量厚底ランニングシューズ。HOKAらしい高い衝撃吸収性を備えながらも、軽やかでスピードも出しやすいシューズであるため、脱初心者を目指す人や中級者レベルの人、スピード練習用に軽量シューズが欲しい人、フルマラソンでサブ4.5〜4あたりを目指す人にオススメ。また、普段の練習のロング走では出来るだけクッション性の良いシューズを履きたいという中上級者のトレーニングシューズとしてもオススメ。
マッハ5
フルマラソンで4時間切り(サブ4)を目指す人には、「マッハ5(MACH 5)」がオススメ。
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のマッハ5は、足を守るためのクッション性とスピードを出すための反発性両方を兼ね備えたモデル。ミッドソールに、ヒール部分にクッション性と程よい弾力性のある厚みある構造を、前足部には推進力を生むための適度な硬さを備えた構造をと、2構造ミッドソール「PROFLY+」を採用することで、着地の際に衝撃を緩和するクッション性と蹴り出しの際に優れた推進力を得られる反発性を両立させています。そのため、ランニング中級者レベル、特にフルマラソンでサブ4を狙うランナーにオススメ。
また、マッハ5は足の形状にフィットするガセットタンを採用し、通気性や快適性に優れるエンジニアードメッシュアッパーを採用しているため、足へのフィット感や快適性にも優れています。
カーボンX3
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のカーボンプレート搭載厚底ランニングシューズを体験したい、本気でサブ3.5を目指したいという中級者〜上級者レベルの人には「カーボンX3(CARBON X 3)」がオススメ。
ホカのカーボンX3は、クッション性と反発性を兼ね備える2層構造ミッドソールに、優れた推進力を生み出してくれるカーボンプレートを挟み込んだカーボンプレート搭載シューズ(HOKAのPROFLY Xテクノロジー採用シューズ)。ホカ特有のクッションを感じながらも、カーボンプレートがしなることで得られる高い反発力を前へと進む推進力へと変えることが出来るため、楽にスピードを出せるシューズとなっています。さらに、そこにロッカー構造であるHOKAのメタロッカーテクノロジーも組み合わさり、着地すれば自然と足が前へと進む走りを体感出来、サブ3.5を目指すランナーを強力にアシストしてくれます。
また、デザイン面では左右非対称のアシンメトリーのカラーリングを採用し、個性的でカッコいいシューズとなっています。さらに、シュータン一体型デザインで足へのフィット感も抜群に良いのも魅力です。
【上級者用】ホカオネオネランニングシューズのおすすめ
ロケットX
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)の一番速く走れるレーシングシューズが欲しいという上級者や、フルマラソンで夢のサブ3(3時間切り)を目指す人には、「ロケットX(ROCKET X)」がオススメ。
ロケットXはHOKA史上最軽量ミッドソールを採用し、そこに高い反発力を生むカーボンプレートを挟み込んでいるのが特徴。シューズの重量もHOKA史上最軽量となる210g。圧倒的に軽く、カーボンプレートによる優れた反発力も得られるため、スピードを出しやすいシューズとなっています。さらに、HOKAらしく厚底で適度にクッション性も備えているため、レース後半でも足がバテにくく、夢のサブ3達成を強力にアシストしてくれます。
また、上級者向けのカーボンプレート搭載厚底シューズとしては、他社に比べて地面との接地面積が広く安定性に優れているという特徴もあります。そのため、他社の厚底シューズよりも走りこなしやすいのもロケットXの魅力です。
HOKA ONE ONEの厚底ランニングシューズのクッション性の良さを体感してみよう
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のランニングシューズは全てのモデルがボリュームたっぷりの分厚いミッドソールを採用した厚底シューズです。そのため、どの走力レベル向けのランニングシューズも他社製と比べて衝撃吸収性に優れ、足を痛めにくいのが魅力です。
ランニングシューズには、クッション性や安定性、反発性、軽量性、フィット性など様々な機能がありますが、特に足を守るためのクッション性を大事にしたいという人にことHOKAのランニングシューズがオススメ。是非、ホカの抜群のクッション性を体感してみましょう。